職務内容
- 職務分野
- 貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術、一般事務・経理、多岐にわたる分野
- 業務対象国/勤務地
- アジア フィリピン
- アジア:フィリピン、インド ※メインエリアはフィリピンを想定。他、業務の進捗に合わせて他アジア・アフリカ地域の可能性もあります。 ※状況に応じてリモートワークも可能です。
- 業務期間
- 2023/09/20 ~
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- 業務内容
<仕事概要>
フィリピン・インドを中心とした開発途上国で、グローバルに新たなビジネスモデルを実現していくためのプロジェクトを手がけていただくポジションです。具体的には、フィリピン・インドをはじめとした事業実施国でのビジネス環境調査に始まり、ポテンシャルカスタマーとの折衝や条件交渉、製品企画管理、事業収支シミュレーションの実施~予実管理、商流開発や、諸種のワークフロー設計などの幅広い業務を手がけ、これまでに前例のない開発途上国×マス・カスタマイゼーションという領域を、事業開発の視点から推し進めていただきます。
具体的には、以下のプロジェクトでご活躍いただきたいと考えています。
◆新プロジェクトの立ち上げを含む、プロジェクトメンバーとしての事業推進 ・フィリピン・インドをはじめとした事業実施国でのビジネス環境調査
・ポテンシャルカスタマーとの折衝や条件交渉、製品企画管理、事業収支シミュレーションの実施~予実管理、商流開発 など
◆義足のエージェント・ライセンス生産プロジェクトの実装
・これまで自社にて集客して製造・販売していた義足ビジネスについて、設計ソフトウェア(3D-CAD)や、製造ソリューション(自社製3Dプリンタなど)を他社にライセンスすることで、外部のエージェンシー・ライセンシーが私たちのコア技術を利用して義足を作れるようディレクション
・必要なSaaSソフトウェアや3Dプリンタなどの開発完了後、世界各国の義足を求める協力会社にてどう事業として成立させていくのかの計画立案
・事業拠点のインド・フィリピン以外の国からのオファーに対する対応(インドネシア・エジプト・イラク・ウクライナなどを想定)
社内体制: COO 事業開発メンバー4名
#社会課題に挑む企業
#チャレンジできる環境
#ユニコーンを⽬指す企業
#DX推進
<募集要件>
■必須要件・戦略コンサルタント・途上国開発コンサルタント
・事業会社の事業開発部などでのプロジェクト遂行経験(2年以上)
・海外事業ないし海外プロジェクトの経験
・インドまたはフィリピン在住で長期海外出張が可能(最大4ヶ月/年程度で、インド・フィリピン・その他を想定)
・英検2級、ないしTOEIC730点程度の英語力
■歓迎要件
・開発途上国でのお仕事の経験
・スタートアップやベンチャー企業などでの経験
・ソーシャルビジネスや開発途上国への関心
・政府系の補助金・助成金の運用経験
<職場>アジア:フィリピン、インド
※メインエリアはフィリピンを想定。他、業務の進捗に合わせて他アジア・アフリカ地域の可能性もあります。
※状況に応じてリモートワークも可能です。
※本求人はフィリピンまたはインドにお住まいの方限定の求人です。
- 職種
- 経営・企画・広報系
- 勤務形態
- 正職員
- 働き方
- テレワーク、地方勤務、海外勤務、短期間、週に数日間のみ、フレックス、副業・掛け持ち、業務委託
応募条件
- 語学力
- 英語
- 英検2級、ないしTOEIC730点程度の英語力
- 学位
- 学士あるいは同等程度
給与・待遇
- 給与レンジ(月額:円)
- 40~50万未満
- 昇格・賞与あり
- 待遇
想定年収: 20,000USD-40,000USD
月給制 : 1,550USD- 時間超過分については別途支給いたします。
※給与は、保有されるスキル・経験・能力により優遇、相談の上決定します。
※フィリピン在住の方はPHP、インド在住の方はIDRでの支給を想定しています。
- 福利厚生
- 交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制、各種社会保険完備
- 加入保険
応募について
- 応募方法
【応募方法】
下記URLよりご応募ください。■応募用URL
https://herp.careers/v1/instalimb/V10YhCF-zBvM
- 募集人数
- 1名
- 募集期間
- 2023/09/20 00:00 ~ 2024/09/20 23:59
- 応募時の注意事項
その他の募集ポジションの情報は当社ウェブサイトでご確認いただけます。
世界で最も脆弱な「開発途上国の貧困障害者」を救出する、事業開発(※フィリピン・インドに在住の方)を募集します!
インスタリム株式会社
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 猫平光
- 電話番号
- 03-6805-5356
- メールアドレス
- recruit@instalimb.com
- ホームページ
- https://www.instalimb.com/
- 担当者から一言
代表取締役CEOの徳島です。
この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。
彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。
後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入が不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。
フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。
フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。
私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。
帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。
ぜひ私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?