JICAインターンで得たもの

JICA人事部開発協力人材室で10月よりインターンシップをしている深澤智子さん(大学3年生)。PARTNER関連業務に携わってもらっています。「同世代の方々に『国際協力』を伝えたい!」という深澤さん。同期インターンへのインタビューを通して、その魅力や思いを伝えてくれています。そんな深澤さんは、どんな思いを持ってインターンシップに取り組んでいるのでしょうか? PARTNER担当が聞きました。

―JICAインターンシップに参加したきっかけは何ですか?

父が社会科の教員で世界についてよく話してくれたこと、また祖母がユニセフに募金をしていたことから、国際協力に関心を持ちJICAにも興味がありました。昨年ルワンダに交換留学し、現地のNGOでインターンをしたのですが、実際に訪れたルワンダはイメージと全く違いました。都市は整備され人も活気があるし、日本より人と人との繋がりを大事にしていると感じました。ルワンダの人々から学ぶことがとても多かったです。その経験を通して、国際協力は「支援する」ことではなく「学び合う」ことなんだと理解しました。「国際協力」というと、「すごいこと」で「自分にはできない」と感じる人も多いかと思うのですが、決して遠いものではないということを伝えたくて、このインターンポストに応募しました。

―実際にインターンシップをしてみて、いかがですか?

すごく視野が広がったと思います。同期のインターンにインタビューをしてPARTNERのFacebookで発信しているのですが、国際協力への考え方やインターンシップ参加のきっかけがそれぞれ異なり、課題意識もキャリアプランも様々です。各インターンの活動内容を知り、国際協力にはさらに多様な関わり方があることもわかりました。そんな「国際協力キャリアを目指す仲間」に出会えたことは、とても大きいです。これまで友達に「国際協力をしたい」と言うと、「すごいね」「私は無理」という反応が返ってきて、浮いてしまう感じがしていたので…。今のインターンシップ内容にも繋がるのですが、同じ志を持つ人々のコミュニティを作りたいなと思っていました。国際協力について語り合える仲間と繋がり、JICA本部での業務に携わり、改めて国際協力に関わりたいという思いを強く感じました。

―今後はどのようなキャリアを考えていますか?

やはり国際協力の道に進みたいです。今はその関わり方を考えているところです。現地で活動するか、現地で活動する人々を支えるか。私は最近、「サポートをする」ことも国際協力なんだと知りました。もっと世界を自分の目で見て体験して、たくさんの人に会って、色々な考えを吸収して、見極めていきたいです。
先日、インターンシップを通して出会った方が「国際協力は相手のコミュニティに関わろうとする責任さえあれば、どんな方法でも携われる」とおっしゃっていました。これからの道を選ぶにあたり、「自分が何をすれば正解か」ではなく「相手の求めることに対して自分ができること・したいことは何か」にフォーカスしていきたいと思います。

―同世代の方に、メッセージをお願いします。

国際協力は、本当に色々な関わり方があると思います。私も最初は、国際協力は途上国の現場で活動することだと思っていましたが、募金や国際交流で関わることもできます。「世界に目を向ける」ということは「貧困」や「環境」などの課題だけじゃなくて「音楽」や「料理」に興味を持つことも入ると思います。そんな風に、国際協力の幅広さと身近さを感じてもらいたいです。

メッセージを送る深澤さん
メッセージを送る深澤さん

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JICA人事部
開発協力人材室
砂子知香

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