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第490号  中南米の魅力ってなんだろう

中南米の魅力ってなんだろう。
イグアスの滝、イースター島、ガラパゴス諸島、マチュピチュの遺跡、カリブ海、ウユニ塩湖、リオのカーニバルetc 数え上げたらきりがないけれど、その最大の魅力はそこに住む人たちだ。
もちろん、中南米といっても、日本の50倍以上の面積に、33か国、6億人が住み、民族や歴史も様々だ。言語もスペイン語、ポルトガル語、英語、フランス語はもちろんのこと、ケチュア語、アイマラ語といった民族の言語もたくさん。宗教もカトリックだけではなく、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教等々。
欧州からの移民だけではなく、100年以上前から日本人も多数移民している。今では全世界の日系人380万人のうち、6割の200万人以上が中南米で暮らしている。
もちろん、他の地域・国と同様に貧富の差はあるし、様々な課題を抱えているのも実情だ。

 
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(写真:チリの大学構内に鳥居?!)
 
先日、ボリビアの空港で搭乗の長い列に並んでいたところ、急に名前を呼ばれて預けた荷物をチェックするように言われた。同様に指摘された30代の若いブラジル人は「妻と幼子がいるのに、なんでこんな時によばれなきゃならないんだ」とボヤキながら、搭乗口下の荷物置き場に案内された。 体格のよさそうな係員が3人。僕らの荷物を引きずりだし、「トランクを開けろ」と指示をする。若いブラジル人と僕は仕方なくトランクを開け、係員がごそごそと探り出す。もちろん、何も出てこない。暑いし、ほとほと疲れ切った午後。
僕が、「なぜ、僕と彼、2人が選ばれたのか。何か疑われるところがあったのか」と尋ねると、「いや、ランダムに選んだまで」との回答。 トランクが閉められると、さっきまで文句を言っていたブラジル人は、「ありがとう」と係員に抱き着く。

二人で搭乗の列に戻るときに、若いブラジル人は、「まあ、彼も仕事なんだよね。つらい立場だ」との一言。

そう、中南米では、相手の立場にたった行動と相手を元気にさせるような言葉がとても多い。
頭で考えているのではなく、条件反射的に体が動くことが多い。日々の挨拶も肩と肩を合せ抱きしめる場合が多い。

路上で迷子になった人がいると、寄ってたかって集まって来て、あっちだ、こっちだと親切にも教えたがる。教える方が本当の道を知らなくてもだ。困っているからなんとかしてあげたいという気持ちが先に立つ。

合理的という言葉と対局にある中南米の人とその暮らし。
ちょっと中南米まで出かけてみませんか。ラテンの風に吹かれればきっと元気になれますよ。
元青年海外協力隊員 S.Y
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