国際キャリアフォーラム (オンライン開催)

イベントレポート

PROGRAM

プログラム

19:35~20:55
狩野 剛
一般社団法人 ICT for Development 代表理事/University of Michigan, PhD Candidate/
神戸情報大学院大学・宮崎大学 客員教授



一般社団法人 ICT for Development(以下ICT4D)は、ICT(情報通信技術)を使った国際開発に取り組み、メディア運営、ブログでの情報発信、講演、セミナー、企業へのアドバイスなどを行っています。主にテクノロジー、国際開発などの分野の世界中のニュースやプロジェクトについて発信しています。


狩野氏:

「ICTとの出会いは、大学時代。当時は若手IT社長たちの起業が著しい “ITバブル時代”と呼ばれていて、感化された私は、マッチングサービスを行う会社でインターンを経験しました。初めてプログラミングを独学で勉強してみると面白かったんです。卒業旅行でタイ、修士時代にはミャンマーへ行きましたが、インターネットさえあればいつでもどこでも学べるというICTの可能性を開発途上国の人に味わってほしいと感じました。こうした学生時代に感じたことが、今のキャリアにつながる原体験となっています。


新卒で野村総研に入社後、多国籍・多企業でチームを組んでプロジェクトを動かし、マネジメントの基礎を学べたことは良い経験だったなと感じています。上海出張で現地のスーパーエリートたちと仕事をする一方、少し路地裏に入ると貧困層が暮らす環境で『自分は何のために、誰のために仕事をするのだろう?』という思いが強く残りました。その後、偶然JICAの“フィリピン高度IT人材育成プロジェクト”のサイトを見つけ、『ITと途上国、両方を仕事にできるのか!』と衝撃が走り、JICAへの転職を志しました。


JICAに転職した後、IT関連プロジェクトの担当として、2年間で10ヶ国以上回り、IT国家資格導入やIT人材育成、日本とのビジネス連携などを行い、多くのことを学びました。ICT4Dのブログを開設したのもこの頃です。とにかくアンテナを高く、情報を発信すると情報が入ってくるようになります。目標の立て方が分からないという人は、『7年後の自分はどうなっていたいか』ということを想像してみてください。また、『その目標を達成した自分にワクワクするかどうか』を判断基準にすることをオススメしています。なぜかというと、その姿にワクワクするならば、自分がやりたいことかつ、難しすぎず易し過ぎない目標だと頭の中で判断しているはずで、目標設定の方法として実はすごく理にかなったものであると私は考えているからです。」


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