【2025年度能力強化研修】「市場志向型農業振興(SHEP)~SHEP アプローチの考え方理解と実践方法の検討~」コース

独立行政法人国際協力機構(JICA)人事部 開発協力人材室(能力強化研修)

  • 研修

プログラム/内容

ジャンル
研修
開催日時
2025/12/16 09:30 2025/12/19 17:30
A日程:オンライン(12/16火~12/17水) または B日程:対面(12/18木~12/19金)
開催地
東京都 千代田区二番町5-25 二番町センタービル
開催形式
オンライン・オフライン併用
内容

JICA の技術協力プロジェクト「小規模園芸農民組織強化計画プロジェクト(SHEP: Smallholder Horticulture Empowerment Project)」は、ケニア西南部の 4 州に おいて、2006 年から 2009 年にかけて実施されました。SHEP では農民組織化を推進 するとともに、「作ってから売り先を探す」という従来のスタイルではなく、まず市場を知った上で、「売れるものを作る」という市場を意識した農業経営を提案しました。そして、そのために農民組織自身による市場調査と対象作物の選定、農民組織ごとの行動計画の作成 を支援し、さらにこの行動計画を実行するための技術支援等を行いました。その結果、対象農家の所得が大幅に増加し、家の修繕、子女の教育費捻出、食事の改善など生計に大きな正の影響を与えました。
 
その結果を受けて、2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD5)においてSHEPの広域化が日本国政府のコミットメントの一つになりました。現在までに、アフリカ地域だけでなくアジア・中南米・中東地域を含む約60か国においてSHEPアプローチが 展開され、これまで60件以上のプロジェクトを通じてSHEPアプローチの普及に取り組ん できました。また、2019年8月に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)では、「SHEP100万人宣言」が行われ、今後は園芸生産に限らず、稲作や畜産など様々なプロ ジェクトにおいてSHEPアプローチの活用を推進していきます。さらに、今後はJICAプロ ジェクトでの活用に限らず、国際機関や民間企業、NGOとの連携によるSHEPアプローチ の更なる普及も期待されています。

 SHEP アプローチを取り入れた事業が成功するためには、そのコンセプトを十分に理解し た専門家による活動が不可欠です。そのため、農業・農村開発ないし参加型開発などの実 務経験を有する方を主な対象に、SHEP アプローチに基づいた事業形成・運営を可能とする知見を得ていただくことを目的として、本研修を実施します。

職務分野
農業開発/農村開発、多岐にわたる分野
会場名
A日程:オンライン、B日程:対面(JICA 麹町本部)
応募要項詳細資料
2025_14_youkou.pdf

参加資格

参加資格

下記の全ての要件を満たす方とします。

(1)専門家・調査団員等としてJICA事業に携わる意志があること

(2)研修の全日程に参加可能であること。

(3)専門能力・経験: 途上国で栽培、農業普及、農業土木、農業経済などの農業・農村開発あるいはコミュニティー開発などで実務経験を3年以上有する方が望ましい。

(4)語学力:以下のいずれかの語学力を有することが望ましい。(詳細はJICA専門家語学ガイドライン参照)

① TOEIC730点以上、TOEFL550点(CBT213点/iBT79点)以上、英検準1級、国連英検B級、IELTS 6.0以上

② 仏検2級以上、DELF第1段階(DELF B1)、仏語能力検定試験(TEF)361点以上、仏文部省認定仏語能力テスト(TCF)300点以上

③ 西検3級以上、DELE B1、SIELE B1

④アラビア語或いはポルトガル語において業務遂行が可能なこと。

 

※保持している語学力に係る公的資格を、履歴書に必ず記載してください(取得年月が新しいものを優先する。取得年月も記載すること)。

※①は、JICA専門家語学ガイドラインAレベル(高いコミュニケーション能力が求められる案件)基準。

※②・③は、JICA専門家語学ガイドラインBレベル(業務上十分なコミュニケーション能力が求められる案件)基準。

参加費用
無料

募集内容

職種
その他
募集対象者
JICAの専門家・調査団員等としてJICA事業に携わる意志があること。
募集人数
A日程:40名程度 B日程:20名程度
募集期間
2025/09/12 15:30 2025/10/26 23:59

