第42号 PARTNERコラム「国際機関で働く」という選択肢~ケニアのJPOから~(その2)
【やりがいを感じる瞬間:難民の方との交流】
ダダーブ難民キャンプ訪問時に知り合ったソマリア難民の方とは、今もSNSで交流させていただいています。新型コロナウィルスの影響で学校が休校するなか、ダダーブではラジオを通じて子どもたちが学んでいることを伺いました。ラジオ自体も高価なので、すべての家庭にはなく一つのラジオを囲んで勉強します。教師の方々が家庭訪問をして、ソーシャルディスタンスを保ちながら少人数教育もしているとのことです。
どんな状況でも学びたい生徒たちと、教えたい教師の方々がいることに胸が熱くなります。長期戦が予想されるケニアのコロナ禍、ぜひ耐え抜いていただきたいです。
【国際色豊かなチームメンバーで】
国際機関で働くことの魅力の一つとして、国際色豊かなメンバーとの交流が挙げられます。国連WFP在ケニア東アフリカ地域事務所では、アメリカ・スイス・エリトリア・韓国・ケニアなど、様々な国出身のメンバーが集まっていますが「飢餓ゼロを目指す」という想いは共通しています。新型コロナウィルスの影響で仕事量も増加し、平日夜や土日もメールが飛び交う日々が続いていますが、チーム一丸となって奮闘しています。このコラムを読んでくださる学生・若手社会人の方々に、国際機関という働き方を選択肢の一つとして考えていただければありがたいです。
【参考】
・国連WFP協会インタビュー記事・前編「数字に命を吹き込め~日本人職員に聞く~」
https://ja.news.wfp.org/20-16-c8d7f000432
https://ja.news.wfp.org/20-21-268ea2ebbecd
・「新型コロナと闘うWFP~ケニアでの視点」
https://ja.news.wfp.org/20-28-a8edede081c1
国連WFP在ケニア東アフリカ地域事務所
予算担当官(JPO)
田島大基
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