PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第300号)

第300号  面接委員の呟き

仕事柄、JICA公募案件を中心に、選考業務を担当しています。昨年度は、公募案件を70件ほど担当したかと思うので、書類選考を通過した100名くらいの方と面接を行い、3年程配属されていることもあり、今まで合計で300名くらいの方と面接してきたかと思います。
公募に関して言えば、今年度は、まだ2カ月を経過したところではありますが、平均応募者数は2.88人/案件で、昨年同様低位安定、なんとか応募者が増えればと願っているところです。
いち面接委員の呟きとして、応募者増を願いつつ、いつかJICA案件にも応募する機会がある際に以下参考にしていただければと思います。

面接は30分間を目安に行われます。冒頭の5分で、応募者の志望動機など話してもらいます。ここで「5分以内でまとめてください」とお願いしているにも拘らず、5分を超過して延々と演説し続ける方がいらっしゃいます。面接委員は総じて冗長を嫌います。決められた時間内に、伝えたいことを厳選して、要領よく相手に理解してもらう・・・ コミュニケーション力の見せ所でしょうか。

冗長といえば、提出していただく企画書。最近は、堪りかねて(笑)PARTNER掲載の公募情報に文字数や行数も目安として記載し、改善されつつありますが、A4で3枚といえば3枚なのです。優先順位を考えて、纏めましょう。私の出会った最長不倒は、フォントも異様に小さいうえ、A4で14枚。目まいがしつつ読み通しましたが、残念ながら書類選考通過に至りませんでした。

最近、面接で特に感じるのですが、事前準備をしてこない応募者のなんと多いこと! 相当な自信家でいらっしゃる方かもしれませんが、応募案件の国の基本情報をほとんど知らない方、公開されている報告書に目を通さない方、目を通してもただ漫然と読んだだけで、指摘された課題に自分なりの回答を準備していない方などなど、挙げるとキリがありません。そういう方々と面接すると、この人ヤル気あるのか? と心配だけが増え、当人の意欲、熱意が伝わってこないのです。

また、JICAの公募案件の中で比較的類似業務経験の浅い方でもご応募ができるC号格付案件(案件の待遇欄に格付けが記載されています)で、JICA案件に初めて挑戦する方には、JICAのこともしっかり勉強してきて欲しいものです。JICA業務が未経験であれば、それだけでまず不利になるわけで、それを補う努力を怠ってはいけません。

それから語学。公的資格は、ぜひ応募前! に取得しましょう。海外で働くことを目指す、或いは実務経験を伴うプロフェッショナルの方ならなおさら客観的な証となる資格は必要となります。例えば、先日担当した面接の際、CVの実務経験からして語学はまず大丈夫だろうと思いつつ、仏語の資格をお持ちでないため、念の為と思いつつ、仏語の簡単なプレゼンをお願いしたところ、残念な結果に終わりました。

まだまだお伝えしたいことはヤマほどあるのですが、またの機会に・・・ (T.E.)

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