申し込み方法

  • 掲載内容の確認等は、ご利用者様、掲載団体様の両者間の責任で行ってください。掲載内容及びセミナー・研修プログラムは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の見解を示すものではありません。詳しくは規約をご確認ください。
  • 未成年が有償セミナーへ申し込むには保護者の同意が必要です。
  • ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
参加申し込み方法

以下の(2)に記載されている提出書類を揃え、締切日までにJICAが運営している国際キャリア総合情報サイト「PARTNER」(以下、「PARTNER」という。)から応募してください。先ず「PARTNER」の登録が完了していることが必要です。「PARTNER」の登録だけでは、研修コースへの応募は成立しません。「PARTNER」への登録後に本研修コースへ応募してください。応募書類の受付後、応募時に「PARTNER」で指定した本人連絡用Eメールアドレスに対し、受領通知メールと共に応募案件番号(受付番号)を通知します。応募後、通知が届かない場合は、「人材登録に関するお問い合わせ先」までご連絡ください。

 

(1)「PARTNER」への登録

応募はすべて「PARTNER」経由で行います。応募にあたっては「PARTNER」に人材登録がなされていることが必須ですので、登録されていない方はまず「PARTNER」での人材登録を行ってください。「PARTNER」(人材登録)のURL

https://partner.jica.go.jp/Account/HRAboutRegist

 

【PARTNER登録の注意事項】

応募時には PARTNER マイページの「登録内容の確認/更新」にて、所属先などの情報を最新に更新してください。 また、更新の際には、「プロフィール公開」欄は「希望する」を選択し、「プロフィール公開対象」には必ず「JICA」を選択してください。 

 

(2)応募書類

すべて所定の様式をご使用ください。所定の様式は、JICAホームページ(http://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html)からダウンロードしてください。①の履歴書についてのみ、PARTNERから書式をダウンロードして作成してください。

 

①履歴書

応募に必要な「研修用履歴書」を「PARTNER」上で作成して提出してください(履歴書への写真添付は不要です)。一般履歴書など他の様式の履歴書は受け付けません。履歴書は、「PARTNER」ログイン後、マイページのメニューから作成できます。ファイル名は「氏名_1履歴書」として、PDF化して提出してください。

 

②自己申告書

必ず所定の様式を使用して提出してください。なお、合理的な配慮が必要な方は自己申告書の該当項目(6項目目)に必ず記載をお願いいたします。ファイル名は「氏名_2自己申告書」として、PDF化して提出してください。

尚、ご希望の参加方法について「オンライン希望(12/16~12/17)」「対面希望(12/18~12/19)」「どちらでも良い」から選択頂き必ず記載をお願いします。コース確定後の変更は承れませんので、予めご了承ください。

 

③推薦書

所属先のある方は必ず所属先の研修参加の了承を得てください。なお、推薦書は、書式不問です。推薦書が用意できない場合は、その理由を記載してください。自営の方や所属先のない方は不要です。所属先にて応募者ご本人が代表を勤めている方も必要ありません。ファイル名は「氏名_3推薦書」として、PDF化して提出してください。

 

(3)応募

応募期間内に「PARTNER」の応募画面から応募してください(予め応募書類をご準備ください)。

①以下のURLから「PARTNER」にアクセスし、画面右上の“ログイン” をクリックして「PARTNER」にログインします。
「PARTNER」のURL http://partner.jica.go.jp/

② 「研修セミナー情報」画面から該当のセミナー情報を検索し、「WEBから応募する」をクリックしてください。

③ 上記(2)の応募書類を添付してPDF化して提出してください。

注意事項

■修了証の発給
全日程の研修を修了された受講者へ、研修修了証書をお渡しします。

 

■その他

本研修修了後、2025年12月19日(金)18:00~19:30に、JICA経済開発部主催にて、各国のSHEPアプローチ活用事例の紹介・意見交換を通じ、同アプローチの更なる理解促進を図ることを目的とした「市場志向型農業振興(SHEP)能力強化研修フォローアップ講座」を開催予定です。別途JICA経済開発部からご案内いたしますので、ぜひご参加ください(参加任意)。

