生物多様性政策グループ担当募集【WWFジャパン】

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)

  • 正職員
  • テレワーク
  • フレックス

職務内容

職務分野
環境管理、自然環境保全
業務対象国/勤務地
関東   東京都
業務期間
2025/02/01
試用期間
3ヶ月
就業時間
09:30 18:00 (休憩時間: 12:00 13:00
休日
土、日、年末年始
時間外労働
あり
月平均14時間
その他業務条件
※内定から1-2カ月を想定。ご入局日は、ご相談に応じます。
業務内容

 WWFジャパンは、危機的なペースで減少する生物多様性を2030年までに回復に転じさせ、増加させていくことを目指す「ネイチャーポジティブ」を大きな目標として掲げています。WWFジャパンは、従来から取り組んでいる野生生物、森林、海洋、気候、淡水といった各分野での保全の取り組み全てを通じてネイチャーポジティブへの貢献を目指しますが、国際・国内の双方の領域において、生物多様性全体を対象とした横断的な政策が必要となってきました。このため、各分野での取り組みを繋ぎつつ、全体として必要な政策に関する提言を行う活動を強化していきたいと考えています。
 生物多様性政策グループ担当は、国内外の分野横断的な生物多様性政策の情報を収集しつつ、各グループからのインプットを受けて、必要な政策提言を行うことを主として行う担当者です。提言の手法は、省庁や国会議員といった政策決定者との対話といった直接的なアプローチに加えて、メディアへの発信、企業との対話などを通じての間接的なアプローチなど、様々な手段を必要に応じて組み合わせて行います。

 

【業務内容】

  • 上長と共に、生物多様性に関連する国内・国際の政策に対して、アドボカシー活動を行う。また、WWFジャパン内の他グループと連携し、生物多様性関連政策に関する意見調整を行う。
     
  • 生物多様性に関連する国際および国内政策動向やWWFネットワーク動向に関する情報を収集および整理し、WWFジャパン内部の関係するグループに報告する。
     
  • 対象とする国内政策としては生物多様性国家戦略、「30 by 30」関連政策、環境省に加え、環境省以外(特に農林水産省、経産省、国交省)の政策動向、企業の自然関連の情報開示制度、サプライチェーンの規制制度などが含まれる。
     
  • WWFの国際チームと連携して、CBD COPへ参加し、WWFが推奨する内容の合意に貢献する。
     
  • 最初の1~2年目中途(2026年6月)までは、WWF内部への情報提供と、数を限定した重点項目に関する局内意見調整を主に行う。並行して外部の専門家、ステークホルダーへのヒアリングも実施しながら、独自のアドボカシー戦略の構築を目指す。2年目中途以降から活動範囲を拡大し、自律的な政策提言活動を戦略に基づいて行う。具体的には、提言を作成し、省庁、国会議員、地方自治体および政策を動かすために必要な範囲での企業への働きかけを行う。
     
  • メディアに対して、生物多様性政策を進めるうえで必要な情報を、WWFジャパン内部およびWWFネットワークからの情報を活用して発信する。また、外部からの問い合わせについての対応も行う。
     
  • 生物多様性全般にかかわる政策は、当然ながら、WWFジャパンの他の活動分野(野生生物、森林、海洋水産、淡水)および横断分野(マーケット、金融など)との密接な連携が必要となる。本担当は、特に「政策」分野における調整を主導し、活動を実施することを主たる責務とする。
     
  • 上長のサポートを得つつ、年間の活動計画の立案、実施と報告、予算管理を行う。
職種
その他
勤務形態
正職員
働き方
テレワーク、フレックス

応募条件

  • PARTNERでは斡旋、マッチングは行っておりません。詳しくは規約をご確認ください。
  • ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
語学力
英語
その他必要な業務経験・能力

募集条件(技能・経験など)

  • 海外のWWFの同僚およびその他NGO同僚と円滑なコミュニケーションをするために、ビジネスレベルの英語能力を有していること(会議での発言、報告書作成などができるレベル。TOEIC850点程度のレベル)
  • 同上の理由から、海外留学経験もしくは海外での勤務に準ずる経験があり、異文化の同僚と連携する能力を有していること
  • 政策アドボカシーに関連する分野(例えば国際政策、環境政策、公共政策、政策科学等)における大学院修士号以上もしくはそれに相当する実務経験を有していること
  • 生物多様性、生態学およびその関連分野に関する専門知識は、あることが望ましいが、その分野における学位は必須ではない
  • 年に2~3回程度の海外出張が可能であること
  • 一企業や一団体の利益を超えて、社会全体のためになるルールメイキングに参加したいと思う方
  • 政府の施策への建設的な批判を通じて、社会の変革を提案していきたいと思う方
  • 当団体の理念・活動に共感する方

