それぞれの国際協力② JICAインターンインタビュー
伊藤 亜珠香さん(JICA横浜:総務課/海外移住資料館の来館者向け教育プログラムおよび広報業務補佐)
1.国際協力に関心を持ったきっかけを教えてください。
「一昨年アメリカ留学をした際、現地の小学校でボランティアをしました。そこでは子どもたちの勉強のサポートを行ったのですが、1時間ほど時間をもらい、日本の文化を紹介する授業を行いました。子どもたちに盆踊りを教えたのですが、その授業が本当に楽しかったんです!私だけではなく子どもたちも楽しんでくれて、担任の先生からはお褒めの言葉をいただきました。その時に自分たちが持っている技術や文化を色々な人に教えるやりがいや楽しさに気づき、そこから国際協力に興味を持ち始めました」
2.本インターンシップポストへの応募理由や活動内容について教えてください。
「私は2020年の4月から日系社会海外協力隊としてブラジルに派遣される予定でした。新型コロナの影響で派遣は一時中断になってしまったのですが、待機中も日系社会に関わりながら学びを深めていきたいと思い、日系の分野を専門的に扱っていて海外移住資料館のあるJICA横浜でのインターンシップに応募しました。主な活動内容は、資料館の教育プログラムや広報についてアイデアを提案し実現させるということをしています。具体的には、コロナ禍で自宅でも楽しんでいただけるような『おうちミュージアム』のコンテンツ制作に取り組んでいます。より多くの方に海外移住史に関心を持ってもらえるように工夫をしながら活動をしています」
3.伊藤さんにとって国際協力とは何ですか?
「途上国で教育支援をしたり医療支援をしたり、そういった国際協力のイメージが強くあると思います。もちろんそれも大切だと思いますが、私は世界中の人々と交流を深めるという形で関わっていきたいと思っています。私は小学生のころからバトミントンに打ち込み、大学生になっても指導や普及の面から競技に携わってきました。10年以上関わってきたスポーツで、世界中の人々を繋げていきたいですね。具体的には日本のバトミントン技術やジュニア世代の育て方を海外に広めていきたいと考えています。これは決して相手となる国が貧しいからということではなく、私たちが持っている技術を相手と共有し学び合うことで、お互いがより豊かになっていければと思っています」
4.今後のキャリアプランについて教えてください。
「海外協力隊としての派遣を待つ間、日本でできることはないか探していたところ、JICAのインターンシップを見つけ、すぐに応募しました。"インターン後はどうするのか"について今のところは特に考えていません。
環境が変化することが好きな性格なので、自由に考えていきたいと思います。 "ここに行ってこれをする!"という明確なビジョンはありませんが、今後も国際協力には何かしらの形で関わっていきたいと思いますし、実際に現地に行って自分が持つ知識や経験を使って様々な活動に取り組んでいきたいですね」
(2020年10月執筆)
JICA人事部
開発協力人材室 インターン
深澤智子
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