プログラム/内容
- ジャンル
- セミナーシンポジウム
- 開催日時
- 2024/09/18 19:00 ~ 2024/09/18 21:00
- 開催地
- 東京都 東京都港区虎ノ門3丁目18-19UD神谷町ビル 10階
- 開催形式
- オンライン・オフライン併用
- 内容
講演内容:
世界のアンモニア生産は年間2億トンにのぼり、その8割以上は窒素肥料の原料となっている。現在のアンモニア合成技術は1910年代に工業的に実用化されたハーバー・ボッシュ法という有名な技術で、100年以上アンモニアの製造は変わっていない。「空気からパンをつくる」とも言われ、人口が急増した20世紀の食糧生産を支えることができたのもこの技術による功績が大きいとも言われている。2050年世界人口は90億人に達すると言われ、今後も急増する人口を養うだけの食料生産増強が必要となるが、開発途上国の多くは農業生産に必要となる肥料を輸入に依存している。
現在のアンモニアは原料となる水素を天然ガスや石炭といった化石燃料から生産しているため、世界のCO2排出量1~2%を占める産業となり、生産地域も化石資源のある国・地域に偏在している。これに対し、再生可能エネルギーを活用し水を電気分解して得られる水素と空気中の窒素を合成させてつくるグリーンアンモニアに注目が集まっている。
東京工業大学発のスタートアップであるつばめBHBは、独自の低温低圧によるアンモニア合成技術を活かし、化石資源のない国・地域でも再生可能エネルギー・水という現地で得られるリソースを活用し、まずは小型でアンモニア・低炭素肥料の事業を構築し、技術開発とともにスケールアップを目指している。
新技術の社会実装、開発途上国における事業開発など、グローバルな課題にビジネスで挑戦する中で直面する課題について共有・議論する。
講師:須田 裕美氏(つばめBHB株式会社 マーケティング部門)
略歴
大学卒業後、地域金融機関との連携による中小企業経営支援事業に携わる。その後、NGOにて職業訓練・起業支援を経て、JICA(国際協力機構)民間連携事業にて日系企業の途上国進出支援に従事。ラオス駐在10年を経て、2022年つばめBHB株式会社に転職。アジア・アフリカにおける分散型アンモニア・低炭素肥料の事業開発を手掛ける。東京外国語大学卒。- 職務分野
- 農業開発/農村開発、民間セクター開発、資源・エネルギー、気候変動対策
- 会場名
- FASIDセミナールーム
参加資格
- 参加費用
- なし
募集内容
- 募集人数
- 50人
- 募集期間
- 2024/09/03 20:00 ~ 2024/09/16 23:59
申し込み方法
- 参加申し込み方法
- 注意事項
・FASID オフィスにおける対面とオンラインのハイブリッド開催となります。(今回、講演者はオンラインで参加されます)
・開催前日にFASIDからメールにてOnlineでの参加方法をご連絡致します。
- 開催団体のお知らせページ
- https://www.fasid.or.jp/
第150回CSR BOPウォッチ 「革新的アンモニア製造技術で途上国の社会課題解決に貢献する」
一般財団法人 国際開発機構 (FASID)
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開催地
ジャンル
職種
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 取出恭彦(東京国際大学 国際戦略研究所) 岡田仁孝(上智大学名誉教授) 永井教之、朝戸恵子(FASID 民間セクタープロモーションユニット)
- 電話番号
- 06-6809-1997
- メールアドレス
- psp@fasid.or.jp
- ホームページ
- https://www.fasid.or.jp
- 担当者から一言
脱炭素社会の実現が途上国含むグローバルの緊急課題として様々な取り組みがされています。その鍵となる物質がアンモニアです。
今回ご講演いただく、つばめBHB(https://tsubame-bhb.co.jp/)は東京工業大学発のスタートアップとして、革新的な分散型グリーンアンモニア製造技術で、低炭素肥料事業を展開し、食糧安全保障と脱炭素への貢献をめざしています。現在ラオスでJICAの支援を受けた肥料事業のF/Sを実施中であり、将来への発展が大いに期待されます。今回の会ではそれら取り組みの状況をお話いただき、将来展望について活発な議論ができるものと思います。奮ってご参加ください。