職務内容
- 職務分野
- 貧困削減、保健医療、援助アプローチ/戦略/手法
- 業務期間
- 2024/07/08 ~
- 就業時間
- 11:00 ~ 14:00 (休憩時間: 12:00 ~ 13:00 )
- 目安:週8-16時間 ※業務委託のため、制約はありません。
- 休日
- 土、日、夏季休暇、年末年始
- 時間外労働
- なし
- その他業務条件
- ■雇用形態 業務委託 契約更新:あり ■勤務地 フルリモート
- 業務内容
世界には、義肢装具を購入できない人が9千万人も存在しています。
当社はこの社会課題を「3Dプリンティング × AIテクノロジー」という新技術で、一人ひとり異なったその人だけの形状を備えた「マス・カスタマイゼーション」の義肢装具(義足)を開発・製造し解決することを目指すスタートアップ企業です。
JETRO「日ASEAN新産業創出実証事業」や東京大学 IPC「起業支援プログラム」などに相次いで採択されて注目いただいています。
現在は東京に本社を構え、フィリピン・インドを主な拠点として活動中です。社会的意義がある事業を通じて自らの手で国際貢献を行っていきたい方を広く仲間として求めています。
【募集するポジション】
当社では、研究開発や新規事業の創出を推進するため、補助金申請時および採択後の助成元へのレポート提出を担う「補助金プロジェクトコーディネーター(理系)」を募集しています。自社製品の研究開発や新事業の立ち上げにおいて、補助金の調達は極めて重要です。
この役割では、単なる事務書類の作成ではなく、特に開発分野における報告レポートの作成を主にお任せします。
【具体的な業務内容】
技術開発の補助金関連書類の作成
・研究開発や技術開発プロジェクトの進行状況や成果を詳細に文書化し、助成元に提出。
・実験結果や調査データを分析し、科学的な根拠に基づいたレポート作成。
【応募要件】
■必須スキル
・レポート作成能力: 技術的な内容をわかりやすくまとめる能力があること。
■歓迎スキル
・補助金関連書類の作成経験: 研究開発や新規事業のための補助金関連書類作成の経験があること。
・業界知識: 弊社の事業と関係する業界(例えば、IT、医療、途上国開発など)における補助金制度の知識や経験があること。
・分析能力: データや成果の分析ができ、戦略的なレポートを作成できる能力があること。
【求める人物像】
当ポジションでは、弊社の研究開発のトップと対話し、その議論や情報を収集し、的確にレポートに落とし込むことが求められます。具体的には、技術的な専門知識を基に、重要なポイントを抽出し、わかりやすく整理して表現する能力が必要です。また、自己主導で作業を進め、最終的な成果物に責任を持つ姿勢が期待されます。
- 職種
- 事務・管理・経理
- 勤務形態
- 委嘱
- 働き方
- テレワーク、地方勤務、週に数日間のみ、フレックス、副業・掛け持ち、業務委託
応募条件
- 語学力
- 不問
給与・待遇
- 給与レンジ(月額:円)
- 20~30万未満
- 待遇
時給 2,500円〜4,000円(応相談)
- 加入保険
- なし
応募について
- 応募方法
- 募集人数
- 1名
- 募集期間
- 2024/07/05 17:00 ~ 2025/07/03 23:59
- 応募時の注意事項
その他の募集ポジションの情報は当社ウェブサイトでご確認いただけます。
スタートアップ企業の事業を推進する、補助金プロジェクトコーディネーター(理系)を募集します!
インスタリム株式会社
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 猫平
- 電話番号
- 03-6805-5356
- メールアドレス
- recruit@instalimb.com
- ホームページ
- https://www.instalimb.com/
- 担当者から一言
代表取締役CEOの徳島です。
この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。
彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。
後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入が不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。
フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。
フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。
私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。
帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。
ぜひ私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?