PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第311号)

第311号  人と人の違い

筆者は中高一貫の男子校に通っておりました。在籍当時はそうは考えていなかったですが、今思えば皆近い地域に住んでおり、生活様式やら色々な点が似た感じの集団の中で過ごしており、自分と同じような考えを他人も持っていることが当たり前という感じで過ごしていました。

ところが、大学に入ったときに色々な地域や、バックグラウンドの人が集まる中に身を置き、ごく当たり前の話ではありますが、「自分と違う考えを持った人がこんなにもいるのか」という事実に心底驚きました。自分が考える「優しい」行動と、他の人が期待する「優しい」行動とにこんなにもズレが生じ得るものなのか、というのが新鮮だったのを今も覚えています。

その後、社会人となり仕事の上でも異なる価値観、異なる国/文化の人達と接する機会があり、「自分と違う考えを持った人がいる」ということは「当たり前」のことだったのだというのがだんだんと分かってくるようになりました。ただ、この価値観の違いを本当の意味で「受け入れる」というのは非常に難しいなぁ、と日々考えさせられます。

例えば、自分が社会人になって先輩諸氏から叩きこまれた仕事の進め方を無意識のように「当然」のやり方だと考えてしまっており、一緒に働いているメンバーから違うやり方/仕事の進め方を提案された際に、つい「いや、それは違う」といった反応を取ってしまうことが今もあります。多様性を認めながら、自分と違うものからよい点を学ぶ姿勢というのはそうありたいとは強く願ってはいるものの、日々精進が必要と痛感させられます。

そんな筆者も最近は年を取ってきたこともあるからか、世の中には自分のやり方以外にもたくさんの方法があること、必ずしも自分の進め方だけが良い訳でもないことがおぼろげながらも見えてきたこともあり、特に企画書・提案書など、不特定多数の人が読むようなものを準備する際には、むしろ、他の人の意見を聞いて自分にない視点/アイデアを取り入れていくことでより良いものに仕上げていくという進め方ができるようになりました。
少しは、仕事の進め方の幅も広げられたのではないかと考えています。(無意識に自分流にこだわってしまうことも多々ありますが・・・)

PARTNERにご興味をお持ちの皆様方も、これから多様なバックグラウンド/価値観の中でお仕事を進めていくことになるかと考えております。「異なる」環境の中での仕事は難しいけれども、それだけ魅力にも溢れており、やりがいを感じられることかと思います。

我々、PARTNER運営担当一同、これからも皆様方がそうした素敵な仕事に出会える「場」を提供していけるように、日々の改善に取り組んで行きたいと考えております。 (A.Y.)

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