PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第361号)

第361号  国際協力への針路

私の国際協力への針路(しんろ)への道筋をご紹介します。

「現在の国際協力の世界で仕事しているきっかけは?」とよく聞かれます。
正直申し上げると、なんとなくと言ったところが本音で、つまりは、強いて自身から積極的に進路開拓したわけではないのです。割と受け身であったように反省しています。それはさておき。

起点は高校生時代での講演会でした。
きっかけの講演者は、我が母校のある県の出身者で、医師でありながら、その所属を日本赤十字として、活動現場をネパールにおいて同国内の各地域の医療(診療)活動をしていた方でした。
その時のインパクトあるお話しが心に残ったのです。他人へ貢献出来るお仕事であること、さらに現地での医療活動中に相手(ネパール人)から助けていただき、支援しているつもりが、助けていただいていたこと、それぞれお互い様であると感じたこと、支援・協力の重要性や相互依存性など、上から目線ではなく謙虚なお話しが熱く響きました。

そして、最後には聞き手である我々が高校生であったからだったのでしょうか、進路を決める参考になるよう、キーワード『世界中のいろいろな社会で、人のためになる仕事の選択肢のいくつかに、医師或いは保健医療に携わる、或いは人の生きる原点である食料に関連する専門性』をメッセージとして締めくくられました。

たまたま、その言葉が頭の片隅にありつつも、大学受験の時、学部を如何に選択しようか、迷った時に、そのキーワードを思い出し、今に至る流れとなったのです。
大学時代も、某学部に行き、あくまでも舞台は日本でなく、なんとなくではありますが、世界、地球と言うことを頭の片隅に置きながら、大学生生活を送っていました。

皆さんは、進路をどのように選択されようとしていますでしょうか。私のように、与えられたきっかけで、事がうまく進んだケースもあるでしょうが、積極的に、皆さん自身の得意は何か、何が売り出せるのか、何か趣味とか、これだけは好きでたまらないものがありますか。

開発途上国の支援と言っても、日本と同じ『ひと』が生活する場面がベースとなり、またいろいろな分野に対する協力アプローチがあります。

先ずは、自身が身に付けたい専門性があってこそ、世界での貢献に結びつくのではないでしょうか。

自身の得意を身に付けるのが最善だと思います。(『相手のため』が先立つかも知れませんが、自分も満足行く、自身の得意なものが相手とうまくマッチすればそれ以上に楽しいことはないのではないでしょうか。)(S.A.)
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