PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第254号)

第254号  JICAプロフェッショナルの挑戦-公開しました

 我が家から駅に向かう途中に大きな人工池があり、今の時期はカルガモの親子が見られます。小さな子カルガモたちが親の姿を一所懸命追いかけている光景を目にすることができ、通勤時間帯という一分一秒を争うタイミングにもかかわらず、サラリーマン、学生や散歩中の方々までの老若男女が、足を止めてヨチヨチした子カルガモの姿に癒されています。

 カモの仲間は渡り鳥が基本ですが、カルガモは留鳥(りゅうちょう)で、(北海道を除く)日本では一年を通じて見ることのできるカモです。
 日本で一番有名なカルガモといえば、東京都千代田区にある三井物産のプラザ池から皇居の和田倉堀への引越しが思い当たると思います。三井物産ではそのカルガモを観察する「カルガモレディ」を設置し、カルガモの観察日記「カルガモ日記」を発信しているようですが、2008年を最後にしばらくカルガモの引越しは行われていないようです 。

 カルガモは一度に10個前後の卵を産むため、すべてが孵化(ふか)すると、即ち10羽前後のヒナの親になるため、カルガモの親は、本能とはいえヒナを守ろうと必死になっているように見えます。雨が降れば自分の羽を広げヒナが雨に濡れないようにしたり、カラスや野良猫などの捕食者に対して立ち向かったりしている姿を見ていると、親が子を守る姿は健気であり、時には自分の身を危険にさらしてでも子を守ろうとする姿に、人間とカルガモという種別を超えた感動を覚えたりしています。

 もちろん、人間も子を想う親の愛情は深く、健やかな子の成長を望まぬ親はいないと思います。日本には母と子の健康の向上と健やかな成長のため、保健のシステムとして「母子手帳」があります。その母子手帳が、現在、世界の多くの地域で、各国の保健システムの一環として活用されていることは、皆さんご承知のことだと思います。

 このたびPARTNERでは、「JICAプロフェッショナルの挑戦」という冊子をデジタル書籍化して公開しました。インドネシアでの「母子(健康)手帳」関連プロジェクトに関して、JICAの専門家がどのように苦労し、どのようにプロジェクトを切り回してきたのかについて、読みやすい内容に絞って作成されています。是非、ご一読いただければと思います。 (K.N.)

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