PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第415号)

第415号  ピッチにかける思い

先日、知り合いの国際協力専門員より相談を受けました。
「○○大学から准教授で来ないかと誘われているんだけど、どうしようか迷っている」とのこと。待遇も悪くないといいますし良い話ではないかと思ったのですが、迷っている理由がさすが国際協力専門員らしい。
「現場を大事にしてきたし、現場からは離れたくないんですよね、、、」
大学に所属していても国際協力はできますし、実際そういう先生方も多いです。それでも迷っているのは、やはりJICAの国際協力専門員としてODAの現場に関わる関与度はそれだけ違う、ということゆえでしょうか。


そもそも「『国際協力専門員』てなに?」という方も多いかもしれません。一言でいうと、国際協力のプロ、ですね(詳しくは「しごと@JICA」の「 国際協力専門員 」参照)。
JICAの職員もプロなんじゃないのと言われそうですが、ちょっと性格が違います。
サッカーで例えればJICA職員はFIFAのスタッフのようなもの。次の試合をどこでどう開催するかとか、ルールの改訂をどうするかといった感じの仕事が多いです。
一方、専門員はまさにプレーヤーです。あるいはコーチや監督の場合もあります。「試合」のため文字通り世界中を飛び回っています。
もちろん、プレーヤーは他にも、「専門家」やコンサルタント、NGOなどたくさんいます。青年海外協力隊(JOCV)などのボランティアも重要なプレーヤーですね(U21ってところでしょうか。JOCVの場合U39か)。

他のプレーヤーと比較して専門員の特徴はやはりその専門性の高さでしょう。学位(博士号)をお持ちの方が3割以上。大学で講義を担当している方も多いです。人材の層としては国際機関レベルかな、と思います。実際に国際機関経験者も結構います。各分野の専門性と国際協力やODAの現場での豊富な知見、両方を兼ね備えている人材といえるでしょう。
おもしろいことに、U21というかJOCV出身の国際協力専門員が3割いるんですよね。
ちなみに、大学に移るか悩んでいる冒頭の国際協力専門員もJOCV出身。「私にとっては隊員のときから、現場ってとっても大事なものなので」とのこと。ピッチにかける思いの強さを感じます。


JICAでは今、国際協力専門員を募集しています。PARTNER、JICAホームページをご覧下さい。
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国際開発ジャーナル10月号にも関連記事が載りますので、あわせてご参照下さい。(K.T.)
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