このような専門性は活かせますか?

5-1.自分の専門が国際協力で活かせるかどうか、どのようにして調べられますか?
ご自分の知識や経験を活かせる国際協力があるかどうかを調べる方法の一つとして、PARTNERの求人情報にある検索画面の利用が挙げられます。
この画面から、「環境」や「教育」などの職務分野ごとに検索したり、「栄養」や「広報」などキーワードを入力する検索機能を利用したりして、ご自身の経験のある分野や知識に関連した求人情報を抽出し、そこに求められる条件や能力を確認することができます。
ただし、こちらは募集中の求人情報に限られます。過去に遡って求人情報を閲覧したい場合、JICA公募案件については、PARTNER「公募案件FAQ集」のページにある「過去の公募案件一覧」で確認できます。
その他、「JICAボランティア(青年海外協力隊、シニア海外ボランティアなど)」で募集される職種は、webサイト上で個々の要請内容も併せて閲覧することが可能です。

また、JICAのホームページを利用する方法もあります。
JICA課題別取り組み」においては、JICAの協力や具体的な活動事例の概要を紹介しています。ご自分の専門に繋がるような課題を探して、それに関する活動の概要を把握すると、国際協力の場で自分の専門がどのような形で活かされているかをイメージしやすくなるでしょう。
あるいは、「JICA国別取り組み」や「JICA事業別取り組み」においても、それぞれの活動の概要を知ることができます。
さらに、詳細な情報を得るには「JICAナレッジサイト」が参考になるでしょう。「分野課題情報」においては、課題ごとの基礎知識や指針、活動の内容やノウハウなど、多くの情報を掲載しています。
また、「プロジェクト情報」では、JICAの行う事業内容について調べることができます。

なお、ご自身の専門分野に関連した国際協力活動が行われていても、実際に個人コンサルタントなどとしてJICA専門家などの業務に就くのは困難な場合があるので注意が必要です。
協力内容について、特定の組織(省庁や自治体、関係機関など)にノウハウがある場合は、そこから専門家が派遣されますので、それらの組織に所属している必要があります
(たとえば、「政府統計能力向上計画プロジェクト」では、日本の政府統計を管轄する総務省から専門家が派遣されるなど)。

なお、国際協力業界におけるご自身のスキルレベルを確認する方法として、PARTNERはスキル診断を提供しています。国際協力人材登録者限定の機能となりますのでご留意ください。
5-2.「IT技術」「看護師、保健師、助産師」「教員」…など、国際協力に活かせそうな知識・経験を持っていますが、どのような仕事がありますか?
まずは、5-1.を参考に、PARTNER求人情報やJICAホームページを利用して調べてみてください。

また、国際協力のスペシャリストとして現場で活躍したい、たとえばJICA専門家に挑戦したい、NGOの派遣専門家になりたいというような場合は、この質問にあるような資格や関連した国内での勤務経験を持っているだけでは難しく、 開発途上国の現場における実務経験が必要とされることが多々あります。ここで言う海外での「実務経験」とは、専門技術に関連したものであることが必要です。海外で国際協力関連の実務経験を積む方法としては、 「青年海外協力隊」「NGO/NPO」などへの参加などが挙げられます。3-3も参考に検討してみてください。

実務経験を積んだ後は、個人としてPARTNERで募集される求人情報に応募したり、当該分野で国際協力関連業務へ派遣実績のある機関や団体、開発コンサルティング企業などに所属したり、NGO/NPOを通じた国際協力をするなど様々な関わり方があります。
関連する以下の項目も参考に検討してみてください。

JICA専門家になるには4-2
開発コンサルティング企業で働くには4-4
NGOで働くには4-5

なお、業務によっては、豊富な経験や高度な専門性が必要とされるなど、非常に狭き門であることにも覚悟が必要です。希望する就業先や業務について、どのような経験や能力が必要とされるかなどの応募条件や募集状況をあらかじめ調べておくことは大変重要です。
5-3.語学力を活かすには、どのような仕事がありますか?
語学力を活かす職業としては、一般的に通訳や翻訳が考えられます。
たとえば、国連では、通訳や翻訳のスキルを活かした、専門職ポストの仕事があります。ただし、英語のほか国連公用語で業務を遂行できることなどが求められますし、相当に高度な能力を要求されます。
国際機関で働くには4-3

国内では、JICAの研修員受入事業において、研修員に同行し、JICA関係者や研修実施機関の講師との間に立ち、コーディネーションや、英語をはじめとする各言語での通訳などの業務を行う 「研修監理員」という仕事があります。

あるいは、(一財)日本国際協力センター(JICE)や民間企業などにおいて、国際協力に関する翻訳や通訳業務を担う会社があります。
それぞれの会社が得意とする分野も様々ですから、語学能力とともに自分の能力や関心分野に合うところを探す必要があります。
5-4.民間企業経験(財務・会計・マーケティング・生産管理など)は、国際協力の仕事で活かせますか?
民間企業の職務経験は、内容によっては国際協力の仕事に活かせます。
最も一般的なものは、民間企業で得たビジネススキル、マネジメント力などを活かして国際協力に係る機関や団体の経験者(中途)採用に応募して、国際協力のマネジメント系の仕事に就くという方法です。

また、PARTNERでは、開発コンサルティング企業が事務系総合職などの経験者を募集したり、NGO/NPOが財務・会計・広報・マーケティングなどの職務経験をもつ経験者(中途)採用もしくは契約スタッフの募集をしたりといった情報を掲載することもありますので、求人情報検索画面のフリーワード検索機能などを利用して調べてみてください。

スペシャリスト系の仕事に就くという道もありますが、その経験をスペシャリストとして活かせる国際協力の仕事があるか、また、そのような求人があるかが重要な点です。5-1.を参考に調べてみてください。
たとえば、民間企業に関わる協力分野のひとつとして、「JICA課題別取り組み」における「民間セクター開発」が挙げられますから、そこで経歴を活かせる活動があるかどうかを調べてみるのも一案です。

民間企業における経験を活かす例として、JICAボランティア「青年海外協力隊」において、要請数は少ないですが「マーケティング」「経営管理」といった職種や、 「シニア海外ボランティア」においては、より幅広く「経営管理」「マーケティング」「品質管理」などの指導科目があります。
webサイトで要請内容を確認してみても、協力活動がどのようなものか理解を深められるでしょう。

なお、ご自身の民間企業における職務経験や専門性が国際協力分野で活かせそうな場合でも、業務によって、開発途上国の現場における、その職務内容に関連する実務経験が求められることが多々あります。
3-3も参考にキャリア形成を検討することが必要でしょう。

実務経験を積んだ後は、個人としてPARTNERで募集される求人情報に応募したり、当該分野で国際協力関連業務へ派遣実績のある機関や団体、開発コンサルティング企業などに所属したり、 NGO/NPOを通じた国際協力をするなど様々な関わり方があります。関連する以下の項目も参考に検討してみてください。

JICA専門家になるには4-2
開発コンサルティング企業で働くには4-4
NGOで働くには4-5


業務によっては、豊富な経験や高度な専門性が必要とされるなど、非常に狭き門であることにも覚悟が必要です。
希望する就業先やあるいは業務について、どのような経験や能力が必要とされるかなどの応募条件や募集状況をあらかじめ調べておくことは大変重要です。