 

給与・待遇

給与レンジ(月額:円)
20~40万未満
賞与あり、昇格・賞与あり
試用期間の待遇
試用期間の雇用条件の変更はありません。
待遇

雇用形態:一般職員(雇用期間に定めのない職員)
試用期間:3か月(試用期間の雇用条件の変更はありません。)
労働時間:所定労働時間7.5時間、休憩時間1時間。フルフレックスタイム制度(コアタイムなし)
勤務地:東京オフィス(関東圏内からのリモートワーク制度あり)
給与:25万~34万円/月(年収換算:440万~580万円(賞与4ヵ月含む。残業14時間/月程度想定した場合))
手当:家族手当、残業手当、交通費支給
休日休暇:完全週休2日制(土日)・祝日、年末年始休暇・年次有給休暇・産前産後休業・育児休業・介護休業・生理休暇・特別休暇(慶弔など)
その他:社会保険完備、退職金制度有。

福利厚生
交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制、各種社会保険完備
加入保険
あり
各種社会保険完備(厚生年金、健康保険、雇用保険、介護保険(40歳以上)、労災保険) その他出張時保険(海外旅行保険(法人カード付帯)、出張時国内旅行保険(法人カード付帯))

応募について

応募方法

応募ポジションを明記の上、以下の書類を、saiyou@wwf.or.jpまでお送りください。

書類には、パスワードをかけて別送ください。


応募書類
・履歴書(応募ポジション名/メールアドレス/携帯電話番号を明記)
・職務経歴書(今まで携わってきた実務内容について列記のこと)
・志望動機(300字以上。履歴書に含むも可)


※個人情報保護のため、お手数ですが、送信前にファイルをパスワードで保護し、別メールでパスワードをお知らせください。

 

 

課題

書類通過者には、以下のテーマでまとめた発表資料をご提出いただきます。一次面接で、発表資料を投影し、15分間のプレゼンテーションを行っていただきます。

【課題テーマ】
昆明・モントリオール生物多様性世界枠組み(GBF)の23の目標達成を見据え、以下の1つの分野を選んで、日本政府に対してWWFジャパンが行うべき政策提言案についてプレゼンして下さい。これらに限らずGBF達成と結び付けられるのであれば、独自のテーマを設定して頂くのも可としてます(15分程度)。
 ・30by30目標達成に向けた保護区およびOECM政策(日本の国立・国定公園や自然共生サイトの課題)
 ・有害な補助金(harmful subsidies)対策
 ・欧州におけるEUDRのような、企業のコモディティ調達において、トレーサビリティ確保や持続可能性基準適用を求める政策

 

応募締切

一回目締切:2024/12/15(日)
二回目締切:2025/1/5(日)

※年末年始(12/28-1/5)を挟みますため、面接は基本的に年明けを考えております。
※結果をお急ぎの方は、なるべく早くご応募いただいた上で、その旨ご記載いただけますと幸いです。
※ご応募いただいた順に、順次選考を進め、内定が出次第終了する場合があります。

 

応募先
saiyou@wwf.or.jp
WWFジャパン 生物多様性G採用 宛

ご応募後の返信は、『@hire-hub.io』からご連絡させていただく場合があります。

書類選考後、Web適性検査、2~3回程度の面接(オンライン又は、対面)を予定しています。

※海外からご応募される方は、選考スケジュールの前後に一時帰国等の予定がある場合、その旨を履歴書に記載してください。

問合せ:本件についてのお問い合わせは下記まで。
WWFジャパン 採用担当係 e-mail:saiyou@wwf.or.jp (電話不可)

