PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第351号)

第351号  面接委員の呟き(2)

毎月数回JICAの公募案件の面接委員を担当しているが、惜しい!と思う候補者の方にお会いすることが少なくない。先日某案件の面接に来られた候補者の方は、経歴、企画書とも、当該案件の業務を遂行いただくのに十分と思われた。期待して面接に臨む。まずは候補者の方による5分間のプレゼンテーション。

案件への志望動機と業務の中で優先的に取り組む事項をご説明いただくが、、、
あれ?長い・・・。ポイントがわからない・・・・。
途中で、もう少し簡潔にお話しいただくよう候補者の方にお願いする。

その後25分間、面接委員からの質疑応答に移ったが、質問に対するお答えも長く、質問で聞いていることとお答えいただいていることが若干食い違っている。候補者の方は非常に緊張されているのかもしれない。質問がわかりにくいという面接委員側の問題もあるかもしれない。だがしかし、開発途上国で相手国の関係者と交渉を行ったり、説得したり、複数の人間の前でプレゼンテーションを行ったりすることは大丈夫だろうか?JICA事業を効果的にアピールいただけるだろうか?効率的に業務を進めていただくことは可能だろうか?
候補者の方の熱意は非常によく伝わったし、ポテンシャルのある方であるとの印象を持ったが、残念ながら当該業務を独力で遂行いただくことは困難との判断に至った。

公募案件では、6つの能力を踏まえて選考を行っているが、「総合マネジメント力」や「コミュニケーション力」を重視することが多い。聞き手に自分の考えを正確に伝えることは、重要な業務能力の一つだと思う。また、プレゼンテーションや応答を適切にできる人物は概して業務能力も高いと思う。

面接時の対応や業務の進め方についてご本人にアドバイスをしたかったのだが、公募案件の選考に不合格になった場合、公平性を確保する観点から、JICAからは理由をお伝えしていないこととしている。キャリア相談時に不合格となる理由を教えてほしいとの依頼を受けることもあるが、同様にお答えしていない。

同僚や上司に率直なアドバイスをもらったり、ビジネス本を読んだりして、自分を省みる機会を持っていただければと考えている。また、一緒に働きたいと面接委員に思わせるような経歴を作っていただき、面接の場で紹介いただければと思う。PARTNERでも、惜しい!と思われるケースが少なくなるような、企画を準備したいと考えている。 (E.T.)

こちらもご参考↓
公募案件の選考について(公募案件FAQ集)
http://partner.jica.go.jp//PublicAnnounceSubsFaq?para=PASFAQ3

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