PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第422号)

第422号  さまざまな「資質」と自分ブランド

 PARTNERで説明している「国際協力人材に求められる6つの資質と能力」は分野・課題専門力、総合マネジメント力、問題発見・調査分析力、コミュニケーション力、援助関連知識・経験、地域関連知識・経験から構成されています。
 これらの資質をじっくり見ながら、自分がアピールできるものはどれか、そしてより研鑽が必要なものはどれかなど、自己分析を行っている方々も多いことと思います。
なるほど、これら6つの資質があれば国際協力の現場で十分に力を発揮できるだろうと想像しつつ、さてさて、他の職種ではどのような力が求められるのだろうかとふと思い立って、宇宙飛行士の資質について書いてある本を読んでみました。
 当然のことながら宇宙飛行士はかなり特殊な職業であり、よほどの人でない限りは宇宙飛行士にはなれない、というのが社会通念だと思います。彼らは選抜され、さらに過酷な訓練を経てそれに耐えうる人である、という考えが一般的でしょう。しかし、かの本に書かれた宇宙飛行士に求められる資質を読んで、いい驚きを得ました。
 そこに記されている資質は、なにも宇宙飛行士に特別に求められるものではなく、日本と文化や環境の異なる地で業務を行う者を含め、どの業種であれ、気持ちよく、自分の力、そしてチームの力を発揮するために求められるものでした。例えば、、、
  • 自分の資源を点検する力
  • 高い自己効力感を得る力
  • 柔軟なストレス対処法を用いることができる力
  • ネガティブな考え方から素早く脱却できる力
  • 明るいコミュニケーション能力
  • ソーシャルサポートの豊富さ
  • 対人ストレス耐性
  • 対役割ストレス耐性
  • 対環境ストレス耐性
などです。これらの資質の素地を備えた人物が、これらをさらに強化し、強靭な宇宙飛行士になるのでしょう。これらの資質は、いわゆる机上の勉強で身につくものではなく、日ごろの心がけ、思考、意思など、いわゆる「精神的な」部分を磨くことにより向上できるのではと思いました。
 自身の業務、そしてそれを通して行われる相手の業務、さらにはそれらを組み合わせて生まれる全体の業務をうまく遂行し、パフォーマンスを上げ、それによる業務の効果を最大限にするためには、日ごろの生活を通してこれらの能力を上げていくことがまずは大切なのだろうと感じました。
「資質」と聞いて構える必要はない。まずは日ごろの自分の心をポジティブに持っていけば、それがいつかは肉となり、資質となり、自分ブランドが出来上がるのではないでしょうか。(M.Y.
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