職務内容
- 職務分野
- 農業開発/農村開発、援助アプローチ/戦略/手法
- 配属先
- 農業畜産水産省
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- 2019年12月上旬~2021年12月上旬(予定) ただし、2019/10/01からの1週間、赴任前研修を受講していただきます。ご都合に応じて、上記日程もしくは2019年11月5日から1週間の日程で実施される回のいずれかをお選びいただけます。業務の状況等により双方の合意のもと当初期間含め最大3年を超えない範囲で延長する可能性があります。 なお、派遣時期及び派遣期間については変更の可能性もある点をご了解ください。また、書類選考、面接選考に加え、健康診断に基づく当機構顧問医による判定を経て、派遣が最終的に決定されます。詳しくは「健康診断について」(http://partner.jica.go.jp/resource/1522488102000/jicasJobView/jicas_job/pdf/health.pdf)をご覧ください。
- JICAからのひとこと
- アフリカにおける農業振興に関する知見をお持ちの方に、その経験をウガンダで活かして頂くことを期待しています。 ウガンダでのお仕事の経験がなくとも、他のアフリカ諸国での類似ご経験をお持ちの方などからの積極的なご応募をお持ちしております。
- 求められる資質と能力
- 本件で求められる資質と能力は以下の通りです。
- 分野・課題専門力:★★★
- 総合マネジメント力:★★
- 問題発見・分析力:★★★
- コミュニケーション力:★★★
- 援助関連知識・経験:★★
- 地域関連知識・経験:★★
- [★★★:非常に重視する ★★:重視する ★:参考程度 -:不問]
- ※格付けについて
- ※国際協力人材に求められる6つの資質と能力について
- 案件の背景
- ウガンダは年平均気温21~25℃、年間降水量800~1,500mmと農業に適した自然条件を有しており、ウガンダにおける農業はGDPの約2割、輸出の約5割、雇用人口の8割近くを占める基幹産業である。しかしながら、農業技術が未熟な上に、流通システムが構築されていないため、農業生産性及び収益性の改善、および低所得の農民層の所得向上が課題となっている。 そのため、ウガンダ政府は第二次国家開発計画(National Development Plan: NDP II)(2015/16-2019/20)において、農業を経済発展のための優先セクターと位置付け、「生産量・生産性向上」、「農業振興に係る種子生産、肥料、機械化、水管理の強化」、「農業畜産水産省及び関係機関の制度強化」の3つのプログラムのもと農業開発を推進している。また、農業セクター戦略計画(Agriculture Sector Strategic Plan:ASSP)(2015/16-2019/20)では「競争力、収益力、持続性」のある農業の実現をビジョンとして掲げており、自給的農業から商業的農業への転換による農村部の所得向上を促進している。 係る状況の下、各援助機関はNDP II及びASSPに基づき支援を実施しているが、農業畜産水産省(Ministry of Agriculture, Animal Industry and Fisheries: MAAIF)の援助窓口である計画局は、各援助機関による支援を効率的かつ効果的に活用できているとは言い難い状況にあるとともに、今後のNDP及びASSPの改訂を見据え、農業計画アドバイザーには、MAAIFの計画・調整能力強化を通じたMAAIF事業の円滑な実施に貢献が求められる。 また、日本による農業セクター協力を効果的に実施し、日本とMAAIFの協力関係を強固にするために必要な支援も本アドバイザーに求められる重要な役割である。 農業セクターにかかる日本の支援は、ウガンダ全土を対象にしたコメ振興及び北部地域における生計向上に注力している。特にコメ振興の分野では、ウガンダにおけるリーディングドナーとして、第二次国家コメ振興計画(National Rice Development Strategy: NRDS)の策定支援、「コメ振興プロジェクトフェーズ2(2019-2024)」、「アフリカ稲作振興のための共同体フェーズ2(Coalition for African Rice Development: CARD2)(2019-2030)」を通じ、今後のウガンダにおけるコメ振興に向けた協力案件の相乗効果及び政策への反映を図っていく必要がある。