プログラム/内容

ジャンル
研修
開催日時
2025/03/10 09:30 2025/03/14 17:30
開催地
東京都 東京都新宿区市ヶ谷本村町10-5、JICA市ヶ谷ビル
開催形式
オンライン・オフライン併用
内容

人口高齢化は、いまや先進国のみならず多くの開発途上国を含めたグローバルなトレンドと
なっています。世界の65歳以上の人口は、2070年代後半までに22億人に達し、子供(18歳
未満)の数を上回ると推計されています(World Population Prospects 2024: Summary of 
Results)。


公衆衛生の改善や医療の進歩による平均寿命の延伸は歓迎すべきことであり、高齢者の数
が増えること自体は課題ではありません。一方で、少子高齢化により人口構造が大きく転換
し高齢者の割合が増えることに伴い、医療・介護需要の増大等に対応するため、社会は多く
の変革を求められることとなります。医療・介護のみならず、年金制度等の所得保障や、生産
年齢人口の減少による労働市場の縮小への対応も求められます。さらには、例えば人口高
齢化を前提としたまちづくりのように、国の開発を考える上で、人口構造の転換を念頭に置い
た対応を取ることも重要です。こうした意味で、高齢社会対策は、「持続可能な開発目標
(SDGs)」の達成に向けて、ゴール1(貧困)、ゴール3(保健)、ゴール8(経済成長と雇用)
等々、多くの目標に直接的、間接的に寄与するものであるといえます。


2020年には、国連総会において、「健康な高齢化の10年(United Nations Decade of 
Healthy Ageing 2021-2030)」が採択されました。これは、世界的な人口高齢化が加速する
中で、新型コロナウイルス感染症を含む高齢者に対する様々なリスクに対し、高齢者が身体
的・精神的健康を享受する権利を守るために、国連システム、政府、市民社会及び民間セク
ターが一体となって取り組むことを促進するものとされています。国際社会においても、高齢
社会対策をマルチセクトラルな課題として捉え、多様なステークホルダーが連携して取り組ん
でいく動きが加速しています。日本は、世界で最も高齢化が進んだ国の1つであるとともに、
欧米に比べて短い期間で急速な高齢化を経験したという特徴を持ちます。本分野において、
日本の経験が、開発途上国に活用されることが期待されます。


本コースは、高齢社会対策に関するJICA事業への参画や人口高齢化を念頭においた調査・
事業の実施に関心をお持ちの国際協力人材の方々に対し、高齢社会対策の現状と課題につ
いて基本的な知識を習得するとともに、双方向の議論を通じ、マルチセクトラルに課題を見る
視点を養い、また、セクターを超えたネットワークを構築することを目指しています。
皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。

 

(写真提供/JICA)

職務分野
保健医療、社会保障、多岐にわたる分野
会場名
JICA市ヶ谷ビル

参加資格

参加資格

下記の全ての要件を満たす者とします。
(1) 研修受講後、専門家・調査団員等としての高齢社会対策に関する JICA 事業への参
画を積極的に行う意志があること。また、高齢社会対策を直接の目的としない他分野
の JICA 事業に参画する場合でも人口高齢化が背景となる課題や事業効果に与える
影響等を念頭において調査方針や事業計画の策定を積極的に行う意志があること
(2) 研修の全日程に参加可能であること
(3) 研修期間開始前の講義動画視聴及びフィードバック送付に取り組むことができること
(4) 専門能力・経験:
原則として、日本国内での高齢社会対策又は国際協力分野において3年以上の実務
経験を有すること

参加費用
無料

募集内容

職種
技術系(医療・介護・福祉)
募集対象者
今後、高齢社会対策に関する JICA 事業への参画を積極的に行う意志がある方。
募集人数
20名程度
募集期間
2024/11/29 09:30 2025/01/12 23:59

申し込み方法

参加申し込み方法

以下の(2)に記載されている提出書類を揃え、締切日までに JICA が運営している国際キャリア総合情報サイト「PARTNER」(以下、「PARTNER」という。)において人材登録してから応募してください。先ず「PARTNER」の登録が完了していることが必要です。「PARTNER」の登録だけでは、研修コースへの応募は成立しません。「PARTNER」への登録後に本研修コースへ応募してください。応募書類の受付後、応募時に「PARTNER」で指定した本人連絡用 E メールアドレスに対し、受領通知メールと共に応募案件番号(受付番号)を通知します。応募後、通知が届かない場合は、「人材登録に関するお問い合わせ先」までご連絡ください。なお、「PARTNER」に人材登録するだけでは研修コースへの応募は完了しませんので、必ず後述(3)の応募手続きを済ませてください。
(1) 「PARTNER」への登録
応募はすべて「PARTNER」経由で行います。応募にあたっては「PARTNER」に人材登録がなされていることが必須ですので、登録されていない方はまず「PARTNER」での人材登録を行ってください。「PARTNER」(人材登録)の URL:https://partner.jica.go.jp/Account/HRAboutRegist

【PARTNER 登録の注意事項】

応募時には PARTNER マイページの「登録内容の確認/更新」にて、所属先などの情報を最新に更新してください。また、更新の際には、「プロフィール公開」欄は「希望する」を選択し、「プロフィール公開対象」には必ず「JICA」を選択してください。

