PARTNER 国際協力キャリア総合情報サイト PARTNERニュース・コラム(第455号)

第455号  思わぬところで。。。

日本はイランに対して長年にわたり、環境分野や農業分野などの分野で技術協力を行っている。その一環で農業技術者向けの研修センターに対する協力も行ってきた。現在では、イランの隣国アフガニスタンの農業技術者に対する第三国研修をこの研修センターと協力して行っていて、イラン人技術者がアフガニスタン技術者に対して技術指導を行っている。
その研修の閉校式に出席するためにセンターを訪れた時のこと。


このアフガニスタン向け研修コースのコース担当者は、
「今、自分が担当している研修コースは、コースの組み立てはもちろん、宿泊や福利厚生などの研修運営についてもJICA筑波国際農業研修センター(当時:現筑波国際センター)でのノウハウを生かしている。JICAの研修コース運営に感銘を受け、稲作技術に加えて、研修施設・福利厚生の運営ノウハウもできるだけ吸収しようと思った。その成果を、今、イランでの研修コースに活かしている。自分はJICA研修員として外国で研修を受ける立場を経験した。その時に、JICAのスタッフがしてくれたことが有り難く、今は自分が研修運営担当者として日本での経験を活かしている。」
と、話してくれた。技術のみならず、研修運営でも日本の研修ノウハウが役に立っているのだ。
更に、このセンターの農業土木分野のイラン人教官が私のところにやってきて、「昔、あなたと筑波国際農業研修センターで一緒だった。懐かしいねえ」と、写真と、当時の研修オリエンテーションの資料を見せてくれた。確かに、そのリストには私の名前もあるし、彼の名前も記されている。もう20年も前のリストと写真。互いに20年前と容姿はかなり変化しているが、確かに自分たちだ。そして、当時のセンターの諸先輩や同僚の姿も。よく大切に保管していてくれたものだと感激と感謝の気持ちでいっぱいになった。

人を通じた協力の大切さを改めて実感している。(Y.T.)
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