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国際協力人材に求められる6つの資質と能力

特定分野、課題等の専門知識・経験 / 適正技術・知識選択(開発)経験・スキル

分野・課題専門力とは、特定分野・課題の専門知識・経験に加えて、その知識を相手国の自然・社会・経済の各環境・体制やカウンターパートの能力等に合せて適用させていく、いわゆる適正技術・知識選択(開発)できる力の2つの能力を含みます。
特定分野・課題の専門知識・経験は、大学・大学院などでの専門(専攻)がベースとなりますが、その後の実務経験を通じて、学校で得た知識が初めて能力にまで高められることとなります。 また、適正技術・知識選択(開発)スキルは、途上国での実務経験や過去の事例を学ぶことで身に付くことが考えられます。

問題解決の方向性を提示し、解決していく力/案件・業務を運営管理する力/人材育成や組織強化を実現する力

総合マネジメント力とは、特定の問題を解決するため、問題解決の方向性を提示し、必要な資源を動員して問題を解決していく力(問題解決力)や、多様な関係者と協議・調整しつつ、刻々と変わる環境に対処しながら、案件・業務の目標を一定期間内に達成する力です(案件・業務管理力)。
総合マネジメント力には、カウンターパートに技術を教え、彼ら自身が実施できるように仕向けていくコーチング能力や、カウンターパートを取り巻く制度・組織の改善を働きかけ、実現する力(人材育成・組織強化力)等を含みます。
(国際協力での実務経験がなくても、国内での業務経験、管理職経験がある人材の場合、こうした能力を兼ね備えているケースが多い。)

問題の発見力 / 情報収集・分析力 / 案件発掘・形成能力

問題発見力や情報収集・分析力とは、調査業務では必須の能力(評価業務を含める)ですが、技術移転業務においても、問題の所在を発見し、解決策を検討するために必要な情報を収集し、分析を通じて仮説を立てる力が必要です。
これには、個別のインタビュー技術や人脈形成のノウハウ、組織内の情報流通に関する知識、ツールとして確立されている各種調査手法などの知識を使いこなせる力や、集めた情報から結論を得るまでのプロセスで求められるデータ理解と解釈の作業で、類型化や共通事項の抽出から統計学を駆使したデータ解析を可能とする力を含みます。

語学力 / プレゼンテーション能力 / 交渉力 / 社会性・協調性・共感力

コミュニケーション力には、英語や現地語で業務上必要な意思疎通が十分できる力に加え、使う言語の如何を問わず、自分の言いたいことを相手にきちんと伝える力(プレゼンテーション)や伝え方(交渉)のノウハウを含みます。
さらに、異文化環境下での対人コミュニケーションを円滑に進める基盤となる社会性や協調性、相手側の置かれている状況に共感する力についても、こうしたコミュニケーション力を下支えする資質として必要になります。

援助手法(参加型開発等)/ 評価方法 / 世界の援助の潮流等に関する知識 / 開発援助の現場 / 援助機関等における援助実務経験

援助関連知識・経験とは、各援助機関の特性や相互の関係、主要な事業スキームの内容といった援助関連基礎知識から最近の援助潮流まで、様々な援助関連知識に加え、開発援助の現場や援助機関での業務・技術移転活動を通じて蓄積される知識、経験をいいます。

特定国・地域の法制度/社会風習/援助受入体制等の知識/特定国・地域における実務経験

地域関連知識・経験とは、特定国・特定地域の政治、経済、社会、文化、歴史、自然に関する知識や、同特定国・地域における実務経験を通じて得られた経験をいいます。