さらに、東部地域においては、灌漑開発を通じた効率的なコメ生産に係る協力として「アタリ流域地域灌漑施設整備計画(2018-2023)」及び「アタリ流域地域灌漑施設維持管理能力強化プロジェクト(2020年度協力開始予定)」が展開される。ウガンダ政府はこれら事業を通じた灌漑開発のモデル化を目指しており、本アドバイザーには協力案件の円滑な実施及び制度化に係る促進支援も期待される。 元国内避難民の再定住化が進む北部地域においては「北部ウガンダ生計向上支援プロジェクト(2015-2020)」を通じた小規模農家の生計向上のため、市場志向型の野菜栽培・販売、及び栄養改善活動等を通じた生活の質の向上支援を行っている。同プロジェクトの終了を見据え、今後は教訓抽出及び次期案件の検討に係る情報収集や分析、MAAIFとの調整が必要となる。 このような背景を踏まえ、MAAIFより本アドバイザーの要請がなされた。なお、当該分野アドバイザーは2003年よりMAAIFに継続的に派遣されているが、絶えず変化するウガンダの農業セクター及び日本の農業支援を包括的に俯瞰し、政策レベルでの適切な助言及び事業実施支援が求められる。
- 業務/委嘱の目的
- ・MAAIFによる政策策定及び推進、事業実施が促進される。 ・MAAIF及び日本の協力関係が強化される。
- 期待される成果
- ・MAAIFの計画・調整能力、実施監理能力が強化される。 ・ウガンダの農業セクター計画及び日本の協力方針・展開に基づき、円滑に事業が実施される。
- 業務内容
- ・JICAが実施する案件の情報及び知見を継続的に整理・抽出する。
・農業セクターにおける各種戦略・計画の策定及び改訂、他ドナーとの援助調整に係る情報を収集し、必要な側面支援を行う。
・MAAIFによる案件発掘・管理、実施監理、評価にあたって必要な情報集及び助言を行う。
・農業セクターのドナーや関連企業の動きについて情報収集及び分析し、JICAに報告する。
・JICA及びMAAIFが主催する会議等に出席し、必要な助言を行う。
・日本の対ウガンダ農業セクター支援をより効果的なものとするべく、JICAに対し案件発掘・形成、実施監理等に関する側面支援を行う。
※現時点での案件であり、今後変更される可能性があります。 - チーム構成(日本側専門家構成)・プロジェクト全体構成
- 農業畜産水産省の援助窓口である計画局に本専門家1名が配属されます。
- 案件関連参考情報
応募条件
- 語学力
- 英語
- 英語 以下のレベル以上であること 1)高いコミュニケーション能力を有する。 2)TOEIC730点、TOEICS&W290点、TOEFL550点(CBT213点、iBT79点)、英検準1級、国連英検B級、IELTS 6.0、ケンブリッジ英検FCE以上 ※その他の資格試験については、 「専門家語学ガイドライン」参照。
- 学位
- 修士あるいは同等程度
- 類似業務経験年数
- 10年以上
- 青年海外協力隊経験
- 不問
- その他必要な業務経験・能力
- 以下の経験が必須
●JICA専門家の経験
●農業振興に関する業務経験
●農業分野の国内外における業務経験
待遇
- 待遇
- 本公募対象案件の待遇は、JICAの規定に基づき、旅費(外国旅費および日本国内の内国旅費)、派遣手当(在勤基本手当、住居手当、家族手当、子女教育手当等)を支払います。また、本邦における所属先の有無等により、所属先への人件費補てんまたは国内俸を支給します。
ただし、次の1から3のいずれかに該当する方(JICAから派遣されている専門家、ボランティア等の人員も含みます。)は、上記によらず旅費、在勤基本手当を含む派遣手当、国内給付、その他福利厚生及び旅行制度等の待遇が異なることがありますので、必ずこちらをクリックし、関連資料を確認したうえでご応募ください。
1.専門家に内定した時点で海外に在勤・居住している場合
2.専門家として第三国(日本及び任国以外の国)から任国に出発する場合(専門家の赴任前研修、その他私用などで本邦にて短期間滞在する場合を含む。)
3.日本以外の特定の一か国(以下「特定の国」という。)が、専門家の生活の本拠地と認められる場合。
※各種手当は、毎年10月1日に定期改正されます。
応募について
- 応募方法
- 1.国際協力人材登録の完了
応募にあたっては、国際協力人材登録を完了していることが必要です。
※新規登録手続きには、3営業日程度を要しますので、お早めに登録下さい。
※簡易登録ではご応募できませんので必ず「国際協力人材登録」を完了させて下さい。