 

■留意事項

(1)研修期間中の盗難、紛失、事故等については、JICAは一切責任を負いません。予めご了承ください。

(2)研修実施に影響を及ぼすため、合格後の辞退は出来るだけご遠慮ください。

(3)円滑な研修運営に支障を来す恐れがあり、受講者本人や他の受講者の不利益になるとJICAが判断した場合は、その後の研修参加をお断りす る場合があります。

(4)研修修了一定期間の後、研修後の国際協力事業へのかかわり等に関するフォローアップ調査をアンケート形式で実施しますので、回答にご協力願います。

(5)受講のために必要な経費は自己負担となります。(宿泊先の紹介および斡旋は行っていないところ、あらかじめご了承願います。)

(6)オンライン受講に必要となるPCや安定したインターネット環境(Wi-Fi等)等は受講者でご準備ください。対面研修の際にはノートパソコンをご持参いただくようお願いいたします。

(7)所属先推薦書を含む応募書類に虚偽の記載が判明した場合、選考合格を取り消すとともに、修了証の発行は致しません。

選考方法

応募書類を審査の上、2025年11月17日(月)を目途に、下記の「PARTNER」のマイページ上で合格者の応募案件番号(受付番号)を発表します。「PARTNER」にログインし、マイページの「PARTNERからのお知らせ」をご確認ください。書面による通知及びJICAホームページ上では発表しません。

ご自身の応募案件番号(受付番号)は受領通知メール、又はマイページ「メールボックス」の「受信BOX」で「【PARTNER】研修・セミナーへの応募送信完了のお知らせ」を参照ください。

なお、選考結果に関する個別のお問い合わせには一切お答え出来ませんので、あらかじめご了承願います。
「PARTNER」のURL https://partner.jica.go.jp/

開催団体のお知らせページ
https://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html

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お問い合わせ先

担当部課
人事部開発協力人材室
担当者氏名
草野 むつみ
電話番号
03-3269-3471
メールアドレス
hrgtc@jica.go.jp
ホームページ
http://www.jica.go.jp/
担当者から一言

現在、SHEPアプローチはアフリカ、アジア、中東地域等多くの国において展開されてきました。
今後は園芸生産に限らず、稲作や畜産など様々なプロ ジェクトにおいてSHEPアプローチの活用の推進を予定しており、さらに国際機関や民間企業、NGOとの連携によるSHEPアプローチ の更なる普及も期待されています。様々な分野の方々を幅広く受け入れておりますので、SHEP アプローチに基づいた事業形成・運営について一緒に考えてみませんか。皆様のご応募をお待ちしております。

団体情報詳細
設立目的・事業内容
独立行政法人国際協力機構法(平成14年法律第136号)に基づき設立された独立行政法人で、開発途上地域等の経済及び社会の開発若しくは復興又は経済の安定に寄与することを通じて、国際協力の促進並びに我が国及び国際経済社会の健全な発展に資することを目的とする。
活動対象分野
援助アプローチ/戦略/手法、市民参加、多岐にわたる分野
活動実績(海外)
・開発途上国への技術協力  研修員受入  専門家派遣  機材供与  技術協力センター設置・運営  開発計画に関する基礎的調査 ・有償資金協力  円借款  海外投融資 ・無償資金協力  ※外交政策の遂行上の必要から外務省が自ら実施するものを除く。 ・国民等の協力活動の促進 ・海外移住者・日系人への支援 ・技術協力のための人材の養成及び確保 ・調査および研究 ・緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与 ・国際緊急援助隊の派遣
活動実績(国内)
・開発途上国への技術協力  研修員受入  専門家派遣  機材供与  技術協力センター設置・運営  開発計画に関する基礎的調査 ・有償資金協力  円借款  海外投融資 ・無償資金協力  ※外交政策の遂行上の必要から外務省が自ら実施するものを除く。 ・国民等の協力活動の促進 ・海外移住者・日系人への支援 ・技術協力のための人材の養成及び確保 ・調査および研究 ・緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与 ・国際緊急援助隊の派遣
所在地
102-8012
東京都 千代田区二番町 5-25 二番町センタービル
設立年月
2003 / 10