PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第373号)

第373号  私の知る開発コンサルタント

10年以上前、JICAに入って2部署目で初めて開発コンサルタントの方とお仕事をする機会に恵まれました。当時はまだ20代。開発コンサルタントという仕事があること自体、よくわかっていなかったような気がします。
当時担当していたのは、主にアジアの環境管理の調査案件。分野もアジアの国々の業務を担当するのも初めてだったので、「環境管理」と「公害対策」の違い、といった初歩的なところの知識もなく、仕事で使われる専門用語や、調査報告書のボリュームの多さに、驚いたり迷ったりする毎日でした。よく開発コンサルタントの方と一緒に出張もしましたが、わかりやすく説得力のあるプレゼン、美しい資料、相手国側のカウンターパートとの信頼関係の構築、関係者との巧みな交渉等々、援助初心者にとっては勉強になることばかりでした。技術力、語学力、異文化の中でのコミュニケーション力、問題分析・解決力等々にも、援助のプロとしてのレベルの高さを感じました。このレベルに到達されるようになるまでには相当の努力と自己研鑽の積み重ねをされてきたものと思います。

その後何度も部署を異動になりましたが、たまに「某国で実施していた調査案件について調査報告書の情報や提言をきっかけに事業者の数が増加して産業が活性化した」、「調査期間中に構築したシステムをもとに、相手国側のカウンターパートがこんなアクションをとった」、「そしてその成果を国際会議で発表した」等々、案件終了後の状況について情報をいただくことがありました。案件はとっくの昔に終了したにも関わらず、その後の状況をフォローされていたり、何よりも当時のカウンターパートと良好な関係を保っておられることをありがたく思いました。
とある会合で久しぶりにお会いしたコンサルタントの方は、「僕、元カウンターパートに会うと、『パパ、パパ』って言われるんだよ〜」と嬉しそうにお話しされていました。私も同僚もその方をとても頼りにしていましたし、カウンターパートはもっとその方を信頼し尊敬していたんだろうな〜、とこちらも嬉しくなりました。

開発コンサルタント、大きな事業や政策に関わることができますし、何よりも開発途上国の現場で実際に改善に関わることのできる、とてもやりがいのある仕事だと思います。国際協力の仕事としては、JICAやNGO、国際機関、民間企業等々色々な関わり方がありますが、選択肢の一つとして情報収集してみませんか?(E.T.)

(参考リンク)
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