(2) 応募書類
すべて所定の様式をご使用ください。所定の様式は、JICA ホームページ(http://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html)からダウンロードしてください。①の履歴書についてのみ、PARTNER から書式をダウンロードして作成してください。
① 履歴書
応募に必要な「研修用履歴書」を「PARTNER」上で作成して提出してください(履歴書への写真添付は不要です)。一般履歴書など他の様式の履歴書は受け付けません。履歴書は、「PARTNER」ログイン後、マイページのメニューから作成できます。ファイル名は「氏名_1 履歴書」として、PDF 化して提出してください。
②推薦書
所属先のある方は必ず所属先の研修参加の了承を得てください。なお、推薦書は、書式不問です。推薦書が用意できない場合は、その理由を記載してください。自営の方や所属先のない方は不要です。所属先にて応募者ご本人が代表を勤めている方も必要ありません。ファイル名は「氏名_3 推薦書」として、PDF 化して提出してください。
③  自己申告書
必ず所定の様式を使用して提出してください。なお、合理的な配慮が必要な方は自己申告書の該当項目(6項目目)に必ず記載をお願いいたします。ファイル名は「氏名_2自己申告書」として、PDF 化して提出してください。自己申告書では、①全日程オンライン参加、あるいは②対面とオンラインを組み合わせて参加、いずれかの方法を必ず選択してください。準備の都合上、参加方法の変更は承れませんので、予めご了承ください。
(3) 応募
応募期間内に「PARTNER」の応募画面から応募してください(予め応募書類をご用意してください)。

① 「PARTNER」にアクセスし、画面右上の“ログイン” をクリックして「PARTNER」にログインします。
② 「研修セミナー情報」画面から該当のセミナー情報を検索し、「WEB から応募する」をクリックしてください。
③ 上記(2)の応募書類を添付して PDF 化のうえ、添付して提出ください。

注意事項


■修了証の発給
全日程の研修を修了された受講者へ、研修修了証書をお渡しします。

■留意事項

(1) 研修期間中の盗難、紛失、事故等については、JICA は一切責任を負いません。予
めご了承ください。
(2) 研修実施に影響を及ぼすため、合格後の辞退は出来るだけご遠慮ください。
(3) 円滑な研修運営に支障を来す恐れがあり、受講者本人や他の受講者の不利益にな
ると JICA が判断した場合は、その後の研修参加をお断りする場合があります。
(4) 研修修了一定期間の後、研修後の国際協力事業へのかかわり等に関するフォロー
アップ調査(アンケート形式)を実施しますので、回答にご協力願います。
(5) 受講のため必要な経費は自己負担となります。(宿泊先の紹介および斡旋は行って
いないところ、あらかじめご了承願います)。
(6) オンライン受講に必要となる端末や、安定したインターネット環境(Wi-Fi 等)等は受講
者でご準備ください。
(7) 所属先推薦書を含む応募書類に虚偽の記載が判明した場合、選考合格を取り消す
とともに、修了証の発行は致しません。

■応募書類
応募書類は選考の結果にかかわらず、返却しませんのであらかじめご了承願います。

選考方法

応募書類を審査の上、 2025 年 2 月 6 日(木)を目途に、下記の「PARTNER」のマ
イページ上で合格者の応募案件番号(受付番号)を発表します。「PARTNER」にログイン
し、マイページの「PARTNER からのお知らせ」をご確認ください。書面による通知及び
JICA ホームページ上では発表しません。
ご自身の応募案件番号(受付番号)は受領通知メール、又はマイページ「メールボックス」
の「受信 BOX」で「【PARTNER】研修・セミナーへの応募送信完了のお知らせ」を参照くだ
さい。
なお、選考結果に関する個別のお問い合わせには一切お答え出来ませんので、あらか
じめご了承願います。

 

「PARTNER」の URL http://partner.jica.go.jp/

 

開催団体のお知らせページ
https://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html

【2024年度能力強化研修】「高齢社会対策」コース

独立行政法人 国際協力機構(JICA) 人事部 開発協力人材室(能力強化研修)

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お問い合わせ先

担当部課
人事部開発協力人材室
担当者氏名
井上 由美子
電話番号
03-3269-3471
メールアドレス
hrgtc@jica.go.jp
ホームページ
http://www.jica.go.jp/
担当者から一言

講義や演習を通して高齢社会対策に関する基礎的な知識を習得し、当該分野の知見を向上できる例年人気のコースです。前回受講くださった方からは「資料を読むだけではわからない考え方や実践方法を知ることができた」「日本での課題解決方法を学ぶことで、今後各国で起こる高齢化に対しどのようにアプローチをしていったら良いのかというヒントをもらえた 」等と高い評価をいただいております。ご関心のある方はこの機会にぜひご応募ください!

団体情報詳細
設立目的・事業内容
独立行政法人国際協力機構法(平成14年法律第136号)に基づき設立された独立行政法人で、開発途上地域等の経済及び社会の開発若しくは復興又は経済の安定に寄与することを通じて、国際協力の促進並びに我が国及び国際経済社会の健全な発展に資することを目的とする。
活動対象分野
援助アプローチ/戦略/手法
活動実績(海外)
・開発途上国への技術協力  研修員受入  専門家派遣  機材供与  技術協力センター設置・運営  開発計画に関する基礎的調査 ・有償資金協力  円借款  海外投融資 ・無償資金協力  ※外交政策の遂行上の必要から外務省が自ら実施するものを除く。 ・国民等の協力活動の促進 ・海外移住者・日系人への支援 ・技術協力のための人材の養成及び確保 ・調査および研究 ・緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与 ・国際緊急援助隊の派遣
活動実績(国内)
同上
所在地
102-8012
東京都 千代田区二番町 5-25 二番町センタービル
設立年月
2003 / 10