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第237号  花粉症

今シーズン、ここ数年で一番厳しい寒さが堪えた冬であったと思っていますが、その寒さも、少しずつ緩んできており、まさに三寒四温。春がもうすぐそこまで来ているということが実感できる季節になってきました。
 春は別れの季節でもあり、出会いの季節でもあります。私の住む街の周辺にはいくつかの大学があるため、ここ最近、ホームセンターやスーパーで上京したばかりと思しき若者が新生活に必要な生活用品を買い揃えている姿を目にすることが多くなりました。4月からは、電車の中でも新社会人、新入生の姿を見かけるようになるのでしょう。

 甘酸っぱい出会いと別れと共に、日本の春はスギ花粉の季節でもあります。私の通勤途中にも何本かのスギの木が植えられており、それはそれは見事に、枝がたわわに花粉を実らせています。もう、見ているだけで鼻水は出て来、目はかゆくなり、顔の皮膚はヒリヒリ痛くなってしまう。そんな状態です。
 私は、かれこれ20年ほど花粉症とお付き合いをさせていただいていますが、毎年この季節は、どちらかと言えば避けて通りたい季節、日本全体がこのアレルギー性鼻炎のおかげで生産性が落ちているように思えてなりません。

 日本国内だけの病気かと思ったら、そうでもなかったようですね、花粉症。アメリカに多いブタクサ系、ヨーロッパに多いイネ科系など。しかも、世界で始めて「花粉症」が発見されたのは180年前の英国で、イネ科の植物(牧草)の花粉で発症したのが初めてだったと聞いたことがあります。日本人だけが花粉症に苦しんでいるわけではないということで、ほんの少し救われた気がします。

 花粉が原因のアレルギー性鼻炎を花粉症とされる訳ですが、昨今は花粉以外にも空気中の有害浮遊物が元で発症する、様々な疾病が世界的に問題となっています。しかしそれは、一カ国のみならず、国境も越えて様々な影響を及ぼすものであり、急激な経済成長、砂漠化等、原因も複雑に絡み合っており、早急な解決が求められるものの、一朝一夕には解決できるものではないのです。今後も息の長い国際協力をはじめとする取り組みが求められるところです。

 そして、きれいな空気が世界中に取り戻されることをいつの日にか夢見たいと考えています。「空気中から有害浮遊物が消えても、スギ花粉がなくなるわけではない」と言うことは、これからも花粉症と付き合っていかなければならないと言うことになりますね。となると、後は特効薬に期待するしかない、かも? (K.N.)

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