― 開発コンサルタントに必要な専門性とは?
農村開発や保健・医療、教育・人材育成など、日本が不得手とされてきたソフト分野の国際協力事業のトップランナーとして93年の創業以来、リードし続けるアイ・シー・ネット株式会社。「人」中心の人間・社会開発は国内外で高い評価を受けている。こうした一線級の開発コンサルタント企業が求める人材とはどのようなものか、執行役員の河原工さんにお話をうかがった。
私たちが必要とするのは、『国際協力コンサルタント(以下、コンサルタント)』です。コンサルタントとは外務省やJICAなどの政府系開発援助機関、国際機関、民間企業などをクライアントとしてコンサルティングサービスを提供する職種で、平たくいえば、『自分の名前で案件が受注ができて、クライアントから求められる業務を行える人』ということになります。
求められるのは語学力と専門性です。語学力は業務に関する議論や報告書がしっかりと書ける人、例えば英語ならTOEICで800点後半が望ましい。英文報告書作成能力も重要です。専門性については、専門分野とその関連分野についての知識を持ち、同分野の最新の動向に限らず、途上国における応用手段・事例についても明るく、クライアントから『競争力のある人材』だと認識されるくらいのレベルが求められます。技術士や中小企業診断士などの有資格者が望ましいでしょう。
求められるのは語学力と専門性です。語学力は業務に関する議論や報告書がしっかりと書ける人、例えば英語ならTOEICで800点後半が望ましい。英文報告書作成能力も重要です。専門性については、専門分野とその関連分野についての知識を持ち、同分野の最新の動向に限らず、途上国における応用手段・事例についても明るく、クライアントから『競争力のある人材』だと認識されるくらいのレベルが求められます。技術士や中小企業診断士などの有資格者が望ましいでしょう。
アイ・シー・ネットが募集しているのは、コンサルタントとジュニアスタッフの2つの職位だ。
コンサルタントは、案件受注のための競争がある職種ですので、継続的な自己啓発の努力が求められます。民間企業や公的機関での5年程度の実務経験や、大学院修士課程修了などを評価します。実務経験と修士課程のどちらを重視するかといえば、開発コンサルタント企業としては、修士がなくても実務経験がある方のほうが望ましいですが、この業界全体からみれば、対相手国政府との関係上、修士なり、博士課程を経た方が望ましいとはいえます。
ジュニアスタッフは日本国内や海外での業務に従事する初級専門職。春と秋の年2回、若干名の募集をします。平均年齢が約30歳(全社員120名の平均年齢は40.3歳)でチャンスがあれば若い方に受けていただきたい。1年契約で最大更新が3年という期間契約ですが、実力しだいでは1年で、正社員やコンサルタントに昇格する人もいます。また、ジュニアスタッフで働くうちに、自分の適性や目指す方向が見つかって、国際機関や大学院に進む人もいます。
ジュニアスタッフは日本国内や海外での業務に従事する初級専門職。春と秋の年2回、若干名の募集をします。平均年齢が約30歳(全社員120名の平均年齢は40.3歳)でチャンスがあれば若い方に受けていただきたい。1年契約で最大更新が3年という期間契約ですが、実力しだいでは1年で、正社員やコンサルタントに昇格する人もいます。また、ジュニアスタッフで働くうちに、自分の適性や目指す方向が見つかって、国際機関や大学院に進む人もいます。
09年からアイ・シー・ネットはコンサルタント未経験者の募集もはじめた。新聞広告をうち、会社説明会を実施するなど、全社的なものだ。ソフト分野の開発コンサルタント会社が未経験者の採用には消極的な中、一歩踏み出した格好だ。
コンサルタントは通年募集で、いつでも応募をお待ちしています。ただ、今回はもっと幅広く、多くの方に知っていただく意味で、新聞広告やホームページ、会社説明会などで募集しました。開発コンサルタント企業の課題は、『実務能力の高いコンサルタントの人数をいかに増やしていけるか』です。ただし、すぐにクライアントから受注ができて、現場で仕事ができる即戦力となる人はそうそういませんし、他社さんもそうした貴重な人材は手離しません。
コンサルタントに必要な高い専門性を磨くためにこれまでは、開発コンサルタント業界で経験を積むパターンを重視していましたが、もう一つ、他業界で専門スキルと経験を積むパターンもあります。国内で実績を積んで高い専門性をもった人材に、海外の経験を踏んでもらえれば、コンサルタントとして自立できる可能性が高いのではないか。そこで、開発業界においてはコンサルタントとして未経験だが、国内の他業界で専門性を持った人の募集をはじめたのです。
コンサルタントにはまだ経験が足りないがポテンシャルが高い人のために、プロフェッショナルスタッフという職位があります。プロフェッショナルスタッフは、1〜2年本社内で会社の管理業務などのマネジメントをしてもらう中級専門職。プロフェッショナルスタッフとして正式な募集はしていませんが、コンサルタントやジュニアスタッフとして応募してきた人でふさわしい能力と経験があると判断されれば、プロフェッショナルスタッフとして採用します。その後社内でコンサルタントの業務サポートなどを行う中で、コンサルタントへの経験を積んでもらいます。
コンサルタントに必要な高い専門性を磨くためにこれまでは、開発コンサルタント業界で経験を積むパターンを重視していましたが、もう一つ、他業界で専門スキルと経験を積むパターンもあります。国内で実績を積んで高い専門性をもった人材に、海外の経験を踏んでもらえれば、コンサルタントとして自立できる可能性が高いのではないか。そこで、開発業界においてはコンサルタントとして未経験だが、国内の他業界で専門性を持った人の募集をはじめたのです。
コンサルタントにはまだ経験が足りないがポテンシャルが高い人のために、プロフェッショナルスタッフという職位があります。プロフェッショナルスタッフは、1〜2年本社内で会社の管理業務などのマネジメントをしてもらう中級専門職。プロフェッショナルスタッフとして正式な募集はしていませんが、コンサルタントやジュニアスタッフとして応募してきた人でふさわしい能力と経験があると判断されれば、プロフェッショナルスタッフとして採用します。その後社内でコンサルタントの業務サポートなどを行う中で、コンサルタントへの経験を積んでもらいます。
プロフェッショナルスタッフは1〜2年、ジュニアスタッフは5〜6年かけてコンサルタントへのステップを上がっていくイメージだ。
[1] [2] 次のページへ→
「いい仕事」ができるプロを…
















