PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第297号)

第297号  仕事の進め方と多様性

慌ただしい4月もあっという間に終わり、気がつけばゴールデンウィークも明け、時の歩みの速さを改めて感じます。この季節、街を歩いているとスーツ姿が初々しい若者の集団を見かけることがあり、自分が社会人として働き始めた頃のことをふと思い出してしまいます。

筆者が社会人になり、はじめての職場は総勢100名強。海外からの同僚が半分くらいで日本に新しいIT技術を導入するためのプロジェクトでした。その技術を先行導入していた国々の経験者に来てもらっていたのですが、仕事の右も左も分からないままに無我夢中で毎日を過ごしていたのを懐かしく感じます。

その仕事で印象に残ったのが、様々な点での仕事の進め方の「違い」でした。大上段の目的を明確にしトップダウンで進めるやり方、現場の細かい作業を地道に改善/改良していくアプローチ。どちらがよい/悪いという話ではなく、文化的な背景を含めて違いがあり、プロジェクト当初はお互いが従来のやり方と異なるため、ぶつかりあうことが多々ありました。が、最終的にはお客様のためにという大きな思いが一致していたこともあり、そうした違いも粘り強く話あえばそれぞれの良さを活かして仕事を進めることができるようになっていました。

当時は喧嘩に近い形でぶつかり合うこともあり、必ずしもいいことばかりではなかったはずですが、時の力か、いま振り返ってみると異なるやり方/ものの考え方に触れられ、自分の仕事の幅を広げるという意味でも貴重な体験であったように感じます。

PARTNERに興味をお持ちの皆様方も、これまでも、これからも多様なバックグラウンドをお持ちの方々と一緒になって何かを成し遂げて行こうとされている方がたくさんいらっしゃるかと思います。筆者も、その後の仕事でいろんな背景を持った方々と本当にお互いの良さを活かす働き方が出来ているのか、自分のやり方にこだわって押し付けているだけではないかと自問自答することがあります。

こういうことは「答え」があるようなものではなく、日々自分なりのスタイルを築いていくしかないのでしょうが、街をいく真新しいスーツ姿の集団を見て、そうしたことを考えておりました。

PARTNERが皆様方にとっても、そうした多様性を感じられる魅力的なお仕事の機会を提供できるよう、よりよいキャリアに出会える「場」となれるように、私達もよりよい運営をしていけるよう努めていきたいと考えております。

なお、6月30日(土)に、国際協力人材セミナーを開催します。午前のJICAセッションでは、公示型専門家、公募型専門家に加え、今年は国際協力推進員にも経験談をお話しいただきます。また、JICAセッションで経験談を語った専門家や経験者とのネットワーキングランチ、座談会を企画しております。この機会にぜひご参加ください。 (A.Y)

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