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環境コンサルタントとして 20年ぶりに訪れたバングラデシュ  ~調査団員の仕事①~

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個人コンサルタントとしてのやりがいを感じる20年ぶりのバングラデシュ

現在バングラデシュでは、飲料水源として利用されている地下水が、飲料水として適当でないことが明らかになってきました。この原因としては、農業用水を汲み上げ過ぎたことによって地下水に砒素が混入したこと、また沿岸域に位置しているため、地下水に塩水が浸透しやすいことがあげられています。

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この問題を解決するため、JICAは他の国際機関やNGOと共に、さまざまな協力を行っています。2009年1月、私は「クルナ水供給改善整備事業協力準備調査」調査団の一員として、環境社会配慮分野の担当として参団しました。私の任務は、河川水を水道用水として利用する可能性について調査を行うことでした。

以前私は、ボランティア調整員としてJICAバングラデシュ事務所で勤務していました。今回の調査は20年ぶりの訪問で、とても懐かしいものでした。また、今回の仕事は問題解決に直接関わることができるということで、大変感慨深いものでもありました。

諦めずにチャレンジ

私は大学を卒業し、農業実習を積んだ後に青年海外協力隊へ参加しました。その後、バングラデシュでボランティア調整員を経験し、その中で「貧しい人達の暮らしの改善に、少しでも貢献できる仕事がしたい」という気持ちが強くなってきました。

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帰国後、コンサルタント会社で国内の環境関連業務に携わり、退職後の2003年に『PARTNER』にて国際協力人材登録をしました。現在は個人コンサルタントとしてJICAの公示案件に応募し、環境関連の業務に参加しています。

コンサルタント会社に勤務していた時は、国内での環境の仕事を担当していたため、海外の業務経験はほとんどありませんでした。しかし、「最初は誰でも経験がない。プロポーザルは提出しなければ土俵に上がれない。自分にはハードルが高いと思っても提出する意気込みも必要。不得意な部分や弱点は選定されてから勉強できる」と考え、諦めずに何度も応募を続けておりました。そのため、6回目に提出したプロポーザルがやっと選定された時は本当に嬉しかったことを今でも覚えています。また、応募し始めたばかりの頃は、落選続きでしたが、一度業務を経験すると、再び選定される機会が増えるようになりました。

私がプロポーザルを書く際に心がけているのは以下の点です。

・プロポーザル作成要領を熟読する
・分かりやすく書く
・公示された案件に対して、自分はこう考え、このように問題を解決する。
 問題を解決するための経験は、このような仕事や活動で経験しているということを書く。
 

応募を考えている方へ
まず、心身の健康を維持することが基本です。また、専門職としての判断力、調査団の一員として協力しながら目的を達成していく力、どちらも不可欠です。ひとつの業務に参加するごとに自分の弱点を見つめ、それを強化していくための自己研鑽が必要だと考えています。

※本インタビューは、「しごと@JICA 活躍するひとの声」で公開していた内容と同一です。