PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第221号)

第221号  PARTNERキャリア相談員のつぶやき(その1)

【相談員A(以下A)】最近、大学生からの相談が増えているような気がするけど?
【相談員B(以下B)】そうですね。時期的に2012年の就職活動が本格化し始めているので、その影響ですね。PARTNERのメインの対象は大学院生以上だけど、これから国際協力の業界に興味がある大学生がキャリア相談を利用しているみたいですね。
【A】大学生の質問もそうだけど、PARTNERには、これから国際協力の仕事をしようとしている人、国際協力の世界でステップアップをしようとしている人など、色々な層の人たちから相談が寄せられているよね。最近、PARTNERに寄せられる相談の中で少し気になっていることがあるんだ。
【B】気になっていること?
【A】一つ目は「私は何ができますか?」と相談してくる人が増えてきているように思わない?
【B】そう言われてみれば、確かにそうですね。
【A】キャリア相談は、殆ど相手のことを知らない状況、かつ、入手できる情報も非常に限られた中で「悩み」に乗る訳だよね。そこで「私に何ができますか?」と聞かれることは、実は一番、相談員泣かせなんだよね。相談員としては「あなたは何ができますか?」と聞きたいのに。
【B】確かにそうですね。おそらく、面接のときの面接官でも同じことが言えるのではないかと思いますね。
【A】相談者が国際協力に対して真剣に向き合おうとしているのはよく分かるけど、まず、自分自身はどのようなキャリアパスや専門性を持っているのか、ということを私たちに伝えてもらわないと、より具体的な相談というのは難しいよね。
【B】まずはそこからだと思いますね。でも、漠然と、これまでの経歴を述べるだけというのも、回答に困りませんか?
【A】その通り。適当なキャリアパスや専門性がある程度あったとしても、相談者の多くは、例えばJICAならJICA。国際機関なら国際機関で業務をすることが目的になっている人が多いよね。
【B】でも、組織で働くことが目的になるのは普通のことではないのですか?
【A】そこは、もう少し考えて欲しいところなんだ。
というのも、国際機関が最たる例だと思うけど、NPO/NGOやJICA専門家でも、特に国際協力業界では経験のある人が即戦力として働き、結果を残すことが求められていることが非常に多いことは知っているよね?
【B】そうですね。国際機関やJICA専門家の求人情報を見てみると、かなり事細かに業務内容が書かれていることが多いですね。
【A】そう。各業務に求められている内容が、自分自身のこれまでの経験とどれくらい合致するのか。また、その業務で、自分自身の経験がどのように生かせるのか、ということを伝えて貰えれば、より具体的な相談ができるはずだと、いつも考えているんだ。
【B】なるほど。まず、自分自身の経験であれば何ができるかを考えて、それに見合う仕事を見つけ、その仕事を行なっている組織を探すということですね。
【A】色々難しいところはあると思っているけど、少なくとも自分自身が「何をしたいか」という目標があれば、その目標にたどり着くために不足しているものも見えやすいし、なによりシンプルに自分自身の方向性を見つけ易く、また、人に説明するときにも自分の進んでいる方向が伝わりやすいと思うよね。
【B】確かに。自分自身の目標としての仕事が見つかれば、そこに向かっての歩き方を考えれば良いということですからね。(続く)  (K.N.)
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