2.必要書類一式の添付
募集期間中に以下の必要書類をPARTNERのマイページ上で提出していただきます。PARTNERにログインした状態で各求人情報のページを開き、最上部もしくは最下部の「この案件に応募する」ボタンから応募画面で、以下の必要書類を添付してください。マイページを使用しての応募方法の詳細は公募案件FAQ集をご確認ください。なお、マイページの応募機能で添付できるファイルのサイズは1ファイル5MB、総容量10MBまでとなっておりますのでご留意願います。
(1)専門家履歴書(提出必須) ※PDFで提出
国際協力人材登録後、画面下部「履歴書作成はこちら」(ログイン後表示されます)より作成いただけます。本機能で作成した専門家履歴書以外で応募いただいた場合、失格となりますのでご注意ください。PDFファイルのタイトルについては次の例にならって履歴書、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:履歴書(国際太朗)20130301.pdf)。履歴書作成にあたり、直近(2010年以降)の職歴については、長期にわたる空白期間がないよう記載ください。3か月以上の空白期間がある場合、説明(例:自己研鑚、育児介護など)を付すようにお願いいたします。不明な期間に関して、直接お問い合わせをすることもあります。なお、入力手順に不明点がある場合は、PARTNERを運営しているPARTNER事務局(jicahrp@jica.go.jp)までお問い合わせ下さい。
記入例は、こちらをご確認ください。
(2)写真(提出必須) ※「Word」ファイルに添付して提出
Web応募では履歴書の写真欄に写真の添付ができなくなりましたので、別途履歴書用の写真をWordファイルに添付してご提出ください。提出にあたっては写真貼付台紙をご活用ください。写真は6ヶ月以内の撮影で、前向き、上半身、脱帽のものとしてください(デジタルカメラ等で撮影したものでも可)。Wordファイルのタイトルは次の例にならって、応募者氏名、提出日の順に記載ください(例:国際太朗(20130301).doc)。サイズオーバーにご注意願います(ファイルの推奨サイズ200KB程度)
(3)業務企画書(提出必須) ※「Word」ファイルで提出
氏名、応募案件名を明記の上、応募する案件の業務内容を踏まえ、以下の点について記述して下さい。なお、様式はありませんが、形式はA4版(縦ページ・横書)、目安として1行の文字数を35字及び行数を35行程度とし、分量は3枚以内となるようにして、Wordで作成し添付して下さい。Wordファイルのタイトルについては次の例にならって業務企画書、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:業務企画書(国際太朗)20130301.doc)。
なお、複数(2案件まで)の公募案件へ応募を希望される場合、業務企画書および、応募連絡書備考欄へ記載してください。
① 本件業務に「求められる資質と能力」の内、特に「★★★」並びに「★★」としている項目を参考にして、本業務に対応可能であることを説明して下さい。 なお、以下の点を含めるようにして下さい。
a. ご自身の長所・短所
b. 具体的な経験・実績
② ご自身で収集した本案件に関連する情報を分析したうえ、本業務を進める上でご自身が優先的な取組みが必要と考えること、留意すべきこと、具体的に実施しようと考えていることについて述べて下さい。
③ ご自身の事務処理について経験例を挙げて、自己評価して下さい。(業務調整の場合は、経理処理についても、具体的な経験を引用し、自己評価して下さい。)
※なお、履歴書上で、公募条件に「必須」と記載の条件を満たしているかどうかの有無が確認できない場合、業務企画書中に「必須」の条件を満たすことを示す経験、資格等を記載して下さい。
(4)語学資格証明書(写) ※PDFで提出
語学証明書の内容は選考の際に重視しておりますので、語学力を証明する書類を添付して下さい。 PDFファイルのタイトルについては次の例にならって語学資格証明書(写)、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:語学資格証明書(国際太朗)20130301.pdf)。
(5)海外居住状況確認書(提出必須) ※「Word」ファイルで提出
