【2024年度能力強化研修】「アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)~CARDの動向と稲作協力のこれから~」コース

独立行政法人 国際協力機構(JICA) 人事部 開発協力人材室(能力強化研修)

  • 研修

プログラム/内容

ジャンル
研修
開催日時
2025/01/16 09:00 2025/01/17 18:30
開催地
東京都 東京都新宿区市谷本村町 10-5 国際協力機構市ヶ谷ビル(JICA 市ヶ谷ビル)
開催形式
オフライン
内容

アフリカ稲作振興のための共同体(Coalition for African Rice Development:CARD)は、サブサハラ・アフリカでのコメの生産量倍増を目指して、2008 年の TICAD IV で JICA とアフリカ緑の革命のための同盟(AGRA)が共同で立ち上げた国際イニシアティブです。1990 年代以降、アフリカでは急速な人口増加と都市化が進み、2007~2008 年の世界食料危機では穀物価格が高騰し、食料増産が急務となりました。アフリカでは調理や保存のしやすさからコメの消費が増加し、生産が需要に追いつかない状況が続きました。このような背景から、アフリカでのコメ生産の重要性が高まり、CARD が発足しました。


JICA は CARD の運営機関の一つとして、AGRA を含む国際機関と連携し、アフリカ各国の国家稲作振興戦略(NRDS:National Rice Development Strategy)策定とコメ生産支援を行い、2008~2018年のCARD フェーズ1では1400万トンから2800万トンへ、コメ生産量倍増を達成しました。しかし、アフリカの人口増加とコメ需要の拡大を受け、2019 年に TICAD7 で「2030 年までにさらなるコメ生産量の倍増」を目指すCARD フェーズ 2 が発足しました。

 

フェーズ 2 では対象国をフェーズ1の 23 ヵ国から32 ヵ 国 に 拡 大 し 、 RICE ア プ ロ ー チ ( Resilience, Industrialization, Competitiveness, Empowerment)を実践することによってコメ生産の更なる倍増(2800 万トンから 5600 万トンへ)を図っています。また、フェーズ2では地域稲作開発戦略(RRDS:egional Rice Development Strategy)も策定が推進され、地域ごとの共通課題に取り組んでいます。


JICA が CARD 推進を支援するためには、より多くの国際協力人材に CARD と稲作協力の動向を理解して頂くと共に、プロジェクトの枠を超えた CARD 関連の知見の共有や稲作振興に関する意見交換の場が不可欠と考えます。そのため、アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)に関連する広い分野において一定の実務経験を有する方を対象に、CARD の全体像や近年の潮流・方向性などの知見を得ていただくことを目的として、本研修を実施します。
 

皆様のご応募をお待ちしております。

職務分野
農業開発/農村開発、多岐にわたる分野
会場名
国際協力機構市ヶ谷ビル(JICA 市ヶ谷ビル)

参加資格

参加資格

応募要件【応募資格】
下記の全ての要件を満たす方とします。
(1)専門家・調査団員等として JICA 事業に携わる意志があること
(2)研修の全日程に対面参加可能であること。
(3)専門能力・経験: アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)に関連する分野(栽培、農業土木、農業機械、農業普及、コミュニティ開発、農業経済、金融、援助協調、マーケティングなど)において、計3年以上の実務経験(JICA 海外協力隊員等を含む)あるいは関連分野の就学経験(大学院以上)を有する方が望ましい。
なお、本研修は比較的実務経験が浅い国際協力人材を主な研修対象としています。
応募者が多数の場合は、実務経験の長さに関わらず、提出頂く自己申告書等の内容を踏まえて総合的に選考させて頂く予定です。
(4)語学力: 原則として、以下のいずれかの語学力を有すること。(詳細は JICA 専門家語学ガイドライン参照)
① TOEIC730 点以上、TOEFL550 点(CBT213 点/iBT79 点)以上、英検準
1 級、国連英検 B 級、IELTS 6.0 以上
② 仏検 2 級以上、DELF 第 1 段階(DELF B1)、仏語能力検定試験(TEF)361 点
以上、仏文部省認定仏語能力テスト(TCF)300 点以上
③ 西検 3 級以上、DELE B1、SIELE B1
④ アラビア語或いはポルトガル語において業務遂行が可能なこと。
※保持している語学力に係る公的資格を、履歴書に必ず記載してください(取得年月が新しいものを優先する。取得年月も記載すること)。
※①は、JICA 専門家語学ガイドライン A レベル(高いコミュニケーション能力が求められる案件)基準。
※②・③は、JICA 専門家語学ガイドライン B レベル(業務上十分なコミュニケーション能力が求められる案件)。

