第13号 PARTNER便り 背中を押す言葉たち

昨年度のキャリアフォーラムの様子

「とにかく、まずやってみよう」

国際キャリアの分野で活躍する人々から、必ずと言っていいほど聞かれる言葉です。
昨年7月の「国際キャリアフォーラムin東京」基調講演に登壇いただいたWASSHA株式会社CEOの秋田智司さんは、ROOKIESのコラムでこう語っています。
「HAVE-DO-BEではなくBE-DO-HAVE。
何か始めるには、完璧な勉強や準備が必要。そう思っている人も多いと思う。実はそうではなくて、まずは『なりたい自分になる(BE)』ことが大切だ。海外でやりたいことがあるなら、『英語ができないから…』などと尻込みせずに、まず飛び立とう。アクションを起こせば、できないながらもやらなくちゃいけないし(DO)、いつの間にかできる(HAVE)ようになっているから!」

100%準備が整ってからでは遅い。「まだできないから…」と飛び込まないと、もうチャンスはやって来ないかもしれない。
「機会を見つけたら、スキルはまだ十分じゃないとしても飛び込む勇気を持とう」
アフリカでやりたいことを実現している秋田さんの笑顔が、心に焼き付いています。

《 でもやっぱり、語学力がないと、どうにもならないんじゃないの? 》

同じく、昨年の「国際キャリアフォーラムin東京」でお話ししていただいた、株式会社DOYA代表取締役社長の銅冶勇人さんは、 「世界で活躍するために必要なのは、語学力よりも人間力!」 と言い切ります。「英語はもちろんできたほうがいい。でも、英語ができないからといって何かをあきらめる必要はない。語学力がなくても、考えていることを伝えようと努力をしたら必ず伝えられるんだ。自分が言いたいことを事前にちゃんと準備していけばいいからね。それに、仕事をしながら育むことだってできるよ。僕は今でも語学がそんなにできるわけではないけど、アフリカの人とお互いを理解しあえていると感じる。一緒に楽しむこと、悲しむこと、喜ぶこと、そういう感情には言葉はいらないんじゃないかな。相手の思い、立場、文化をしっかり尊重し理解して考えないと、途上国でも日本でもビジネスはできないんじゃないかな。今はメールとかラインで簡単に連絡を済ませちゃうことも多いけど、 顔を合わせてちゃんと会話して、相手の気持ちを感じることが大切だと思うよ。 」(ROOKIESコラムより)

《 だけど、そこまでしても「やりたい!」と思えるものが見つけられる人って、特別だよね? 》

「国際キャリアフォーラムin福岡」に登壇していただいたドレミング ロンドンオフィス/代表取締役CEOの吉房純輝さん。「すごい人たち」がたくさん集まっていた中高一貫の男子校で「僕自身は、いたって普通の学生で。まわりの友だちは『やりたいこと』に突き進んでいくのに、自分は将来をハッキリ決められない。そういうところに、モヤモヤしていた時期もあった」。そんな中、「大学に入ってから世界を飛び回って、いろいろな人たちと関わって、途上国の光と闇を知って…ソーシャルビジネスに携わりたい、という気もちは生まれていた。でも、そのときはムリだと思ってあきらめたんだ。今の自分では、力量がぜんぜん足りないと思った。でも、他にやりたいことは見つからない。だから、いろんな会社を受けたよ」。就職活動の終盤で、日本銀行が新卒採用をしていることを知り、「自分の強み」になる専門性を身につけられる、と考えて 「今しかチャンスはない」 と飛び込みました。そして、今の国際キャリアに至ります。

3人の皆さんに共通しているのは、 「自分の心に従うこと」 「考えすぎず、やってみること」 「出会いを大切にすること」
そんな方々からパワーをもらい、 「自分なりの国際キャリア」 を見つけてみませんか?

★9/1(日)開催「国際キャリアフォーラムin京都」特設サイトは こちら
★背中を押す言葉が満載。ROOKIESコラム「地球規模で生きる人」は こちら

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