PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第279号)

第279号  経験のおもみ

先日、友人から貴重なチケットが回ってきたので、久しぶりにお芝居を観てきました。劇団「第三舞台」の封印解除&解散講演「深呼吸する惑星」です。

劇団「第三舞台」は、劇団「夢の遊眠社」と並んで1980年から90年代の第二次小劇場ブームの牽引役ともなった劇団ですが、2001年の封印公演ののち、10年の時を隔てて再開、そして解散することになりました。

ブレイクした当時は、私はまだ高校生の頃。当時、福岡の片田舎に住んでいた自分にとっては、観に行くことは当然叶うことなく、生の舞台をはじめてみたのは、東京に戻ってきた大学生のときです。当時は、早い場面展開やロックなどを多用した音楽の斬新さに心を奪われたものです(今の演劇では、結構当たり前ですが…)。

とても久しぶりに観た舞台は、「ああ、第三舞台だなあ」という懐かしさと、俳優さんの演技が力強く、かつとても安定しつつも、そのエネルギーを失っていないことに対して、感動が込み上げました。

これって、俳優さん一人ひとりが、様々な演技の経験を経て、紆余曲折の上に、ご自身のキャリアを積み上げたその証なのだろうと思います。ですから、自然に「どっしり」とした安定感というか、その人の個性がにじみ出ているのでしょうね。

ふと、この仕事を担当している立場として思うに、国際協力の世界で活躍していて、とても輝いている人々も、それぞれ、様々な仕事の経験を経て、時には失敗や挫折の苦い思いをしながら、自らの国際協力に対する世界観を作り上げていらっしゃるのではないでしょうか。

また、今回、かつて退団した劇団員の方が、少しだけ出てきた場面がありました。その方は、俳優はやめてしまったけど、今は別の分野で活躍されていて、結構大忙しだそうです。人によって、キャリアの積み方は様々。国際協力業界においても、「絶対にこの業務でないとだめ!」という思いをはずし、自分の適性を踏まえながら、少し視点を変えてみると、皆さまにとってかけがえのない仕事に出会えるかもしれませんよ。また、そこにたどり着くまでの道のりも、決して無駄にはならないと思います。

さて、PARTNERでは、いよいよ今週末の14日(土)に「国際協力人材セミナー in 中国」を広島市にて開催いたします。今は、その準備の最中ですが、今回は遠く、近畿や九州からも来場される方がいらっしゃるなど、身が引き締まる思いです。人材セミナー以外にも皆さまに有益な情報を提供してまいりますので、引き続き、PARTNERをどうぞよろしくお願いいたします。 (T.N.)

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