PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第287号)

第287号  JICA新人職員が思う国際協力の仕事の魅力

 今回は昨年11月まで「JICA新規採用職員海外OJT(以下、OJT)」でザンビア事務所に3.5カ月赴任していた新人職員からお届けします。まだ国際協力の経験がない方向けに、開発途上国の現場で感じたこの仕事の魅力についてお伝えできたらと思います。

 まずJICA職員の仕事の一番の魅力は「草の根から国造りまで」携われることです。午前中に相手国省庁の官僚と打ち合わせをし、その後に他ドナーと会って情報交換をするといったマクロな仕事をしたかと思えば、午後には青年海外協力隊の入っている田舎の村を訪れる…なんてことがあります。技術協力、無償資金協力、円借款といった様々なスキームを用いて国、州、郡、村の全てのレベルの国際協力に携わることが出来る、その全ての関係者を繋いだマップを描くことが出来る仕事です。

 JICA職員も一つのやりがいのある仕事ですが、一方で私は毎日、青年海外協力隊の方々やNGOで来ている皆さんの仕事を心の底から羨ましいと思っていました。「ザンビア人の村に住み、同じスピード感でその国の本当に幸せな未来を考える。自分の行ったことの成果が目の前で笑顔として返ってくる」。何一つ答えのない国際協力という世界で、最も大切なことと常に向き合う仕事をされているように思いました。

 今回の海外OJTで国際協力のキャリアについて感じたことをまとめると『国際協力の仕事に優劣は無い』『自分にあった道を探すのが一番』というのにつきます。就活生だった頃の私は、イメージでJICA職員や国際機関に憧れ、今思えば他の仕事について十分に調べていませんでした(憧れはNGOだったり外務省職員だったり人それぞれだと思いますが…)。開発途上国での業務を経験して、JICA職員にだからこそ出来ることも多くあれば、当然JICA職員では担いにくい役割もあるのだということを痛感しました。各機関から来た専門家、ボランティア、大使館、JICA、民間企業、それぞれがそれぞれにしか出来ない役割を担って国際協力という世界は回っています。
 PARTNERを通じてそういった各々の仕事の役割の違いを知っていただき、皆さんが本当に自分にあった仕事を見つけるお手伝いが出来たら幸いです。 (C.A.)

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