マーケティングで平和をつくる。資金調達で「支援」を支える。
島 彰宏さん
国際協力NGO/NPO / 認定NPO法人テラ・ルネッサンス / 30代
キャリア年表
大学学部生
2009~2013年
滋賀大学経済学部で開発経済学を専攻。
大学院生
2014~2016年
神戸大学大学院国際協力研究科で地域協力政策を専攻。アフリカの紛争、平和教育を研究。
会社員
2016~2017年
WILLER株式会社で、インバウンドマーケティングを実践。主に、オンライン広報、広告を担当。
NGO職員
2017年~現在
認定NPO法人テラ・ルネッサンスで、ファンドレイジング・啓発及び、佐賀・台湾事務所設立を担当。
企業からNGOへ転職。ビジネスで得たスキルを活かす。
国際協力に興味をもったきっかけは何ですか?
これまでにどのようなキャリアを歩んでこられましたか?
学部生の時に国際協力のキャリアに進みたいと考え、まずはもっと知識を得たいという気持ちがあったので、大学院進学を選びました。そこで、ケニアの現地調査を経験し、支援現場の様子を肌で感じることで、「国際協力」を肌で感じることができる場所と感じた「NGO」で、仕事をしたいと思うようになりました。NGOで仕事をするために、まずは社会人としてのスキルや経験を積んでからと思い、WILLER株式会社に就職しました。
WILLERでは、マーケティング業務に従事しながら、広報や広告に関するスキルを身に付けました。そして、現在所属の認定NPO法人テラ・ルネッサンスへ転職し、前職のスキルを活かしながら、主にファンドレイジング、啓発の業務に従事しています。
現在の業務について、具体的にどのようなことを担当されていますか?
主にファンドレイジング(資金調達)・啓発に関する業務を行っています。ファンドレイジングでは、マーケティングスキルを活用して、戦略策定し、認知拡大のための方法、メールやSNSでの発信内容、寄附受付までの導線設計など施策を実施。そして、結果分析をして、より多くの方から支援をいただくための業務を行っています。弊会の活動や国際的な社会問題について伝え、ひとりひとりに何ができるのかを考えるための啓発活動として、学校や企業に向けた講演・授業も行っています。さらに、これらのファンドレイジング・啓発を日本国外でも実践するための海外進出(台湾)に関連して、事務所・法人設立に関する業務を行っています。
現在の業務でのやりがいや仕事の魅力は何でしょうか?
今後の目標やキャリアプランをお聞かせください。
マーケターとして自団体の資金調達に貢献し、さらに大きな組織へと成長させることが目標の1つです。自分の、そして団体の目標である「世界平和の実現」のためには、組織自体の支援の規模拡大と、より多くの人に組織に関わってもらう必要があります。それを自分のマーケティングのスキルで達成していきたいと思います。また、他団体に対しても、ファンドレイジング強化の伴走支援(コンサルティング)としての関わりを増やしていきたいです。自分のスキルを活かしながら、他団体が取り組む社会課題の解決に貢献するなど、自団体の取り組みだけでない自分ができる社会課題解決の道を作っていきたいと思います。
国際協力の道を目指す方に向けてのメッセージをお願いします。
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