世界を飛び回り、技術を携えインフラ整備に貢献。
和田﨑 泰明さん
開発コンサルティング企業 / 日本工営株式会社 / 30代
キャリア年表
大学学部生
2011~2015年
大阪大学で工学(土木)の学士号を取得。長期休暇中は海外旅行でアジアなどを訪問。
大学院生
2015~2017年
大阪大学大学院で工学の修士号(土木)を取得。修士1年次にはバングラデシュでのインターンに参加。
開発コンサルタント
2017年~現在
新卒で日本工営株式会社に入社。鉄道事業部所属の開発コンサルタントとして勤務。
開発コンサルタントに求められるのは聴く力と提案力。
国際協力に興味をもったきっかけは何ですか?
これまでにどのようなキャリアを歩んでこられましたか?
新卒で入社後、カンボジアやミャンマーなどの東南アジア、バングラデシュ、中米、東欧モルドバなど世界各国でのプロジェクトに参加しました。担当したのは、国際物流マスタープランの策定業務や地下鉄の新規建設プロジェクトなど、計画段階から実施段階まで、様々な経験をすることができました。また、本社の法務系の部署に1年半ほど在籍したこともあり、その時は海外業務で使われる英文の入札図書や契約書をレビューをするという、少しエンジニアとは離れた業務も行いました。英文契約書は海外業務では頻繁に目にしますし、自分で修正する機会も多いので、良い経験でした。
現在の業務について、具体的にどのようなことを担当されていますか?
バングラデシュのダッカで、全長20kmの地下鉄を円借款で整備するプロジェクトに参加しています。ダッカの人口密度は世界有数で、交通渋滞が深刻な問題になっています。私は契約担当エンジニアとして、工事業者を調達するための入札図書の作成や、入札評価の支援業務を行っています。また、JICAや経済産業省から調査業務を受託し、中米や東欧での鉄道などのインフラ整備に係る調査を行っています。具体的には、中米の物流改善のためのマスタープランを策定したり、中米・カリブ地域における今後の日本の協力の方向性などを検討したりする業務に参加しました。中米各国に出張し、現地調査や政府機関職員との協議を踏まえ、報告書を作成しました。
現在の業務でのやりがいや仕事の魅力は何でしょうか?
今後の目標やキャリアプランをお聞かせください。
世界のインフラ市場を舞台に、自分自身で色々なことを提案できる開発コンサルタントはとてもやりがいに満ちた仕事だと考えています。今後は案件の発掘から事業実施のプロセス、またインフラの完成など色々なフェーズを経験して知見を広めるとともに、多くの方に信頼をしてもらえるコンサルタントになりたいと思います。特に、自らインフラ開発プロジェクトを発掘し、事業化の実現を経験してみたいと思います。また普段の業務に加えて、学会発表など、社外活動にも積極的に取り組みたいです。
国際協力の道を目指す方に向けてのメッセージをお願いします。
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