PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第230号)

第230号  一風変わった年末年始

1月も下旬になってしまって、表題の話をするタイミングとしては少し遅くなってしまった感がありますが、少しお付き合いいただければと思います。

 当地に来て、1年3ヶ月が過ぎ、この年末年始は2回目となりました。
 当地は現地の人間以外にもロシア人をはじめとする様々な民族が住んでいますが、宗教についていえば、主に現地の人と他の民族によるムスリム(イスラム教徒)が75%を占める多数派です。

 しかし、なぜかクリスマスはちゃんと祝います。
 ロシア正教を信じる人々(主にロシア人)が20%いるので、街中でクリスマス用の飾り付けがあっても驚くことではありませんが、明らかに当地の人であるウェイトレスやバスの運転手でも、サンタの帽子を被っていたり店内や車内を飾り付けしていたりするので、彼らもちゃっかり祝っているようです。

 また、日本であれば、子どもたちがプレゼントをもらうのは24日の夜と相場が決まっていますが、こちらではそのような日にち指定の習慣はなく、新年が始まる1週間位前の間のどこかでもらっているようでした。
 私の勤務先で行われた忘年会(12月30日)でも、同僚の子どもたちが嬉しそうにプレゼントを受け取っていました。

 そのようにして当地風の年末を過ごしていたのですが、打って変わって大晦日には日本人が集まって開催されていた紅白歌合戦鑑賞会に参加しました。
 日本にいた時には、熱心な紅白歌合戦の視聴者ではなかったですが、今回に限っては1曲1曲画面に食い入るように見てしまいました。
 また、持ちよりで日本酒や焼酎、豚汁、お餅、たこ焼き等の日本食も振る舞われたのですが、久々に口にする日本食は本当に美味しかったです。

 「久々」に聞くと新鮮で(実際に初めて聞く曲も多かったですが)、「久々」に食べるとより美味しく感じ、「久々」に呑むとその有難みを知り、「久々」って意外といいものだなと思いました。
 翌日(即ち元旦)には、「久々」にお雑煮とお節料理をご馳走していただき、日本風のお正月を満喫しました。

 また、ロシア正教のクリスマスは1月7日なので、その日には初詣がてら、ロシア正教の教会に行ってみました。
 そこにはロシア系の人たちが沢山来ていて、どんな宗教を信仰している人でも新しい年に対して何かを願う・希望するということは同じなんだなと思いました。

 という訳で、今年は当地風・日本風・ロシア風ミックスという一風変わった年末年始を過ごすことができ、少しお得(?)な感じがしています。
 9ヵ月後、「久々」の日本に帰国したときに、「やっぱり日本が一番いい!」と思えるかどうか、楽しみでもあります。 (S.S.)

先月 来月