「副業で国際協力」という新しい形で、世界を変える。
荒井 昭則さん
国際協力NGO/NPO / 特定非営利活動法人コンフロントワールド / 20代
キャリア年表
大学学部生
2012~2017年
工学部で金属工学を専攻。在学中に世界の様々な国でボランティア活動を行う。
民間企業
2017年~現在
大手人材会社に就職。その後医療系IT企業に転職。
NPO/NGOスタッフ
2018年~現在
会社員を続けつつ、副業で、特定非営利活動コンフロントワールドを設立。設立後、代表理事に就任。
国際協力未経験者が、アフリカに水や石鹸を届ける挑戦。
国際協力に興味をもったきっかけは何ですか?
これまでにどのようなキャリアを歩んでこられましたか?
学生時代に海外でボランティア活動を行っていたので、就職先も”国際協力”に関わる民間企業や政府機関を希望していましたが、「給与が安くて奨学金が返せそうにない」、「固い組織で自分には合わなそう」などの理由で、その選択肢を断念しました。結果的に、国際協力と関わりのない企業に就職しましたが、「国際協力について何かしたいな」と思っていました。たまたま知り合った団体の手伝いをしていたところ、その団体が法人化することになり、NPO法人コンフロントワールドを設立、その後代表理事に就任しました。
現在の業務について、具体的にどのようなことを担当されていますか?
代表理事として、メンバーのマネジメントを行っています。NPO法人コンフロントワールドは、アフリカでの貯水タンク建設、石鹸生産施設の設置、学校建設、難民支援に加え、ペルー刑務所発ファッションの日本販売なども行っています。支援的な活動からビジネス的な活動まで、学生と副業で活動している社会人20名ほどで取り組んでいます。私はメンバー一人ひとりが価値を発揮し、団体として世界へのインパクトを最大化するために、採用、配置、戦略策定、現地とのコミュニケーションまで幅広い活動をメンバーと共に行っています。サッカーに例えていうと、フォワードやキーパーから監督の役割まで全般を担っています。
現在の業務でのやりがいや仕事の魅力は何でしょうか?
自分たちが活動すればするほど、水や石鹸が行き渡るのを実感できる点です。本業では大きな事業の一員となっているのですが、NPO法人コンフロントワールドでは数人で一つの事業を行い、自分の動きが現地への価値の提供にダイレクトに繋がっているという”手触り感”があります。本業の経験を別の場所で活かす経験ができ、本業では見られない視点で物事を考えることが出来ます。例えば、事業戦略、組織の展望など、本業では考えないようなことまで副業では考える必要があります。副業での活動は、自分の本業にもメリットがあると感じています。
今後の目標やキャリアプランをお聞かせください。
私は日本でも数少ない”20代のNPO代表”です。また、”副業でNPOを経営する”ことも、今まで少なかったキャリアプランだと思っています。その強みを活かし、現地での活動拡大は勿論ですが、”副業で国際協力に関わる”若者を増やしていきたいと思っています。別の仕事をしながらでも国際協力に関わる人がもっともっと増えていけばきっと世界はより良くなり、コンフロントワールドのメンバーの働き方を日本人全員が知れば、絶対に世界は良くなると信じています。
国際協力の道を目指す方に向けてのメッセージをお願いします。
国際協力の道は先人たちが創ってきたものであり、これからの国際協力は皆さんが創っていく番だと思っています。私も”副業で国際協力”という新しい道を創っていきますので、一緒に国際協力の活動を盛り上げていきましょう。
キャリア相談
実際に国際協力でのキャリアを始めるにあたり、不安なことや、キャリア形成についてのご相談に対して相談員がアドバイスをします。
無料でご相談いただけます
- キャリア相談を受けるには、人材登録が必要となります。