PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第442号)

第442号  日本語

国際協力を志す人であれば語学の重要性を認識し、英語だけでなくスペイン語、フランス語、中国語、ロシア語、アラビア語など多くの国で使われている言語の自己研さんに励んでいる人も多いと思う。PARTNERに掲載される求人情報にも応募条件として「語学力」の欄があり、何点以上や何級以上と書かれているものも多いので、それをクリアすることを一つの目標としている人も多いであろう。

 さて、旅行や短期間での滞在であれば、その国の言語をわざわざ学習しなくとも世界共通言語の英語等がある程度使えれば困らないし、場合によっては語学のプロである通訳さんの力を借りれば業務上も支障はないと言える。
 ただ、その国の言語を学ぶと、例えば人々がよく使う言い回しが前向きなものであると「陽気な国民性」、あきらめのものが多いと「内向的な国民性」と、その国民性が少しわかる気がするし、また地名にはその国の英雄や統治者の名前を付けたものや、時代により変更になったものが多いことからその国の歴史や文化がわかるので、やはりその国の言葉を学ぶことは、その国を理解するための近道だと思う。

 このように、英語や様々な国の言葉を学ぶことの重要性については論をまたないが、同様に重要なのが日本語を海外の人達に広めることではないだろうか。
 国際交流基金の調査によれば、日本語を学ぶ人は全世界で約400万人にのぼり、学ぶ理由としては、「日本語そのものへの興味」、「日本語でのコミュニケーション」、「マンガ・アニメ・J-POP等が好きだから」が多いようだ。
 マンガやアニメから入ってもらった日本語の世界を体験してもらえば、英語による説明よりもはるかにスムーズに日本人の気質、文化や歴史を知ってもらえるし、何より日本人には、外見上はいわゆる「ガイジン」でも日本語を喋るだけで「仲間」意識が芽生えるので、日本人の「グローバル化」推進のためにも海外での日本語の普及・定着化がこれまで以上に進んでくれればと思う。

 そのためにJICAだけでなく、様々な機関や人が努力されていると思うが、“自分”も何かできないか、何かするためにはどんな資格をとったり、勉強をしたり、行動をとったら良いのかを考えることは、なかなか答えがみつからないものの、「日本語を世界の人々に広める」ことが、自分の趣味や、今後の人生の目標の一つになるのではないかと考えることは楽しいものである。自分の趣味に他言語の習得をあげる人は多いけれど、それに「日本語を広める」ことが加わったらもっとワクワクしませんか?(S.N)

 
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