募集人数
1名
募集期間
2024/12/02 12:00 2025/01/29 23:59

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勤務地

勤務形態

お問い合わせ先

担当者氏名
採用担当
電話番号
0
メールアドレス
saiyou@wwf.or.jp
ホームページ
https://www.wwf.or.jp/
団体情報詳細
設立目的・事業内容
<設立目的> 当初は、絶滅のおそれのある野生生物の保護を目的に設立されました。その後、野生生物の生息地を含む地球環境全体の保全に取り組みが広がっています。現在のWWFの最終目標は、人と自然が調和して生きられる未来を築くことです。 <事業内容> 地球の自然環境の悪化を食い止め、人類が自然と調和して生きられる未来を築くため、3つのテーマについて活動を展開しています。 ●3つのテーマ ・野生生物の生息地を守ることと同時に、利用のあり方・つきあい方を改善していく ・特に海外で生産される自然資源の、日本における利用のあり方を、持続可能なものへと転換していく ・行政や産業界、消費者とのパートナーシップの下に、日本を環境負荷の最小化された社会へと移行させていく WWFジャパンは、住民、専門家、行政、産業界など、さまざまな分野の人々が一体となって環境問題に取り組むことが必要と考えています。 WWFジャパンの役割は、さまざまな分野の人々とともに、科学的根拠に基づいた現状分析と将来予測を行ない、具体的で現実的な策を提案し、具体的に誰が、どう行動し、何を変えていけばいいのかを考え、実現させることにあります。 WWFジャパンは、現在取り組んでいるプログラム(森林プログラム、海洋プログラム、気候変動エネルギープログラム、希少種プログラム、野生生物取引監視プログラム)ごとに、ターゲットを設け、これらを達成するために、「解決策を考え、提案し、 実現に向けて行動する」という自らの役割を通して、これらを達成していきます。
活動対象分野
教育、資源・エネルギー、環境管理、水産、自然環境保全
活動実績(海外)
●野生生物の違法取引監視プロジェクト 日本の野生生物取引が世界の生物多様性に与える影響を、報告書『私たちの暮らしを支える世界の生物多様性 – 日本の野生生物取引のいま』にまとめました。水産物、林産物、象牙、ペットなどの取引状況をわかりやすく記述し、研究者や産業界、メディアから大きな反響を得ました。また、薬用・芳香植物の持続的な利用を進める国際的な認証制度「フェアワイルド」の国内での普及を進めています。 ●極東ロシア森林保全プロジェクト 極東ロシアでは、生息数約40 頭といわれるアムールヒョウや、シベリアトラなど、希少な野生生物が生息する森で、伐採や火災による生物多様性の劣化が危惧されています。活動の成果として、地域の生態系にとって重要な樹種であるチョウセンゴヨウ(ベニマツ)が、ワシントン条約の附属書Ⅲに掲載され、国際取引の規制対象となり、さらにロシア国内での伐採がほぼ全面的に禁止されました。WWF が長く求めてきたこの樹種の保全の実現により、チョウセンゴヨウの実を食料とするシカやイノシシなどの個体数維持、ひいては草食動物を捕食するヒョウやトラの生存に大きな効果が期待できます。また、2011年5 ~ 6 月にかけて800 人を超えるボランティアの参加を得て、60 万本近くのチョウセンゴヨウを350ha を超える地域に植えました。またアムールヒョウについてビデオを使った調査を開始。これまで知られていなかった新たなヒョウの個体を確認するなど、今後の保護につながる成果が得られました。 ●スマトラ島森林保全プロジェクト 日本が紙の輸入を通じて深く関係している地域の一つに、インドネシアのスマトラ島中部があります。ここでは紙の原料やパーム油を生産するため、熱帯林の伐採が続いており、貴重な生態系が失われ続けています。違法伐採などを監視しその情報を提供する活動の支援や、現地での代替産業育成へ向けたエコツアーの開発を行なっています。不法占拠者のパトロールの支援を行なうとともに、国立公園内での森林回復のための植林準備を行なっています。また、同島の南部に位置するブキ・バリサン・セラタン国立 公園とその周辺でも保全活動を展開。国立公園内で違法伐採を取り締まり、野生のゾウが集落に出てきてしまうのを防ぐ「ゾウ・パトロール」の活動を応援するなど、保護区の管理・運営を支援しました。周辺の住民の理解と協力も得て、地域社会が自活できるよう、環境に配慮したコーヒーの生産、エコツアー の企画等を支援。荒廃した土地での森林回復のための植林準備を行なっています。 ●黄海エコリージョン支援プロジェクト 中国と朝鮮半島に囲まれた黄海では、中国と韓国のモデル地区で、海辺の生物多様性を適切に管理するための取り組みを開始しました。