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第247号  緑のカーテン

 各地で緑のカーテンを広める動きが活発化しているようです。ここ数年、エアコンの設定温度の抑制などができるエコロジーな面とともに、育てる植物に野菜のような収穫できるものを選べば、エコノミーな面も助かることから、かなり市民権を得てきている、この「緑のカーテン」。

 緑のカーテンには、基本的には蔓(ツタ)を伸ばし、巻きつきながら旺盛な成長が期待される植物が適していて、キュウリ、ヘチマ、アサガオやゴーヤが有名だと思います。生い茂った際、葉っぱの蒸散作用(植物が水分を大気中に撒(ま)き出すこと)で普通に日よけをするよりも、涼しく感じられる原因の一つとのこと。しかも、気温が高くなると、より活発に蒸散が行われると言うのだから、普通のカーテンに加えて、暑い夏を乗り切るにはなんともお誂え向きではありませんか。

 特に今年は、節電対策の一環として、緑のカーテンに対する動きは活発のようです。地方自治体をはじめ、(お洒落な)服飾店やラジオ局でも無料で種を配布するイベントを行ったりしています。
 種をもらったわけではありませんが、私も今年は緑のカーテンに挑戦しようと思い、ゴーヤとヘチマの種を買ってきました。種を植えて数日、ウンともスンとも言ってくれず、あまりに心配になって昨日、土をひっくり返したら、土の中で根を出している種をいくつか見つけたので、再びそっと土を被せておきました。

 ゴーヤは世界中で栽培され食されている植物で、このコラムを読んでいる方々にも、海外でゴーヤを食べたことがある方も多いと思います。特にアジアでは本当に多く食べられているようです。日本から一番遠い(であろう)ところでは、南米の中華料理屋で出てきたと聞いたことがあります。
 日本では、縦二つにして中のわたを取ってから調理をすることが多いようですが、外国では輪切りにしてわたごと調理するところもあるようです(青いゴーヤは未熟の状態なので、種もそれほど硬くない)。一つの素材でも、文化が違えば食べるところも異なるなんて、非常に興味深いことだと思います。
 視点を変えるだけで同じ材料だけれども、違う味わい、しかも美味しいものが食べられるところは、仕事の上でも同じことが言えるのではないかと思った次第です。

 ただ、私は何年かに一度、植物を育てようとする「虫」が疼き(うずき)だすのです。観葉植物一般、ローズマリーにバジル、トマトにオクラ…。それが見事にすべて失敗(だいたい、水を遣りすぎて失敗するパターン)…。今回の緑のカーテンは夏を快適に過ごすという目的にも直結するので、注意して育てたいと思います。 (K.N.)

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