 

参加費用
無料

募集内容

職種
その他
募集対象者
JICAの専門家・調査団員等としてJICA事業に携わる意志があること。
募集人数
最大40名程度
募集期間
2024/10/11 15:00 2024/11/21 23:59

申し込み方法

参加申し込み方法

以下の(2)に記載されている提出書類を揃え、締切日までに JICA が運営している国際キャリア総合情報サイト「PARTNER」(以下、「PARTNER」という。)から応募してください。先ず「PARTNER」の登録が完了していることが必要です。「PARTNER」の登録だけでは、研修コースへの応募は成立しません。「PARTNER」への登録後に本研修コースへ応募してください。応募書類の受付後、応募時に「PARTNER」で指定した本人連絡用 Eメールアドレスに対し、受領通知メールと共に応募案件番号(受付番号)を通知します。応募後、通知が届かない場合は、「人材登録に関するお問い合わせ先」までご連絡ください。


(1) 「PARTNER」への登録
応募はすべて「PARTNER」経由で行います。応募にあたっては「PARTNER」に人材登録がなされていることが必須ですので、登録されていない方はまず「PARTNER」での人材登録を行ってください。

「PARTNER」(人材登録のURLhttps://partner.jica.go.jp/Account/HRAboutRegist
 

【PARTNER 登録の注意事項】
同じく入力フォーム「プロフィールの公開」欄で「希望する」を選択し、公開先には必ず「JICA」を選択してください。
(1) 応募書類
すべて所定の様式をご使用ください。所定の様式は、JICAホームページ
http://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html)からダウンロード
してください。①の履歴書についてのみ、PARTNER から書式をダウンロードして作成してください。
 

① 履歴書
応募に必要な「研修用履歴書」を「PARTNER」上で作成して提出してください(履歴書への写真添付は不要です)。一般履歴書など他の様式の履歴書は受け付けません。履歴書は、「PARTNER」ログイン後、マイページのメニューから作成できます。ファイル名は「氏名_1 履歴書」として、PDF 化して提出してください。
② 自己申告書
必ず所定の様式を使用して提出してください。なお、合理的な配慮が必要な方は自己申告書の該当項目(7 項目目)に必ず記載をお願いいたします。ファイル名は「氏名_2自己申告書」として、PDF 化して提出してください。
③ 推薦書
所属先のある方は必ず所属先の研修参加の了承を得てください。なお、推薦書は、書式不問です。推薦書が用意できない場合は、その理由を記載してください。自営の方や所属先のない方は不要です。所属先にて応募者ご本人が代表を勤めている方も必要ありません。ファイル名は「氏名_3 推薦書」として、PDF 化して提出してください。


(2)応募
応募期間内に「PARTNER」の応募画面から応募してください(予め応募書類をご準備ください)。
① 以下の URL から「PARTNER」にアクセスし、画面右上の“ログイン” を クリックして「PARTNER」にログインします。
PARTNER」の URL http://partner.jica.go.jp/
② 「研修セミナー情報」画面から該当のセミナー情報を検索し、「WEB から応募する」をクリックしてください。
③ 上記(2)の応募書類を添付して PDF 化して提出してください。

 

■応募書類
応募書類は選考の結果にかかわらず、返却しませんのであらかじめご了承願います。

注意事項

■修了証の発給

全日程の研修を修了された受講者へ、研修修了証書をお渡しします。

 

