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浸水被害から暮らしを守る技術を世界へ(秩父ケミカル株式会社)


 

 

 

 

 

SDGsにどのように取り組んでいますか?

 

近年、気候変動や都市開発の影響によって、国内外で浸水や冠水の被害が頻発しています。私たち秩父ケミカルは、そうした被害を食い止めるための雨水貯留槽の開発・普及を通して、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」及び目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成に貢献しています。

 

雨水貯留槽とは、その名のとおり「雨水を貯める」タンクのことです。雨水を一時的に地下に貯め、徐々に土中に浸透させ、ゆっくり放流することで、浸水被害を防ぎます。また環境負荷を軽減するため、従来のコンクリート製のものではなく、リサイクルした再生プラスチック製の貯留槽を提供していることも、当社の大きな特長です。軽量で、非常に耐久性が高いため、50年以上使い続けることができるんです。

 

2013年には、JICAが実施する「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択され、海外展開もスタートしました。インドネシアで公共施設の駐車場に、当社のプラスチック製貯留槽を設置し、今まで雨が降ると冠水のため使用できなかった駐車場が使用できるようになったことは大きな成果でした。また2017年にも同支援事業を活用してタイへ進出し、バンコクの工業団地敷地内に当社製品が導入されました。効果は非常に高く、現地のメディアにも取り上げられるほど話題になっています。世界各国で豪雨や大型台風などの被害が増え、人々の暮らしが脅かされていますが、SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成のために、今後も私たちの技術を役立てたいと思っています。

 


※「ニュープラくん(強化型プラスチック採用の雨水貯留槽)」組立作業中の様子

 

 

 

SDGsに取り組む理由やきっかけは何ですか?

 

当社が雨水貯留槽の開発に乗り出した20年前から、海外では既に主流になっていたキーワードが“サステナブル(持続可能)”です。「将来、企業にとって欠かせないテーマになるのは、“サステナブル”だ」と考えた私たちは、それ以来、環境に配慮した製品づくりを続けてきました。廃プラスチックの再利用を進めてきたことや、長く使える耐久性の高い製品を追求してきたこともそのためです。2015年に「SDGs」という言葉が国連で採択され、明確なメッセージとして発信されたときは、「私たちが取り組んできたことがやっと表舞台に上がってきた」という気持ちでした。

 

雨水貯留槽をつくる企業は他にもありますが、当社の強みは、ただ貯留槽を提供するだけでなく、設置する場所の特性に合わせた工夫をしてきたことです。設置前には「その地域にどれだけの雨が降るか」、「どのような配置で水を貯めれば効率が良いか」を徹底的に調査します。例えば先述のタイ・バンコクのプロジェクトでは、貯留槽のプラスチック素材から見直し、タイの気候に合ったオリジナルの製品をつくりました。タイは日本よりも平均気温が高いため、高温での耐久性・強度が必要だと考えたためです。このように工事の計画段階から顧客に伴走し、一つ一つの案件に真剣に取り組んできた結果が、現在の信頼につながっているのだと自負しています。

 


施工現場では調査、ヒアリング、説明を徹底して行う

 

 

 

これからどのようなSDGs活動を目指しますか?

 

現在、当社製品の国内シェアは約15%。さらなる全国展開を進め、SDGs達成年の2030年までには25~30%へシェアを伸ばすことが目標です。その目標に向けて現在、自社研究施設の立ち上げも進めています。

 

もう一つの目標は、タイを中心とした海外展開の本格化です。タイでの普及体制を確立できれば、陸路によってカンボジアやベトナムへ、当社の技術を提供できる可能性も生まれます。同時に輸送コストの削減を目指し、タイでの現地生産も視野に入れています。

 

先述のインドネシアのプロジェクトから1年後、状況調査で再び現地を訪れたとき、とてもうれしいできごとがありました。貯留槽を入れた駐車場を管理している方から、「ここの工事をした日本人か?」と声を掛けられたんです。「そうです」と答えると、「やってもらってよかった!日本の技術は素晴らしい!」と言われました。貯留槽を入れてから浸水被害がかなり軽減されたようで、とても喜んでいただけたんです。また、タイのプロジェクトも高く評価され、現地の企業や団体からの引き合いがあったり、タイの有名大学教授より、「研究プロジェクトに取り入れたい」という話をいただいたりもして、大きなやりがいを感じています。

 

気候変動の状況は依然として厳しいものですが、今後も私たちの技術で世界の人々の住みよい暮らしを守っていきたいと思っています。

 


設立30周年の社員記念写真

 

 


 団体名:秩父ケミカル株式会社
 団体種別:民間企業
 所在地:東京都
 設立目的・事業内容:土木建築資材および肥料の製造販売
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