PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第298号)

第298号  オー金語楼COMEIN.

新年度の語学テキストが書店に並び、表紙が一新されたりしていると、手にとってみたりした彼の昔。4月は相変わらず書店のいい場所に平積みなんかされるものだから、ちょこっと横目で見ると、「おー、杉田敏さん、まだやってんだ?ふむふむ。」なんていうことも未だにあります。え、杉田敏さん誰って?畏れ多くもかしこくも、NHKラジオ講座実践ビジネス英語の講師であらせられます。当初は「やさしい」ビジネス英語という名称が長く続いていて、やさしくないぜ、これは、などと仲間と言い合ったものでした。TOEIC低空飛行組同士の慰めの会話ですが。

■その杉田先生、グローバル時代のコミュニケーションといったお題でもよく講演されているようです。今でも印象に残っているのは、柳家金語楼という人のことでした。YANAGIYA Kingoro? WHO? というのがその場の大方の参加者の反応でした。おっふぉん、畏れ多くもかしこくも、明治大正昭和にわたってお笑い界のトップに君臨した爆笑王にて、幕から出てきただけで観客がなぜか笑ってしまう、全盛期には「金語楼の顔を見る→笑う」という黄金の法則を国民みんなが分かち合っていたのでありました。禿げ頭の笑い顔。自分の顔まで商標登録していたらしいのですが、皆さんも一度見たら忘れがたい経験ができると思います。パソコンの横に貼っておけば、笑門招福間違いなし。クスっ。

■杉田先生は、言葉を発せずにコミュニケーションをとるという究極の技の体現者として金語楼の例を挙げたのでした。コミュニケーションって語学ができることではありません。心をとらえること。自分の国際協力の場でもあの日本人が来たら楽しみって思われたいですね。前振り飛ばして今日はオチ、いや本題から話しますよ、とかもいいですね。顔を見せたら, “オー, COME IN” もうハートをワシづかみ。ムフっ。

■金語楼とはなれないまでも、せめて意を尽くして理解してもらいたいと語学に励みましょう。でも、トロイ遺跡を発見したシュリーマンのように、武士道の新渡戸稲造のように、はたまた数学者兼大道芸人のピーター・フランクルのように、もう少し語学の才があればなあ、とも正直ちょっと思います。喉の奥の方を詰まらせたような発声が幾種類もあるアラビア語、勘弁して欲しいよな、とか、フランス語は鼻炎アレルギーではいい音がでない、スペイン語では、食堂のことをタベルナとか、食堂に入ったらバカだのアホだのとどうもおかしい言葉だ、などと屁理屈が口から出ているようではではいけませぬ。(バカはビーフ、アホはにんにく。)

■語学はまじめにコツコツ。語学のできる人は、まじめにコツコツ努力ができた人。それだけで、その人の人柄が感じられるというものです。まじめでコツコツで、笑門招福ならば、怖いものなし、カウンターパートの方々ともうまくやっていけるのだと思います。4月のスタートを逃してしまった人、金環日食が終わってしまってもリスタートのきっかけは何回もあります。 頑張りましょうよ。(A.T)

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