派遣時の待遇を検討するため、海外居住状況確認書に回答のうえ、添付してください。Wordファイルのタイトルについては、次の例にならって記載してください(例:確認書(国際太朗)20130301.doc)。選考に関わるものではありませんが、必ず提出してください。 - 応募書類
- ・専門家履歴書
- ・業務企画書
- ・写真(所定の写真貼付台紙に貼り付け)
- ・語学証明書
- ・海外居住状況確認書
- 募集人数
- 1名
- 募集期間
- 2019/07/12 00:00 ~ 2019/07/24 12:00
- 選考手順
- 書類選考、面接選考、語学証明書、健康診断の結果等を総合的に判断して候補者を決定します。
1. 応募書類に基づく書類選考結果通知
8月7日頃までに、書類選考結果をPARTNERに登録されたメールアドレスに通知します。書類選考合格者に対しては別途面接前検査(Web経由)のご案内をしますので、必ず事前に受検をお願いします。
2. 面接選考
8月14日(予定)
※事前に案内した面接前検査(Web経由)を受検していることが必要となります(受検されない場合、面接選考の対象外となります)。
※原則として当方が指定した日程以外での面接は実施しません。
※なお、面接は原則として東京都千代田区二番町のJICA本部にて行います。面接予定日に海外に滞在しており、一時帰国が困難な場合にはJICA在外事務所のテレビ会議を使用して面接を行うことが可能な場合もありますので、応募画面で必ず申告してください。
3. 面接選考結果通知
8月26日頃までに、面接選考結果をPARTNERに登録されたメールアドレスに通知します。
4. 面接選考合格後に健康診断等を実施します。
※選考結果及びその理由についての個別の照会には一切お答えできません。また、応募書類は返却いたしませんのでご了承ください。 - 応募時の注意事項
- 【全公募案件共通の応募条件】
次のいずれかに該当する方は応募できません。また、内定後に該当することが判明した場合は不合格または派遣中止とします。
・JICA案件に従事中で、派遣予定時期までに当該業務が終了しない方。
・開発途上国に滞在して業務を遂行していただくため、70歳以上の方は応募いただいても意に沿えません。
・本件ポストの対象国等において、同ポスト職務に関係する民間企業の業務に就業していたなど、利益相反が生じると判断される方。
以下に該当する方は、必ず応募時にお知らせください。
・本件以外のJICA案件に応募・選考中または応募予定の方は、応募画面の備考欄に必ずその旨記載してください。ただし、募集ポストによっては複数同時応募を禁止しているものもありますので、他の募集要項での応募制限の有無をご確認ください。なお、公募同士の応募は最大2件までとします。ただし、複数案件書類選考合格となった場合、原則として、先に面接選考合格となった案件が派遣案件となります(先行案件の合格通知と同時に、もう一つの案件の人選プロセスは審査対象外となります)。予めご了承ください。
選考後、派遣を決定するために必要な条件
選考に合格した後、以下の条件が整うことにより派遣が最終的に決定されます。また、派遣国の治安状況等によっては派遣の延期、中止となる可能性があります。
・健康診断に基づく当機構顧問医の判定
・語学証明書の提出が無い場合、原則として、語学要件を満たすレベルの語学資格の取得
なお、下記の点についても留意の上ご応募ください。
・JICA案件に従事中の方は、本件に応募するために、任期を短縮、もしくは辞退することは原則認められません(草の根技術協力、技術協力プロジェクト、開発計画調査型技術協力等、所属先が法人として請け負っている業務に従事している場合も含む)。
・なお、現在JICA専門家等として派遣中の方で、仮に本公募に合格し、継続し派遣される場合でも、原則として新規派遣とみなされます。
【個人情報の取り扱い】
当機構では、個人情報の保護を目的として、応募者からの提出を受けて保有する個人情報について、以下のとおり、管理・保護いたしますので、同意の上、提出願います。
1.応募書類に含まれる個人情報は、当機構において適正に管理し、情報漏えい防止に最善を尽くします。
2.応募書類は、個人情報保護関連法令等で定める場合を除き、当機構が実施する技術協力専門家等派遣事業における審査・派遣手続き(派遣前中後)・公募に関する統計処理以外の目的では、使用いたしません。
【公募案件】(新規)ウガンダ 個別専門家 農業計画アドバイザー
独立行政法人 国際協力機構(JICA) 調達・派遣業務部 人材確保課
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