中国遼寧省丹東市の国家級河口湿地保護区では、干潟に生息する生き物調査に着手し、保護区にやってくる渡り鳥が食料として利用する生き物の現状を明らかにしました。韓国全羅南道ムアン郡の干潟保護区では、地域住民が干潟を持続的に活用するためのエコツーリズムの受入れ準備を進めました。 ●温暖化防止国際交渉プロジェクト 京都議定書の第一約束期間が2012 年に終了することを受け、2013 年以降の国際的な温暖化対策の枠組みをどのように作るのかについては、難しい交渉が続いています。WWF ジャパンは国連会議に継続的に参加し、各国のWWFオフィスから参加した世界の同僚とともに、さまざまな国々の代表団への働きかけを行ないました。2010 年12 月に開催されたメキシコでの国連会議では、多くの参加者の期待を上回る内容の「カンクン合意」が採択され、国連における議論のプロセスに活気が戻りました。また、2009 年から続けているメディア向け勉強会を2 010 〜2011 年も継続しました。 ●温暖化の目撃者プロジェクト WWF インターナショナルのプロジェクトである「温暖化の目撃者」を、日本でも前年度に引き続き実施しています。同プロジェクトは、地球温暖化の影響を既に受けてしまっている人々の証言を集め、ウェブサイ トなどで公開するプロジェクトです。世界中で集められている証言を日本語で紹介すると同時に、日本でも新たに3 つの事例について証言を集めました。 (以上、2010年4月~2011年6月の活動報告より抜粋)
活動実績(国内)
●ツキノワグマ保全プロジェクト NPO 法人四国自然史科学研究センターとともに、絶滅のおそれのあるツキノワグマの生態学的調査を実施。生息域周辺の集落で野生動物と森、人の関わりを考える対話集会やアンケートを行ない、調査結果を地域へ還元しています。 ●森林資源の利用の改善 ロシア、スマトラなど、木材の伐採が激しい地域におけるの森林保全活動を展開・支援すると同時に、木材や紙の消費国である日本では、木材や紙を大量に生産・流通・消費する企業に対し、製品のトレーサビリティを確保し、環境や社会に問題のない伐採であることの確認を求めています。そのために必要な確認方法、現地情報などを、セミナーなどを通じて提供し、最終的には企業が自ら木材や紙の調達指針を設け、特に森林生態系に配慮されていない製品を排除していくことを支援しています。こうした日 本の消費企業からの需要などにより、ロシアでFSC(森林管理協議会)認証林が増加傾向にあるなどの動きが出ています。 ●サンゴ礁保全活動 沖縄県石垣島にある白保サンゴ礁の脅威の一つである農地からの赤土流出を防ぐため、グリーンベルトの設置を行ないました。2010 年秋には、伝統的な定置漁具「海垣」と類似の漁具を有する地域を集めた“世界海垣サミットin 白保”を開催し、「里海づくり」の重要性を広く発信しました。また、白保の住民の方々が参加できる環境モニタリング調査の構築に努めました。また、2009 年10 月より開始した「久米島応援プロジェクト」では、国内最大規模のサンゴ群集や、新種の海産ヌマエビの調査・発見に寄与しました。こうした活動を契機として、久米島でも町役場や学校、地域団体が主体となる持続的な赤土対策の体制づくりが進みました。 ●温暖化防止プロジェクト 震災および原発事故を受けて、国内での抜本的なエネルギー政策の見直しが始まりました。これに対応する形で、WWF ジャパンは、再生可能な自然エネルギー100% の未来を目指すキャンペーンを開始しました。2011 年2 月にWWF インターナショナルが発表した、全世界で自然エネルギー100% が可能であるというレポートを基に、日本における可能性をさぐる独自のエネルギーシナリオの作成を、研究者の協力を得ておこないました。これと並行して、国の政策の中心となる「エネルギー基本計画」への提言を目指し、他のNGO とも協力をしながら、政策提言を続けています。 ●温暖化防止政策提言プロジェクト  2009 年度に作成した具体的な政策提案のパッケージである『脱炭素社会に向けたポリシーミックス提案』の普及に努めました。2010 年秋に書籍として出版したことに加え、提案の中心である排出量取引制度をわかりやすく解説したパンフレットを作成し、企業関係者や国会議員等に配布しました。東日本大震災後、気候変動対策に関する国内議論はストップしてしまいましたが、WWF ジャパンは、エネルギー政策との関連の中で、気候変動対策についての政府に対する提言や要請を続けています。 (以上、2010年4月~2011年6月の活動報告より抜粋)
所在地
105-0014
東京都 港区三田 1-4-28 三田国際ビル3F
設立年月
1971 / 09