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様々な経験が開発コンサルタント企業で輝く 異業種からの転職組が見る開発コンサルタントの現場とは ~開発コンサルタントで働く~


これまでの経験は、国際協力の道に通じていた
 現在、「アイ・シー・ネット株式会社」のプロフェッショナルスタッフという肩書で働く荒木さんだが、この業界で働くことになったのは1年前の新聞の求人広告がきっかけだった。
の業界で働く方は早い時期から国際協力に対して高い志を抱いている方がほとんどだと思うのですが、実は私自身は国際協力を目指していたというわけではないのです。応募当時はかねてからやってみたいと考えていた観光での産業振興を行おうと経営コンサルタントとしての独立を目指したのですが、経験も人脈もほとんどない状態でやっていくのはさすがに難しかった。次の方向性を探していた時に、たまたまアイ・シー・ネットの新聞広告を見たんです。『コンサルタントになりたい未経験者募集』という内容で、こういう職種が求人広告に掲載されること自体が珍しいので、話だけでも聞いてみたいと思って応募しました。
 荒木さんは、大学卒業後、電力会社入社。退職後、英国留学を経て日系大手半導体メーカーに転職。そして、30代に入り、観光コンサルティング会社を起業という経歴だ。「国際協力を目指していたわけではない」とキャリアを振り返る荒木さんだが、海外との接点は幾度となく、あった。
力会社では国際部門で中東や東南アジアといった途上国の海外インフラ投資案件に関わっていましたし、英国留学後は、日系大手半導体メーカーの経営企画部門で、グローバル市場分析や企業全体の戦略策定に携わっていました。観光コンサルティング会社を立ち上げたのも、休みを見つけては世界各国を訪れる中で、観光分野が今後ますます日本で発展する産業となる可能性が高いと肌で実感していたからでした。

 アイ・シー・ネットでの面接では自分の経歴を振り返って、このようなことをやってきました、こういうことならできるかもしれません、ということをお話しました。本来なら、もっと、国際協力のコンサルタントとして、こういうことをしたいと強くアピールするのが良かったのでしょうが、当時は国際協力について漠然としか、わかっていませんでした。
 「電力会社時代は国際協力にも接点があったものの、転職先の選択肢のなかに開発コンサルタントは入っていなかった」という荒木さん。

 ただ、気がつけば、これまでに培ってきた荒木さんの十数年のキャリアは、国際協力業界が必要としているものに。何十人もの応募者のなかから狭き門をクリアすることができたのだ。
 
異業種の経験が開発の世界で活きた!
社してちょうど一年が経ちました。この一年は、案件受注のためのプロポーザル作成、契約書等書面の取り交わし、経費の精算といった国内での後方支援作業が中心でした。海外出張としては他のコンサルタント会社と共同で送電線建設の準備調査を行うため、ケニアに行きました。このプロジェクトは円借款の案件だったので、プロジェクトの採算性があるかどうかを判断する経済分析のポジションです。電力会社の経験がなければいきなり行くことはなかっただろうと思いますし、現地でも自分の職歴が活きて、慣れない面は多々ありましたが、思っていたよりスムーズに作業ができました。
 いくつかの業種を経験しているだけに異業種からの転職組にありがちな前職とのギャップに苦しんだことはないというが、業務に必要とされる英語のレベルの高さには驚かされたという。
められる英語力の高さにはとまどいを感じましたね。語学力はそれまではそれほど悪くはないと自負していたのですが、この業界で要求されるレベルは本当に高い。たとえば、TOIEC900点は世間的に見れば一目置かれる存在になると思うのですが、この会社のなかだと、目立たなくなってしまう。

 また、実際の仕事でも、現地では、思ったようにコミュニケーションがとれませんでした。今までも英語で文書を書くこともありましたし、これまで在籍していた会社で多くの技術者が外国人技術者とのコミュニケーションを比較的円滑に図っていたのを目にしてきたので、私自身、少し甘く考えていたような気がします。しかし、これは技術者同士の共通の言語があるために、それほど英語のスキルがなくてもコミュニケーションがとれていたのですね。

 ですから相手国の、必ずしも考え方や専門性を共有していないクライアントとのコミュニケーションでは、自分のいいたいことが思ったように伝わらなかったことにとまどいました。

 これは今後海外での調査経験も積んで補っていくことになるのでしょうが、コミュニケーションスキルをどのように積んでいくかは関心事項ですね。
 技術者同士の共通言語が通じる分野もあれば、高いレベルの語学力が求められる分野もある。多岐にわたるコミュニケーション能力が必要とされるのだ。

 荒木さん自身は、コミュニケーションのツールである語学を課題としながらも、一方でコンサルタントに必要な資格も取得した。
年、中小企業診断士の試験に合格して、この春に登録となります。中小企業診断士は国際協力の業界、とくに産業振興の分野で有用な資格です。起業していたときにもこの資格の必要性を感じていましたが、今後、国際協力の仕事でも大いに活かせるのではないかと思っています。
 着々とキャリアを積み重ね、すでにコンサルタントとしての活動が視界に入っている。
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の夏にエネルギー関連の案件に携わる予定です。相手国政府の気候変動対策の戦略立案を支援するアドバイザーです。こうした経験を積んで、エネルギー分野や中小企業振興など幅広く産業開発の関連でコンサルタントとして海外に出ていければと思っています。そして、いずれは、他業種から入った人間として、日本の民間企業と国際協力の橋渡しをできたらいいなと考えています。
 
アイ・シー・ネット株式会社の採用情報や、国際協力を目指す方々向けの研修コースの案内は、
ウェブサイトからご確認いただけます。
・アイ・シー・ネット株式会社(http://www2.icnet.co.jp/

本インタビューは、「知りたい、採用する人される人」で公開していた内容と同一です。