PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第414号)

第414号  JICA海外長期研修の応募開始にふと思うこと

先日、2015年度秋入学の JICA海外長期研修 の応募が始まりました(応募締め切りは10月14日)。このプログラムはJICA青年海外協力隊などJICA事業に関わった経験のある人を対象にしています。
 青年海外協力隊を経験された方の中には、帰国後、自分の専門性をもっと高め、再び途上国の地で現地の人々と協力して国づくりにかかわっていきたい、と思われる方は多いと聞きます。
 海外の大学院での研修を通して、専門能力のさらなる向上を支援するJICAの海外長期研修制度は、このような方には非常に有益な制度ではないでしょうか。

 海外で学ぶということ。

考えるだけでも将来の可能性が無限に広がるような気がして、ドキドキとときめく鼓動に素直に喜ぶ自分を感じませんか?高い秋の空を眺め、この空がつながっている異国での出会いや研鑽、どんどん充実していく専門知識や議論の力を想像してみる。そして、「これからは、自分の分野の『専門家』として開発途上国の人々の役に立つのだ!」そういう思いを胸に、空に目を向けると、近い未来の自分の姿がそこに映し出されるような心地よさを覚えるのではないでしょうか。


 自分の専門分野に強い大学院で、日本では得難いような「国際的な」専門知識を習得し、その国の学生のみならず世界各国から集まった留学生と夜が明けるまで語り合う経験は、のちに自分が「専門家」として様々な立場の人と交渉をし、調整を進める際に不可欠な知識・技術に発展するものだと思います。

 開発途上国、先進国問わず、歴史や文化、風習、そして環境が全く異なる外国の人と接することが、自分の人生に大きな影響を及ぼすことがしばしばあります。私自身、国際協力、ODAの世界に入ろうと考えたきっかけの一つが、アメリカでともに学んだインドネシアの友人が発した「日本はお金持ち。自分の国のことしか考えていないのでは」という一言でした。月日をかけて語り合ったのち、彼女は思い出したように言いました。「日本という国を良く思っていなかったが、日本人はいい人だ。」

 海外で学ぶということ。
それは専門家になるための大きな「礎」を与えてくれるものだと思っています。同時に、海外で研鑽するその向こうにある夢のためにひたむきに勉学に励む自分の姿に感銘を受ける外国の人々は一生の友人になることと思います。そして、「専門家になりたい自分」が多くの親日派を育てていることに気付くことでしょう。

 将来の「専門家」を夢見ている方々、是非積極的に応募してください。(M.Y.)
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