PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第389号)

第389号  健康であるということ

皆さんは日々の健康管理どうされていますか?

私ごとですが、発展途上国で働くこの仕事をしていると、健康であることまた丈夫であることが業務を進める基礎であることを実感します。そのため、病気にならないように日ごろから気を付けるようにしています。

 学生時代、タイの先住民の村でのフィールドワーク経験の長い指導教官が、「(病気で)これはやばいかな、というときは大体自分で分かるようになるから、そういう時は早めに都会に出て病院に行ったよ。」と自身の経験を語ってくれたことがありました。普段から健康で滅多に病気にならない私は、当時は実感がわかず、「そんなものなのかな?」という感じでしたが、最近その意味が分かるようになってきました。
 初めて途上国で長期間過ごしたのは、協力隊員としての2年間で、2回ほど高熱を出したことがありました。そのうちの1度は、その頃流行していたデング熱*ではないかと疑われ、体温が39度近くあってふらふらする中、血液検査用に何本も血を抜かれたこともあります(結果としてデングではないと分かり、その時は体調も回復していたので、検査結果伝達の遅さと大量の血液を抜かれたことに憤りましたが)。自分で気が付かないうちに、察しの良いカウンターパートに「顔色が悪いけど大丈夫?帰ったほうがいいよ。」と言われ、無理やり早退させられた夕方に高熱がでたこともあります。その後も数か国で仕事をするうち、最近では、「何か体調がおかしいかな」という信号を感じ取り、早めに休むことを実践できるようになってきました。

途上国では、勤務地に必ずしも信頼できる病院があるとは限りませんし、もしかしたら、お医者さんさえもいないかもしれません。
カウンターパートがやめてしまった、大規模な自然災害が起こった、政権が変わってしまった等の経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。こうなれば、不可抗力とわかっていても精神的なストレスになっていることと思います。また、自分では「何ともない」と思っていても、食生活や生活習慣の違い、仕事に対する考え方や周囲の環境が日本とは大きく異なる中での業務と生活は、知らず知らずのうちに体調に影響を与えていると考えておいたほうがよさそうです。

もちろん、お仕事は大事ですが、時には自分の身体の声にも耳を傾けて労わってあげることも仕事の一端として必要ではないでしょうか? (R.S.)

*デング熱:
蚊が媒介するウイルス性の熱性・発疹性疾患。急な発熱、頭痛、全身の筋肉・関節痛、眼窩(とくに眼球後部)痛が出現、3~5日で解熱傾向となり、全身の発疹がみられることもある。 (参考: 厚生労働省検疫所ホームページ )     
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