■その他

事前学習/参考文献 ※選考結果発表後、受講が確定した方が対象です。

 

本研修受講者は、以下①の事前学習を必ず行ってください。また、CARD 関連の②の参考情報をご紹介します。

 

① 事前学習(必須)

講義は、事前学習の内容を踏まえて進める予定です。必ず、以下の動画の視聴をお願いいたします。

<動画視聴>(約 4-6 時間程度)

・JICA 経済開発部主催の「CARD 専門家勉強会」動画第2回から4回までを想定しています。受講が確定した方に別途共有いたします。

② 参考情報

・JICA ホームページ:アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)

アフリカ稲作振興のための共同体(CARD) | 事業について - JICA

・CARD 事務局 ホームページ(英語表記)

https://riceforafrica.net/

 

 

■留意事項

(1)研修期間中の盗難、紛失、事故等については、JICA は一切責任を負いません。予めご了承ください。

(2)研修実施に影響を及ぼすため、合格後の辞退は出来るだけご遠慮ください。

(3)円滑な研修運営に支障を来す恐れがあり、受講者本人や他の受講者の不利益になると JICA が判断した場合は、その後の研修参加をお断りする場合があります。

(4)研修修了一定期間の後、研修後の国際協力事業へのかかわり等に関するフォローアップ調査をアンケート形式で実施しますので、回答にご協力願います。

(5)受講のために必要な経費は自己負担となります。(宿泊先の紹介および斡旋は行っていないところ、あらかじめご了承願います。)

(6)受講に必要となるPC等は受講者にてご準備・ご持参下さるようお願いいたします。

(7)所属先推薦書を含む応募書類に虚偽の記載が判明した場合、選考合格を取り消すとともに、修了証の発行は致しません。

選考方法

 応募書類を審査の上、2024 年 12 月 16 日(月)を目途に、下記の「PARTNER」のマイページ上で合格者の応募案件番号(受付番号)を発表します。「PARTNER」にログインし、マイページの「PARTNER からのお知らせ」をご確認ください。書面による通知及び JICA ホームページ上では発表しません。
 ご自身の応募案件番号(受付番号)は受領通知メール、又はマイページ「メールボックス」の「受信 BOX」で「【PARTNER】研修・セミナーへの応募送信完了のお知らせ」を参照ください。
なお、選考結果に関する個別のお問い合わせには一切お答え出来ませんので、あらかじめご了承願います。「PARTNER」の URL https://partner.jica.go.jp/
 

開催団体のお知らせページ
https://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html

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お問い合わせ先

担当部課
人事部開発協力人材室
担当者氏名
井本 浩之
電話番号
03-3269-3471
メールアドレス
hrgtc@jica.go.jp
ホームページ
http://www.jica.go.jp/
担当者から一言

能力強化研修としては今年度初めて立ち上げるコースです。比較的実務経験が浅いものの、アフリカ稲作振興にご関心を有する方々からのご応募をお待ちしております。

団体情報詳細
設立目的・事業内容
独立行政法人国際協力機構法(平成14年法律第136号)に基づき設立された独立行政法人で、開発途上地域等の経済及び社会の開発若しくは復興又は経済の安定に寄与することを通じて、国際協力の促進並びに我が国及び国際経済社会の健全な発展に資することを目的とする。
活動対象分野
援助アプローチ/戦略/手法
活動実績(海外)
・開発途上国への技術協力  研修員受入  専門家派遣  機材供与  技術協力センター設置・運営  開発計画に関する基礎的調査 ・有償資金協力  円借款  海外投融資 ・無償資金協力  ※外交政策の遂行上の必要から外務省が自ら実施するものを除く。 ・国民等の協力活動の促進 ・海外移住者・日系人への支援 ・技術協力のための人材の養成及び確保 ・調査および研究 ・緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与 ・国際緊急援助隊の派遣
活動実績(国内)
同上
所在地
102-8012
東京都 千代田区二番町 5-25 二番町センタービル
設立年月
2003 / 10