国際協力団体セミナー 2013
~目指せコミュニケーション力UP! 
モチベーションの観点から~


 2013年9月11日(水)、JICA地球ひろば(市ヶ谷)において「国際協力団体セミナー2013 ~目指せコミュニケーション力UP!~モチベーションの観点から~」を開催致しました。当日は平日にもかかわらず、61団体、70名の方々にご参加頂き、またアンケートではほぼ全員の方より“大満足・満足”のお声を頂きました!

 セミナーは、JICA国際協力人材部長からの挨拶から始まりました。
 続いて、「PARTNER活用術」として、団体の皆様向けに、PARTNERシステムのいくつかの機能についてご紹介しました。
そして、(株)リンクアンドモチベーションより麻野 耕司(あさの こうじ)氏を迎え、皆様に“目指せコミュニケーション力UP!~モチベーションの観点から~”セミナーを提供し、最後には意見交換会でクローズとなりました。

 セミナーの各プログラムについて、以下にレポート致します。

当日のセミナープログラム

時間 プログラム 講演者
09:30~ 開場、受付開始
10:00~10:10 JICA国際協力人材部挨拶 国際協力人材部
10:10~10:15 「PARTNER活用術」紹介 PARTNER事務局
10:15~12:30 目指せコミュニケーション力UP!
~ モチベーションの観点から ~
(株)リンクアンドモチベーション
麻野 耕司氏
12:30~12:45 閉会
アンケート記入、休憩
12:45~13:45 意見交換会
14:00 終了

新機能紹介「PARTNER活用術」


 セミナーの前に少しお時間を頂戴し、PARTNERの団体用の機能である
① PARTNER活用方法紹介コーナー」、「② 人材閲覧」、「③ 研修・セミナー詳細情報ページとFacebook連携機能」、「④ 伝えたい私たちの鼓動」について紹介しました。
PARTNERの新コーナー、機能について知らなかったという方が多かったので一部を以下に紹介します。特に団体の方は是非マイページにログインし、「② 人材閲覧」を使ってみてください。


「① PARTNER活用方法紹介コーナー」
 PARTNERが提供する様々な機能の使い方を、人材・団体のそれぞれの用途に合わせて紹介しております。団体の方用に当セッションで紹介する「②人材閲覧」をはじめ、「お気に入り/応募問い合わせ一覧」、「メールボックス」の活用方法についても紹介しております。


「② 人材閲覧」
 PARTNERに登録されている国際協力人材を「基本情報(所在地、性別、etc.)」 、「登録分野・語学力」 、 「業務経験」、「キーワード」で検索し、貴企業・団体の求める国際協力人材情報を閲覧できます。
なお、人材閲覧で検索した国際協力人材をお気に入りに登録し、リスト化することで必要な時に参照することが可能です。また、お気に入り登録した国際協力人材へ直接「メール」(スカウトメール、質問メール)を送付することもできます。

「③ 研修・セミナー情報 Facebook連携機能」
 研修・セミナー情報の詳細ページの上下にFacebook「いいね!」ボタン、「送信」ボタンを追加しました。PARTNERに研修・セミナー情報を掲載した後、「いいね!」ボタンをクリックすることで貴企業、団体がお持ちのFacebookページにて広報することもできます!

「④ 伝えたい、私たちの鼓動」
 登録団体の皆さまの活動を広く発信できる場として用意しております。開発途上国での活動レポート、求める人材像、またスタッフの方の声を掲載できますので、是非ご利用ください。


目指せコミュニケーション力UP!~ モチベーションの観点から ~

 (株)リンクアンドモチベーションより麻野 耕司(あさの こうじ)氏を迎え、モチベーションの観点から、コミュニケーション力向上について、講演頂きました。

 麻野氏の自己紹介の後は、同じテーブル内で参加者同士の自己紹介。自己紹介タイムから名刺交換が始まり、今回はNPO/NGO、 開発コンサルティング企業、民間企業、国際機関と、様々な団体の皆様にご参加頂いたため、早速異業種間交流が始まっているテーブルもありました。自己紹介の後は、このセミナーに参加した理由を、参加者数名からお話し頂きました。

 リラックスしたところで、本題。モチベーション・マネジメントの方法として、以下の3つの内容についてそれぞれ説明頂きました。

1.やりたいことを把握する
2.やるべきことを認識させる
3.やれることを広げる

 まず、「1.やりたいことを把握する」ために、人々には様々なモチベーションタイプがあり、それぞれモチベーションを上げるためのコミュニケーション方法が異なると麻野氏。まずは参加者自身のタイプを判断するために、簡単なワークシートを用いたエクササイズを実施しました。今回のエクササイズではモチベーションのタイプを4つに分類しました。モチベーションをあげるには、まずそれぞれのモチベーションの特性を知ることが重要となるそうです。

 休憩をはさんで、次に「2.やるべきことを認識させる」について説明頂きました。4つのタイプによって、それぞれモチベーションが上がる業務内容は異なりますが、団体・企業として、常に本人に合った仕事を与え続けることはできません。ではその場合、どうやってモチベーションを維持するのか。麻野氏は、「変えられるものvs変えられないもの」の考え方を、簡単なエクササイズ等を使いながら説明され、モチベーションをコントロールするための思考の切り替え方法をお話しされました。


 続いて、「3.やれることを広げる」方法について説明頂きました。人のモチベーションが下がる要因の一つとして、(スキル・能力が不足しているために)自分でやれる範囲が狭いと感じること、というのがあるようです。その人の能力・スキル向上をどのようにサポートできるか、コミュニケーション方法・内容についてご説明頂きました。部下・チームを持つ方々には非常に参考になったのではないでしょうか。

 最後に20分ほど質疑応答を行い、人の成長速度や、部下ではなく同僚のモチベーションを向上させるための方法、モチベーションが高すぎるスタッフへの対応、関係者のモチベーションタイプの判断方法等について質問がありました。参加者の方々から積極的にご質問を頂き、麻野氏には意見交換会の開始時刻ぎりぎりまで質問を受け付けて頂きました。


 参加者の皆様からは「内容が実務に直結しており大変参考になった」「組織の活性化と維持に役立つ内容であった。具体的な取り組みにつなげていきたい」など、すぐに実践していきたいという声を多数頂きました。


 今後については、「新人から年配の方までがうまくいくコミュニケーション方法を教えてほしい」「組織のマネジメントに関するセミナーを開催してほしい」「現地(国際協力の現場)で求められる人材と育成方法について教えてほしい」、との要望を頂きました。

 PARTNERではこれからも皆様に有益な情報を提供していきたいと考えています。今回残念ながらご出席できなかった皆様、ぜひ次回の参加をお待ちしております。

意見交換会


 セミナー終了後には、麻野氏、セミナー出席者、そしてJICA職員を交えての意見交換会を実施。セミナー参加者は前述通りNPO/NGO、開発コンサルティング企業、民間企業、国際機関と各方面より約40名の方に出席頂き、賑やかに異業種間交流が始まりました。様々な業種の企業・団体から集まって頂いておりましたが、当日配布した参加団体一覧を手にお目当ての方に話しかけにいかれている方や、「モチベーション」「国際協力」という点で業種の垣根を越えて盛り上がっている姿が会場全体でみられました。また、麻野氏に対して、参加者が輪を作って意欲的に質問をされており、盛況のうちに散会となりました。意見交換の場として参加頂いた皆様のお役に立てたのではないかとスタッフ一同大変嬉しく思います。

講師プロフィール