第10号 PARTNER便り 世界から「ありがとう」

きょう6月13日は、「小さな親切運動スタートの日」だそうです。

「小さな親切運動」は、1963年のこの日に、東京大学の卒業式で当時の茅誠司総長が「小さな親切を勇気をもってやっていただきたい。そしてそれが、やがては日本の社会の隅々までを埋めつくすであろう親切というなだれの芽としていただきたい。」と語ったことがきっかけとなって始まりました。
「できる親切はみんなでしよう、それが社会の習慣となるように」をスローガンに、あいさつ運動や環境美化運動、車いすの寄贈等が行われています。参加されたことのある方も多いのではないでしょうか。

「ありがとう」の言葉には、行動した方もじんわりと温かい気持ちになります。

そんな想いで、世界とつながるプログラムがあります。
「世界の笑顔のために」プログラム。
開発途上国で必要とされている、スポーツ、日本文化、教育、福祉などの関連物品を日本の皆さまからご提供いただき、世界各地で活動中のJICA海外協力隊を通じて、現地の人々へ届けるものです。
ボールやリコーダー、書道セット…使われないまま眠っている物が、それを必要としている世界の人々の笑顔につながります。

ソフトボールの道具や柔道着が届き、笑顔のザンビアの子どもたち
(写真提供:元海外協力隊員・多田春奈さん)

大切にしていたものを、世界のどこかで誰かがまた大切に使ってくれる。
そう思うと、世界から届く「ありがとう」に、「こちらこそありがとう」と言いたくなるような、温かい気持ちになりませんか。

「世界の笑顔のために」プログラム 詳細はこちら
https://www.jica.go.jp/partner/smile/
※2019年度募集は秋に実施予定です。

筆者がJICA海外協力隊時代に、プログラムで寄贈された国語辞典に対するお礼状の一部。

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