プログラム/内容
- ジャンル
- セミナーシンポジウム
- 開催日時
- 2025/04/03 10:00 ~ 2025/04/03 12:00
- 開催地
- 東京都 全世界 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル14階
- 開催形式
- オンライン・オフライン併用
- 内容
共催 世界銀行グループ、国際協力機構(JICA)緒方貞子平和開発研究所
開発に関する議論においては、気候変動に対する強靭性は防御的かつ反応的な言葉で表現されることが多く、影響を予測し身を守ることができない受動的な被害者として個人を扱うようなトップダウンの対策に重点が置かれています。このような狭いアプローチでは、企業、農場、世帯などが混乱への準備、回復、適応の能力という重要な側面が見落とされています。真の強靭性とは、人々が混乱に備え、ショックから回復し、変化する状況に適応するといった積極的な対策を講じられるようにすることです。そのためには、資金、実用的な情報、保険、流動性など、適切なツールやリソースを利用できる必要があり、これらが欠如すると、コミュニティは脆弱な状態に置かれます。政策によってこの格差を埋めることはできますが、どのようにすればよいのでしょうか。
このためには、視点の転換が求められます。つまり、受動的な防御から能動的なエンパワーメントへと移行することです。このアプローチでは、人々を変化の主体として認識し、必要なツールが提供されればリスクを予測して対処します。気候や天気に関する情報へのアクセスが改善されれば、個人はリスクを評価し、情報に基づいた決定を下し、新しいスキルに投資したり、事業を拡大したり、将来の見通しのある安全な環境に移転したりする機会をつかむことができるのです。
新報告書「強靭性の再考」(Rethinking Resilience: How to Help People to Prepare, Recover, and Adapt)では、気候変動に対する強靭性を、公的プログラムや投資だけでなく、企業、農場、世帯をエンパワーする民間セクターによる行動の観点から捉えなおしています。金融リソースの強化、実用的な情報の提供、適応能力の育成のための政策を優先することにより、強靭性を、気候リスクが増大する時代における持続可能な開発の原動力とすることが期待されます。
今回のセミナーは、インダーミット・ギル世界銀行グループ チーフエコノミスト兼上級副総裁の来日にあたり実施します。セミナーでは、同報告書の主なポイントをご紹介するとともに、国レベルでの政策策定・導入、様々な知見の活用、災害リスク管理と気候変動への強靭性に関する最先端の知識の共有、実用的な解決策と強靭性を高めるための協力の促進などについて議論します。
スピーカー
インダーミット・ギル
世界銀行グループ チーフエコノミスト兼上級副総裁峯陽一
国際協力機構(JICA)緒方貞子平和開発研究所 所長他
- 職務分野
- 会場名
- 世界銀行東京事務所東京開発ラーニングセンター(TDLC)
参加資格
- 参加費用
- 無料
募集内容
- 職種
- その他
- 募集人数
- 会場:80、オンライン:制限なし
- 募集期間
- 2025/03/19 17:00 ~ 2025/04/03 12:00
申し込み方法
- 掲載内容の確認等は、ご利用者様、掲載団体様の両者間の責任で行ってください。掲載内容及びセミナー・研修プログラムは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の見解を示すものではありません。詳しくは規約をご確認ください。
- 未成年が有償セミナーへ申し込むには保護者の同意が必要です。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 参加申し込み方法
参加をご希望の方は、以下のウエブページ上のオンラインフォームにて、会場参加またはオンライン参加を明記の上、質問事項とともにお申込みください。オンライン参加をご希望の方には、4月2日にWebexリンクをお送りします。
セミナー「強靭性を再考する:準備・回復・適応のための政策」
世界銀行東京事務所
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お問い合わせ先
- 担当部課
- 世界銀行東京事務所
- 担当者氏名
- 大森
- 電話番号
- メールアドレス
- komori@worldbankgroup.org