PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第382号)

第382号  ブラッドダイヤモンドの寿司バー

昨年10月に日本に帰国して、テレビや雑誌で寿司が外国で人気という記事を目にすることが多いなという印象を持ちました。記事で紹介されるのは、欧米だったりアジアだったりすることが多いのですが、アフリカの日本人が20名も住んでいない小国でも寿司が食べられるというのが、今回の話です。

このページをご覧になる方は、開発途上国のいろいろな問題に興味があるかと思います。アフリカで起こった事件を題材にして日本でも話題になった最近の映画といえば、ブラッド・ダイヤモンドを思い浮かべる方も多いかと思います。(私を含めて、ホテルルワンダやサラフィナも思い浮かべるベテランの方もいらっしゃるでしょうが…。)

私が最初に映画の舞台のシエラレオネに出張したのは、内戦終了から9年経った2011年でした。数年前までの内戦での悲惨な話や、国連人間開発指数の順位の低迷などからイメージしていたものとは違い、活気にあふれる街がありました。シエラレオネでの食事はホテルで食べる洋食と中華料理が中心になるのではと覚悟していたのですが、1軒寿司バーが営業しており、胃に負担が少ないあっさりした食事を頂くことができました。(懐には優しくはなかったのですが…。)
その寿司バーですが、レバノン人オーナーが東南アジア(フィリピンと聞きました)から寿司職人を呼んでいて、日本人の口にも合うお寿司を提供していました。内装はモダンで、いわゆる寿司バーと呼ばれるタイプのレストランでした。さすがに現地で採れる寿司ネタは殆どなく輸入物のネタが中心で、握りずしはマグロ赤身、イカ、サーモン、エビぐらいで、巻物も欧米の寿司バーに多い裏巻きが中心でした。
日本人が20名ほどしか住んでいないので、当然お客さんは欧米人やレバノン人がほとんどでしたが、その後何度かお邪魔した際も、いつも混んでいて、欧米人にとって寿司は外食の選択肢として普通になったんだなとの印象を強くしました。
シエラレオネでは楽しみがあまり多くないのですが、食事は徐々に選択肢が増えてきていて、よい気晴らしになっています。首都のフリータウンに限れば、寿司バー、何キロも続く白い砂浜にあるバー、港に面したホテルのレストラン、首都を一望する丘の上の洒落たレストランなどなどいろいろとリラックスできる場所があります。
PARTNERで掲載されているシエラレオネ(あるいは昔内戦を経験した他の国)のJICA関係の公募・公示にあまり応募される方は多くないのですが、シエラレオネの仕事と聞いて身構えずに、応募をご検討いただければとお願いします。

さて、タイトルについてですが、映画にはシエラレオネの寿司バーは出てこないのですが、主演の某男優が映画の一場面で寿司を摘まんでいたら映画の展開がどのように変わったのか、と想像を豊かにしていたら、思い浮んできました(ので、映画と寿司は関係ありません。悪しからず…)。
(J.I)

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 シエラレオネの案件もありますので是非検討してみてくださいね!
 
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