PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第253号)

第253号  七夕

 昨日は七夕。旧暦で実施するところもあるものの、各地では七夕祭りが行われ、地元のスーパーにも、短冊に彩られた笹がディスプレイしてあるのを目にしました。
 七夕の起源は諸説あるものの、織姫と彦星(牽牛)が年に一度会うことを許される日、というのが日本でよく知られる七夕のお話しだと思います。

 元はといえば、一所懸命に仕事に打ち込む織姫のために、織姫の父である天帝が牛飼いである彦星と織姫を結婚させたところ、二人の仲が良すぎて仕事をしなくなった。そのために、二人に距離を置かせて年に一回の面会を許す。というのが七夕のお話だったと記憶しています。
 そして、七夕の夜になると、二人の間を流れる川(天の川)にカササギが翼を広げて橋(ベトナムではカラス)になり、川下を船に見立てた上弦の月(旧暦の七夕の日は上弦の月となるそうです)がゆっくり過ぎ去るという暦をうまく利用したお話となっています。

 七夕といえば、地方で少し風習が異なるそうで、北海道には「ローソクもらい」という習わし、仙台では天の川に見立てた素麺を食べる風習があるそうです。やはり一番有名な風習として、短冊に願い事を書いて笹飾りにつるすことは、全国的に行われていることだと思います。
 冒頭にも書きましたが、我が家の周辺にも、いくつかの笹飾りを見ることができました。スーパーなどは子どもの願い事が飾られていることが多いですが、それらを眺めているうちに、この短冊は、短冊を書いた人々の「上位目標」であると気付きました。もちろん目標到達にかかる難易度は色々あります(『自転車が欲しい』から『お医者さんになりたい』まで)が、自分自身の目標を、奇しくもPDMを作成する際の付箋紙と酷似した短冊に記し、その目標に向かって様々なアプローチを行う…。七夕に短冊を飾る風習は、既に江戸時代には行われていたらしいですが、その頃から「課題」に対するアプローチ方法はそれほど変わってないのかも知れないと、感慨にふけってしまいました。

 初詣の参拝やクリスマスに靴下の中に隠したサンタさんへの手紙等、「秘めた思い」とは異なり、七夕の短冊は自分自身の目標や問題意識を周りの人たちと認識を共有することも共通するところだなと感じています。特に東日本大震災の被害を受けている方々の願いがひとつでも多く叶って欲しいと思っています。
 皆さんは何をお願いしたのでしょうか。 (K.N.)

先月 来月