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JICA事業に携わる職種の紹介

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概要


国際協力専門員(以下「専門員」)とは、JICAの協力事業に携わるプロフェッショナルスタッフです。JICAが実施する各種事業において、国内外の事業関係者に対し、計画策定・実施・評価に関する指導、助言などの業務を行い、また調査団や専門家として海外での業務に従事することもあります。

契約期間は、年度ごとに契約を行い、最長5年間です。

求められる資質と能力

求められる資質と能力は個々の案件により異なりますが、一般的に国際協力専門員において必要とされるレベルは以下のとおりです。
「国際協力人材に求められる6つの資質と能力」も併せてご参照下さい。)
専門員は、6つの高度な資質・能力が全て必要とされます。専門員は、専門分野の助言を行う対象が、JICA職員をはじめ、相手国政府の担当官や高官である場合が多々あります。

また、求められる助言の内容も、技術的なことから、案件の運営やマネジメントなど、多岐にわたる対応が必要となります。

分野・課題専門力

専門員はさまざまな場面で高い専門力に裏付けされた助言や行動が求められるため、分野・課題専門力について深い知識と経験が不可欠です。このため、応募資格の中に「応募分野における10年以上の業務経験を有する方」という条件が挙げられています。

専門員は開発途上国での業務において、専門分野の知識を活用しつつ、常に新しい知識やその分野の新しい傾向を知るために、関連分野の学会や研究会の動向を把握することが求められます。

総合マネジメント力

専門員は技術協力専門家として開発途上国で仕事をする場合に、他の技術協力専門家や相手国政府関係者、関係団体、一般市民との連携と協力が必要なケースが多いことから、総合的なマネジメント力が求められます。このため、応募資格の中に「途上国の事情に精通し、指導力、交渉力、協調性等の資質を有する方」という条件が挙げられています。

問題発見・調査分析力

専門員は、専門分野に関する課題解決の業務を行いますが、開発途上国においては、しばしば日本国内や先進国での事例には見られないような状況下での課題解決に迫られる場合があります。これまでに解決事例のないような場合であっても、その状況下において問題点を見出し、必要な情報やデータを集めて分析を加え、解決していくための能力が求められます。

コミュニケーション力

「総合マネジメント力」の項でも述べたように、専門員が開発途上国で仕事をする場合、さまざまな関係者との連携と協力が必要なことから、コミュニケーション力が必要です。 応募資格の中に、英語の十分な外国語能力を有する方という条件が挙げられているように、英語の能力が必要です。
例えばTOEICでは860点以上のスコアを有していることが期待されています。しかし、コミュニケーション力として必要なことは、ただ単に、言語を駆使する力だけではなく、関係者との間に心を通わせ、気持ちをひとつにして協力し、連携しながら案件を進めていく力です。これは「対話力」とも一脈通ずるものがあり、関係者の意見によく耳を傾けながら、日本から遠く離れた土地で、一歩ずつ仕事を進めていくために必要な力であるといえます。

地域関連知識・経験

開発援助のプロとして実務的に業務を遂行するためには、途上国の事情についての十分な知識・理解が必要となります。
専門員の場合、特定国や特定地域の業務を担当することもありますが、世界中が仕事の対象地域となるケースも多数あります。世界各国の個別の事情にまで精通している必要はありませんが、各国各地域の政治経済文化等に対する、幅広い知識・理解が求められます。