アイコン1 まとめ

 国際協力の世界では、開発途上国での業務(海外赴任・出張)とライフイベント(結婚、妊娠、出産、育児、介護等)をどのように組み合わせていくか、ライフイベントにより働き方に制約がある中でどのような工夫を図るかなどワークライフバランスを実現するための切実な課題が多くなっています。これらは、本人の努力のみで解決できる課題ではなく、組織、ひいては国際協力業界全体で取り組むべき課題となっています。

 ワークライフバランスを実現することにより、国際協力の世界で活躍する人材がイキイキと豊かな人生を送ることが可能となるのみならず、「持続可能な発展」を目指す国際協力そのものへの貢献にも大きく影響します。

 これまで、国際協力人材部人材養成課ではワークライフバランスワークショップを通し、国際協力業界で活躍を目指す人材がワークライフバランスを実現しながら、より働きやすくなるような方法を、参加者と共に考える場を提供してきました。

 参加者の発言を促すため、プログラム前半は講師/パネリストの実体験に基づく講演と参加者からの質疑応答、後半は少人数のグループディスカッションを行いました。

アイコン2 ワークライフバランスワークショップ 活動報告

●開催回数:全8回

●参加者総計:366名

●これまでのテーマ:
 ・ワークライフバランスを実現しながら、国際協力の分野でイキイキ働くために必要なこと
 ・ワークライフバランス関連で直面している課題、所属先のワークライフバランス制度と運用の検討
 ・ワークライフバランスにあわせた働き方、海外赴任/出張と子育ての両立
 ・海外赴任/海外出張時のワークライフバランス上の課題と取り組み
 ・ワークライフバランスにあわせた多様な働き方にかかる組織の取組
 ・国際協力分野におけるキャリア開発とワークライフバランス
 ・国際協力業界でイクボスを増やすために             etc..

 「制度・運用面」、「個人の取組み・意識面」、「国内の一般的な課題」や「国際協力に特有の課題」という視点から全体をバランス良くカバーするようテーマ設定を行ってきました。

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 「ワークライフバランス」は決して個人の取組みや頑張り、周りのサポートのみに帰結するものではなく、所属先や社会の制度、またその制度の運用によって実現が図られるものであり、そのバランスも重要となります。

●参加者満足度:
 参加者からは全8回アンケートにご協力いただき、全366名の参加者の内、275名から回答を頂きました。
 275名のうち、9割を超える249名がワークショップについて「大変良い」「良い」と回答しました。

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●参加者の声:
 ・組織の垣根なく国際協力業界のワークライフバランスについて話し合うことができ、多組織での働き方や制度等、とても参考になった。困難があるなしに関わらずそれぞれのステージを楽しんで学ぶ姿勢が素晴らしいと感じた。
 ・ワークライフバランスの考え方、捉え方は様々であり、キャリアパスも人それぞれで、全ての人に普遍的である「回答」はない。ただ、働き方に制約があるなかで、「国際協力の業務」と「ライフイベント」の両立に向けて、悩みながらも確固たる信念を持って、調整・工夫を図っている講師/パネリストの実体験を聞き、ロールモデルを見つけることができた。
 ・キャリア開発やワークライフバランスについての具体的なイメージを作ることが出来、国際協力の分野で働く女性も結婚子育ての両立が可能であることがわかった。